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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

付録C システムの監視対象と方法(Mirroring Controller使用時)

Mirroring Controllerを使用する場合の、システムの監視方法を説明します。

システム異常が発生した際の監視方法の設定は、DBミラーリング動作環境ファイルで定義することができます。

システムの監視方法の概要を、以下に示します。

表C.1 監視方法の概要

監視対象

監視方法

Symfoware Serverのダウン有無

DBミラーリング動作環境ファイルのデータベースのダウン監視の設定で、監視方法(自動ノード切替え、またはメッセージ出力)を指定することができます。
省略時は自動ノード切替えです。

Symfoware Serverの無応答

DBミラーリング動作環境ファイルのデータベースの無応答監視の設定で、監視の有無、監視時間間隔、および監視方法(自動ノード切替え、またはメッセージ出力)を指定することができます。
省略時は監視なしです。

  • Symfoware Serverのシステム環境の異常(テンポラリログファイル、RDBディクショナリなど)

  • データベースの異常
    (表、インデックスなど)

以下の2通りの方法があります。

  • Symfoware Serverのメッセージ監視で、異常検知した場合に利用者判断でノード切替えを行います。

  • DBミラーリング動作環境ファイルのデータベースの閉塞の監視設定で、異常検知時に自動ノード切替えを行うように指定できます。

  • ノード間の通信異常

  • OSのダウンおよびスローダウン

DBミラーリング動作環境ファイルのノード間の監視設定で、異常検知時に自動ノード切替えするように指定できます。
自動ノード切替えする場合はGCMが必要です。

ポイント

DBミラーリングシステムでは、監視対象の異常を検知すると正系ノードのデータベースを停止させるとともに、副系ノードのデータベースを正系に昇格させて、業務継続を可能とします。

参照