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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

3.6.3 クライアントでの表示フォントの設定

Charset-入力アシストでは、特定の機能にて使用される文字表示用のフォントを指定することができます。

3.6.3.1 概要

◆対象となる機能

文字表示用のフォントを指定することができる機能は次のとおりです。

かな漢字変換

変換操作中の、未確定文字列/変換候補リスト/入力予測候補リストが対象です。詳しくは「図3.7 未確定文字列および変換候補リスト」および「図3.8 入力予測候補リスト」を参照してください。

図3.7 未確定文字列および変換候補リスト

図3.8 入力予測候補リスト

クイック単漢字

クイック単漢字ウィンドウ上の、候補文字/拡大文字/異体字それぞれの表示部分が対象です。詳しくは「図3.9 クイック単漢字ウィンドウ」を参照してください。

図3.9 クイック単漢字ウィンドウ

マルチボード

以下の部分が対象です。

辞書ツールキット

以下の部分が対象です。

◆フォントの指定の方法と指定の優先順位

文字表示用のフォントを指定する方法は次の3通りです。

また、これらの指定方法の間には次のような優先順位があります。

優先順位

優先順位に対応するフォントの名称

指定方法

1

一時フォント

外部制御インタフェースで指定

2

強制フォント

日本語資源管理の業務で指定

3

強制フォント

インストール時に指定

4

通常フォント

指定がない場合

上記の指定方法が複数同時に使われた場合は、優先順位が上の方(表の数字が小さい方)が有効になります。

3.6.3.2 注意事項

3.6.3.3 インストール時に指定

Charset-入力アシストをサイレントインストールで導入する際に、文字表示用のフォントを指定することができます。詳しくは、Charset Managerの「インストールガイド」の1.6.2項を参照してください。

3.6.3.4 日本語資源管理の業務で指定

指定の手順は次のとおりです。

  1. 資源管理サーバでCharset-入力アシストの運用管理を設定する

  2. クライアントへ配付・移入する

1. 資源管理サーバでCharset-入力アシストの運用管理を設定する

Charset-入力アシストを導入したクライアントPCが属する業務で、[入力アシストの動作環境設定]を次のように設定します。

設定箇所

設定値

[表示フォント]

[指定する]チェックボックスにチェックを入れ、[フォントシステム]、[書体]、および[フォントサイズ]を指定する

詳しくは、Charset Managerの「使用手引書 日本語資源管理編」の5.4.4項の図「運用辞書生成の環境設定(入力アシストの動作環境設定)」の説明を参照してください。

参考

資源管理サーバで日本語資源管理を使用し、Charset-入力アシストの運用管理を設定する手順の概要は次のとおりです。

  1. [スタート]から日本語資源管理を起動し、ツリー上で、Charset-入力アシストを運用している業務を選択します。

  2. メニューの[業務]-[変更]をクリックします。

  3. [業務の変更]ダイアログで[入力辞書]タブの[辞書の環境設定]ボタンをクリックします。

  4. [運用辞書生成の環境設定]ダイアログの[動作]タブの[入力アシストの動作環境設定]ボタンをクリックします。その後、表示されるダイアログ上で必要な設定を行います。

2. クライアントへ配付移入する

日本語資源を資源管理サーバから配付し、Charset-入力アシストに移入してください。手順については、「3.1.2 資源管理サーバから部門サーバへ資源を配付する」および「3.1.3 クライアント側で部門サーバから配付資源を取得する」を参照してください。

注意

「ユーザー アカウント制御」が有効の場合、管理者アカウントで日本語資源の取出し環境の設定、日本語資源の取出しおよび移入を行おうとすると、OSにより権限昇格ダイアログボックスが表示されます。また、標準ユーザー アカウントでこれらの操作を行う場合は、設定や手順が別途必要となります。日本語資源の取出しや移入を行う方法について詳しくは、「3.8 運用時のユーザアカウント」を参照してください。

3.6.3.5 外部制御インタフェースで設定

外部制御インタフェースを使用すると、文字表示用のフォントを業務アプリケーションから指定することができます。詳しくは、「A.2 環境設定アプリ制御インタフェース」を参照してください。