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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

7.2.3 副系ノードでの参照系業務の運用

副系ノードでの参照系業務の運用とは、副系ノードのデータベースを参照する利用者業務であり、副系ノードのデータベースを有効に利用する運用方法です。Mirroring Controllerを利用している場合に利用できます。
参照系業務は、副系ノードを特定してから、データベースサーバに接続して実行します。

副系ノードでの参照系業務の運用の流れを以下に示します。

副系ノードで参照系業務を運用する操作の流れ

注意

  • 副系ノードでの参照系業務を運用する場合は以下の点に留意してください。

    • データベースをローカルアクセスで利用する

      副系ノードのデータベースサーバへのアクセスは、Connection Managerを経由せずに、利用者が特定したデータベースサーバにローカルアクセスしてください。

    • データベース二重化処理との競合

      DBミラーリングシステムでは、副系ノードのDBミラーリングサービスの運用中にデータベース二重化処理として、副系ノードのデータベースに対して更新操作を行います。ただし、データベース二重化処理と参照系業務で競合が発生すると、ノードの切替え時間が拡大する危険性があるため、排他制御などの参照系業務の実行方法について考慮が必要です。

    • 正系ノードでrdbfmtコマンドを実行する

      正系ノードでrdbfmtコマンドを実行する場合は、副系ノードでのDSIの初期化処理と参照アプリケーションのトランザクションが競合しないように参照アプリケーションを停止してください。

  • 副系ノードでの参照業務において、正系ノードでの最新のデータベースの更新結果が必要な場合には、正系ノードでのRLCの強制交替などの操作が必要です。

参照