モニタデーモンのダウンが発生した場合の対処について説明します。
モニタデーモンがダウンした場合、RLPが閉塞状態になるため、利用者業務を停止した後にDCUの再構築が必要になります。リカバリ操作の手順を以下に示します。
正系ノードはログデータ転送休止状態になり、データベースの更新が待ち状態になっています。正系ノードでのdxaccumコマンドの実行により、RERUNログを正系ノードに蓄積し、利用者業務を再開してください。
モニタデーモンのダウンからのリカバリは、正系ノードでのモニタデーモンのダウン時のリカバリ手順と同じです。副系ノードにおいて、異常原因の調査と対処を実施後、DCUを再構築してください。
ノード間通信異常時の自動ノード切替えを行う場合
Mirroring Controllerを利用している場合で、ノード間通信異常時の自動ノード切替えを行うときは、正系ノードでの運用を継続します。
モニタデーモンのダウンからのリカバリは、正系ノードでのモニタデーモンのダウン時のリカバリ手順と同じです。副系ノードにおいて、異常原因の調査と対処を実施後、DCUを再構築してください。
ポイント
副系ノードをリカバリするまでの間、RERUNログは正系ノードに蓄積します。ノード間通信異常時の自動ノード切替えを行わない場合は、dxaccumコマンドを実行後に蓄積状態となります。
参照
正系ノードでのモニタデーモンのダウン時のリカバリ手順については“11.7.1 モニタデーモンのダウン”を参照してください。
DCUの再構築については“11.9 DCUの再構築”を参照してください。
データの蓄積状態の確認方法については“8.3 データの蓄積状態の確認とネットワークの接続”を参照してください。
ノード間通信異常時の自動ノード切替えについては “C.5.1 ノード間通信異常時の自動ノード切替え”を参照してください。