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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

8.3 データの蓄積状態の確認とネットワークの接続

ノード切替えの前にデータが蓄積状態になっていないかを確認します。蓄積状態ではノード切替えは行えません。

データの蓄積状態とネットワークの接続状態の確認方法を以下に説明します。

データの蓄積状態の確認方法
  1. 正系ノードのモニタデーモンがダウンしている場合は、再起動します。

  2. 正系ノードでdxinfコマンドのsオプションを実行して、表示結果を確認します。

    > dxinf -s
    
    dxinf DATE:2011/01/04 TIME:21:15:32
    RDB-NAME          : dup1
    Host-Name         : DBSVR1
    IP-address        : 10.128.25.128
    Node
      Status Service   S-Scr   RDB     Switch
      C      normal    normal  -       -
    Monitoring
      Polling DB_Timeout DB_Inh DB_Down
      start   stop       stop   start
    Network
      GCM          Trans
      invalid      accum

    データの蓄積状態は、Transを確認してください。“RERUNログ転送状態(Trans)”が“ログデータ蓄積状態(accum)”、もしくは“ログデータ転送再開中(resume)”の場合は、データが蓄積状態です。

    データが蓄積状態の場合、ネットワークの接続状態を確認し、ネットワーク異常の状態であれば、ネットワークの復旧または副系ノードのモニタデーモンの起動を行ってください。
    ネットワークの接続が正常であれば、蓄積されたデータは自動的に再送されます。

ネットワークの接続状態の確認方法
  1. 正系ノードのモニタデーモンおよびSymfoware/RDBがダウンしている場合は、これらの再起動を行います。

  2. 正系ノードでrdbbcdcuコマンドのVオプションを実行して、表示結果を確認します。

    > rdbbcdcu -V
    
    LogGroup             : system
    RLCbuffNum           : 128
    RLCbuffSize          : 2K
    RLCnum               : 3
    RLCsize              : 10240K
    RLPid  RLPname  Kind       OnMode   OnStat        RLPstat        InhCause   ConStat        DisConCause    LogRemain
        1  rlp001   origin     capture  online        normal          -         disconnection  network-error          -

    正系ノードと副系ノード間のネットワークの状態は、DisConCauseを確認してください。
    “ディスコネクション原因(DisConCause)”が“ネットワークの異常(network-error)”の場合は、ネットワーク異常が発生しています。

注意

データの蓄積状態の解消後、ノード切替えを行うことができるようになりますが、副系ノードにて未反映のデータがある場合は、データの反映処理が完了するまでノード切替えは終了しません。このため、ノード切替えに時間がかかることがあります。

参照

未反映のデータ量の確認については“9.6.1 未反映のRERUNログ量の調査方法”を参照してください。