DBミラーリングサービスの開始後、副系ノードに異常が発生している状態では、正系ノードの利用者業務が停止することはありませんが、ノードを切り替えることができません。
このため、dxinfコマンドの実行結果やイベントログに出力されるメッセージを監視して、異常が発生した場合には早急にリカバリを実施してください。
なお、DB ミラーリングサービスがノード切替えできない状態で、正系ノードのデータベースに異常が発生した場合は、以下のいずれかの方法で利用者業務を継続してください。
副系ノードに切り替えて利用者業務を継続する場合は、利用者判断によるノード切替えを実施する
正系ノードで利用者業務を継続する場合は、異常原因を取り除いた後、データベースサーバの起動(監視プロセスの起動)およびBC 管理DB のメモリ常駐、DB ミラーリングサービスを開始する
参照
利用者判断によるノードの切替えについては“8.4.1.1 利用者によるノード切替えの契機となるメッセージ”を参照してください。
データベースサーバの起動については“8.1.2 データベースサーバの起動”を参照してください。
監視プロセスの起動については、“Connection Manager ユーザーズガイド” を参照してください。
BC管理DBのメモリ常駐については“8.1.3 BC管理DBのメモリ常駐”を参照してください。
DBミラーリングサービスの開始については“8.1.4 DBミラーリングサービスの開始”を参照してください。
副系ノードでのリカバリ時間を考慮したRLCの容量設計について
副系ノードでリカバリ作業を行っている間、正系ノードでの利用者業務の実行により発生したRERUNログを、副系ノードのデータベースに反映することができません。そのため、リカバリ時間を考慮したRERUNログが蓄積できるように、RLCの容量を設計する必要があります。