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Interstage Charset Manager Standard Edition V10 使用手引書 入力機能編
FUJITSU Software

3.6.4 クライアントでの環境設定の抑止

Charset-入力アシストでは、動作環境の設定に使用する動作環境ダイアログや、辞書管理に使用する辞書ツールキット/単語登録ダイアログの利用範囲を、クライアントPCを運用する業務単位で制限することができます。

手順は次のとおりです。

  1. 資源管理サーバでCharset-入力アシストの運用管理を設定する

  2. クライアントへ配付・移入する

1. 資源管理サーバでCharset-入力アシストの運用管理を設定する

Charset-入力アシストを導入したクライアントPCが属する業務で、[入力アシストの動作環境設定]を次のように設定します。

[辞書ツールキット/単語登録]

次の設定値のいずれかを設定します。

設定値

内容

実行可

辞書ツールキットおよび単語登録ダイアログを起動することができます。また、すべての機能を使用することができます。

単語登録のみ可

辞書ツールキットを起動することはできなくなります。単語登録ダイアログは起動することができ、ダイアログ上のすべての機能を使用することができます。

実行不可

辞書ツールキットおよび単語登録ダイアログのいずれも起動することができなくなります。

[動作環境]

次の設定値のいずれかを設定します。

設定値

内容

更新可

動作環境ダイアログを起動することができます。また、各設定項目の値を変更することができます。

参照のみ可

動作環境ダイアログを起動することができます。しかし、各設定項目の値を参照することはできますが、それを変更することはできません。

参照/更新不可

動作環境ダイアログを起動することができなくなります。

詳しくは、Charset Managerの「使用手引書 日本語資源管理編」の5.4.4項の図「運用辞書生成の環境設定(入力アシストの動作環境設定)」の説明を参照してください。

参考

資源管理サーバで日本語資源管理を使用し、Charset-入力アシストの運用管理を設定する手順の概要は次のとおりです。

  1. [スタート]から日本語資源管理を起動し、ツリー上で、Charset-入力アシストを運用している業務を選択します。

  2. メニューの[業務]-[変更]をクリックします。

  3. [業務の変更]ダイアログで[入力辞書]タブの[辞書の環境設定]ボタンをクリックします。

  4. [運用辞書生成の環境設定]ダイアログの[動作]タブの[入力アシストの動作環境設定]ボタンをクリックします。その後、表示されるダイアログ上で必要な設定を行います。

2. クライアントへ配付・移入する

手順については、「3.1.2 資源管理サーバから部門サーバへ資源を配付する」および「3.1.3 クライアント側で部門サーバから配付資源を取得する」を参照してください。

注意

  • ここで説明した設定に関わらず、保護モードが有効になっているInternet Explorerでは、入力モードやショートカットキーから動作環境ダイアログを起動することができません。

  • 「ユーザー アカウント制御」が有効の場合、管理者アカウントで日本語資源の取出し環境の設定、日本語資源の取出しおよび移入を行おうとすると、OSにより権限昇格ダイアログボックスが表示されます。また、標準ユーザー アカウントでこれらの操作を行う場合は、設定や手順が別途必要となります。日本語資源の取出しや移入を行う方法について詳しくは、「3.8 運用時のユーザアカウント」を参照してください。

参考

「1. 資源管理サーバでCharset-入力アシストの運用管理を設定する」で説明した設定をクライアントへ配付・移入した場合でも、Charset-入力アシストで設定済みの動作環境の内容や、オプション辞書・ユーザ辞書の内容が初期化されたり変更されることはありません。