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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

8.4.1 ノード切替えの契機となるメッセージ

ノード切替えの契機となるメッセージについて説明します。

8.4.1.1 利用者によるノード切替えの契機となるメッセージ

利用者判断によるノード切替えは、DBミラーリングシステムが通知するメッセージまたはSymfoware/RDBが出力するメッセージを監視して縮退運用の開始が必要と判断した場合に実施してください。

DBミラーリングシステムがSymfoware/RDBのダウンまたはノード間通信環境に異常を検知すると、以下のメッセージを副系ノードに出力します。

Mirroring Controllerを利用している場合で、DBミラーリングシステムがデータベースに異常を検知すると、以下のメッセージを副系ノードに出力します。

ノードの切替え中は、以下の順番でメッセージを副系ノードに出力します。

  1. 副系ノードから正系ノードへの切替えが可能になったことを知らせるメッセージ:

    12130: 副系ノードから正系ノードへの切替えが可能と判断しました
  2. 副系ノードから正系ノードへノード切替えを開始したことを知らせるメッセージ:

    12131: 副系ノードから正系ノードへの切替えを開始します
  3. 副系ノードとしてのDBミラーリングサービスが停止したので、正系ノードとしてDBミラーリングサービスを開始したことを知らせるメッセージ:

    12135: 副系のDBミラーリングサービスが停止したので正系のDBミラーリングサービスに切替えます
  4. ノード切替えの完了を知らせるメッセージ:

    12132: 副系ノードから正系ノードへの切替えが完了しました

ポイント

  • Mirroring Controllerを利用している場合で、ノード間の通信異常時の自動ノード切替えを行わないとき、Symfoware/RDBのシステムダウンとノード間の通信環境の異常が同時に発生すると、DBミラーリングシステムによる自動ノード切替えおよび副系ノードへの異常メッセージ出力が行われません。このような場合は、ノード切替えを実施してください。

  • 蓄積状態の確認を行ってから、ノード切替えを実施するかどうかを判断してください。

参照

8.4.1.2 自動ノード切替えの契機となるメッセージ

Mirroring Controllerを利用している場合で、DBミラーリングシステムの監視対象に異常が発生したとき、DBミラーリングシステムにより自動ノード切替えを行うことができます。

DBミラーリングシステムが監視対象の異常を検知すると、検知した異常に応じて以下のいずれかのメッセージを正系ノードに出力して、自動ノード切替えを行います。

ノードの切替え中は、以下の順番でメッセージを副系ノードに出力します。

  1. 副系ノードから正系ノードへの切替えが可能になったことを知らせるメッセージ:

    12130: 副系ノードから正系ノードへの切替えが可能と判断しました
  2. 副系ノードから正系ノードへノード切替えを開始したことを知らせるメッセージ:

    12131: 副系ノードから正系ノードへの切替えを開始します
  3. 副系ノードとしてのDBミラーリングサービスが停止したので、正系ノードとしてDBミラーリングサービスを開始したことを知らせるメッセージ:

    12135: 副系のDBミラーリングサービスが停止したので正系のDBミラーリングサービスに切替えます
  4. ノード切替えの完了を知らせるメッセージ:

    12132: 副系ノードから正系ノードへの切替えが完了しました

ポイント

Mirroring Controllerを利用している場合で、ノード間通信異常時の自動ノード切替えを行うときに、ノード間の通信環境の異常、または相手ノード監視でタイムアウトを検知した際は、DBミラーリングシステムによりノード切替えを実施します。

参照

ノード間通信異常時の自動ノード切替えについては、“C.5.1 ノード間通信異常時の自動ノード切替え”を参照してください。