副系ノードでの参照系業務の運用とは、副系ノードのデータベースを参照する利用者業務であり、副系ノードのデータベースを有効に利用する運用方法です。Mirroring Controllerを利用している場合に利用できます。
参照系業務は、副系ノードを特定してから、データベースサーバに接続して実行します。
副系ノードでの参照系業務の運用の流れを以下に示します。
注意
副系ノードでの参照系業務を運用する場合は以下の点に留意してください。
データベースをローカルアクセスで利用する
副系ノードのデータベースサーバへのアクセスは、Connection Managerを経由せずに、利用者が特定したデータベースサーバにローカルアクセスしてください。
データベース二重化処理との競合
DBミラーリングシステムでは、副系ノードのDBミラーリングサービスの運用中にデータベース二重化処理として、副系ノードのデータベースに対して更新操作を行います。ただし、データベース二重化処理と参照系業務で競合が発生すると、ノードの切替え時間が拡大する危険性があるため、排他制御などの参照系業務の実行方法について考慮が必要です。
正系ノードでrdbfmtコマンドを実行する
正系ノードでrdbfmtコマンドを実行する場合は、副系ノードでのDSIの初期化処理と参照アプリケーションのトランザクションが競合しないように参照アプリケーションを停止してください。
副系ノードでの参照業務において、正系ノードでの最新のデータベースの更新結果が必要な場合には、正系ノードでのRLCの強制交替などの操作が必要です。
参照
副系ノードの特定については“8.6.1 利用者業務を実行するノードの特定”を参照してください。
データベースをローカルアクセスで利用する運用については“7.2.2 データベースをローカルアクセスで利用する運用”を参照してください。
副系ノードでの参照業務で、正系ノードでの最新のデータベースの更新結果が必要な場合の操作については“8.6.3 副系ノードでの利用者業務の実行”を参照してください。
副系ノードでの参照業務で、以下の場合は“8.6.3.1 正系ノードの利用者業務の完了を意識した参照”を参照してください。
正系ノードでの最新のデータベースの更新結果が必要な場合の操作の場合
意図した利用者業務の更新結果が必要な場合の操作の場合
正系ノードでのRLCの強制交替の操作の場合
rdbfmtコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。
DSIの初期化中の、副系ノードの参照系業務の運用については“10.4.3 DBミラーリングサービス運用中のDSIの初期化”を参照してください。