データベースサーバの設計について説明します。
DBミラーリングシステムで利用が可能なデータベースの資源の詳細は“B.3.1 サポート対象資源”を参照してください。
DBミラーリングシステムは、正系ノードのデータベースに異常が発生した場合、副系ノードを正系ノードに昇格させることで利用者業務を継続します。
利用者業務の継続を行うにあたり、運用ポリシーを策定する必要があります。
システムの監視およびノード切替えの方法として、以下があります。
メッセージ監視による利用者判断でのノード切替え
異常発生時に出力されるメッセージを監視して、利用者がノード切替えを行うかどうかを判断し、必要に応じて手動でノード切替えを行います。
監視対象とするメッセージは、データベース二重化が出力するメッセージ、およびSymfoware/RDBが出力するメッセージがあります。
参照
データベース資源に異常が発生した場合の運用方法案については、“B.4 データベース資源の異常を検知した場合の運用方法”を参照してください。
また、Mirroring Controllerを使用することで、以下の方法も可能となります。
自動ノード切替え
監視対象および異常発生時のノード切替え対象を指定して、異常発生時にDBミラーリングシステムによりノードの自動切替えを行います。
本方式では異常を検知した際に、DBミラーリングシステムにより自動ノード切替えを行うことで、利用者業務が継続できます。
自動ノード切替えを行う場合は、業務要件に合ったデータベースの監視方法およびノード切替えの方法を設計する必要があります。
参照
Mirroring Controllerを使用する場合、システムの監視方法の詳細については、“付録C システムの監視対象と方法(Mirroring Controller使用時)”を参照してください。