ノード切替えの前にデータが蓄積状態になっていないかを確認します。蓄積状態ではノード切替えは行えません。
データの蓄積状態とネットワークの接続状態の確認方法を以下に説明します。
正系ノードのモニタデーモンがダウンしている場合は、再起動します。
正系ノードでdxinfコマンドのsオプションを実行して、表示結果を確認します。
> dxinf -s dxinf DATE:2011/01/04 TIME:21:15:32 RDB-NAME : dup1 Host-Name : DBSVR1 IP-address : 10.128.25.128 Node Status Service S-Scr RDB Switch C normal normal - - Monitoring Polling DB_Timeout DB_Inh DB_Down start stop stop start Network GCM Trans invalid accum
データの蓄積状態は、Transを確認してください。“RERUNログ転送状態(Trans)”が“ログデータ蓄積状態(accum)”、もしくは“ログデータ転送再開中(resume)”の場合は、データが蓄積状態です。
データが蓄積状態の場合、ネットワークの接続状態を確認し、ネットワーク異常の状態であれば、ネットワークの復旧または副系ノードのモニタデーモンの起動を行ってください。
ネットワークの接続が正常であれば、蓄積されたデータは自動的に再送されます。
正系ノードのモニタデーモンおよびSymfoware/RDBがダウンしている場合は、これらの再起動を行います。
正系ノードでrdbbcdcuコマンドのVオプションを実行して、表示結果を確認します。
> rdbbcdcu -V LogGroup : system RLCbuffNum : 128 RLCbuffSize : 2K RLCnum : 3 RLCsize : 10240K RLPid RLPname Kind OnMode OnStat RLPstat InhCause ConStat DisConCause LogRemain 1 rlp001 origin capture online normal - disconnection network-error -
正系ノードと副系ノード間のネットワークの状態は、DisConCauseを確認してください。
“ディスコネクション原因(DisConCause)”が“ネットワークの異常(network-error)”の場合は、ネットワーク異常が発生しています。
注意
データの蓄積状態の解消後、ノード切替えを行うことができるようになりますが、副系ノードにて未反映のデータがある場合は、データの反映処理が完了するまでノード切替えは終了しません。このため、ノード切替えに時間がかかることがあります。
参照
未反映のデータ量の確認については“9.6.1 未反映のRERUNログ量の調査方法”を参照してください。