参考
Symfowareデータベースの容量拡張/再構築は、スーパーユーザで行ってください。
作業を行う前に、Symfowareデータベースの環境変数を設定する必要があります。
環境変数の設定方法については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
rdbunlコマンドを使用して、DSIの格納データをアンロードしておきます。
DSI一覧の取得
rdbinfコマンドを使用して、データベーススペースに含まれているDSIの一覧を取得します。
ここで取得したDSI名の一覧は、この後の手順で使用します。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
記述形式
>rdbinf -p RDBデータベース名.データベーススペース名 > リスト出力ファイル名
使用例
>rdbinf -p LWDB.DBSPACE1 > dsi_list.txt
取得したDSIの一覧(dsi_list.txt)の例を示します。
退避対象とするDSIは、TYPEが“DATA”と表示されているDSIのみです。
TYPEが“BASE”、“INDEX”と表示されているDSIは含めません。
DSIへの更新抑止設定
rdbrtrコマンドを使用して、DSIに対し更新抑止の設定をします。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
記述形式
>rdbrtr -i RDBデータベース名.DSI名
使用例
>rdbrtr -i LWDB.LW_USER_OBJECT_TBL_DSI
アンロードコマンドによるDSIの退避
rdbunlコマンドを使用して、該当のDSIの格納データをアンロードします。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
記述形式
>rdbunl -i RDBデータベース名.DSI名 -t 退避先ファイル名
使用例
>rdbunl -i LWDB.LW_USER_OBJECT_TBL_DSI -t /work/rdb/data/USER_OBJECT_TBL_DSI_UNL
DSIの更新抑止解除
rdbrlsコマンドを使用して、DSIに対して設定されている更新抑止の設定を解除します
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
記述形式
>rdbrls -i RDBデータベース名.DSI名
使用例
>rdbrls -i LWDB.LW_USER_OBJECT_TBL_DSI
2.~4.の手順を繰り返し
1.で取得した一覧において、TYPEが“DATA”と表示されるDSIに対し、2.~4.の手順を繰り返します。
以下の手順で既存のデータベースを削除します。
データベース削除スクリプトの編集
List Worksインストールディレクトリ/dbsetup/symfo/drop/LWDB配下にある「dropLWDB.sh」ファイルを編集します。
データベース削除スクリプトの編集については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
RDBサービスの削除
1.で編集した「dropLWDB.sh」ファイルを実行し、データベースを削除してください。
データベース削除スクリプトの実行については、“環境構築手引書”を参照してください。 |
データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定し、容量の見積もりを行い、データベース構築スクリプトに反映してください。
データベースの見積もりについては、“環境構築手引書”を参照してください。 |
環境構築手引書のデータベースの構築手順に従って、RDBシステムのセットアップから、データベースの構築を行います。
“手順3:データベースの再見積もり”で算出された容量に対して、領域が十分に空いているディスクに再構築を行ってください。ディスクやディレクトリ構成を変更することもできます。
rdbsloaderコマンドを使用して、データベース削除前に退避していたデータをロードします。
コマンドの記述形式と使用例を以下に示します。
記述形式
>rdbsloader -mi -i RDBデータベース名.DSI名 -t -h -s 作業ディレクトリのパス 退避ファイル名
DSI名は復元するDSI名です。
使用例
>rdbsloader -mi -i LWDB.LW_LIST_FILE_TBL_DSI -t -h -s /work/rdb /work/rdb/data/LIST_FILE_TBL_DSI_UNL
データベース削除前に退避した、すべてのDSIに対して、上記のコマンドを繰り返します。
データのロードがすべて完了したら、保管データベースのバックアップを行い、最新のデータを退避しておきます。
退避方法については、“1.6.2 帳票と印刷資源の退避 <Solaris版>”を参照してください。 データベーススペースの拡張など、Symfowareの容量拡張機能については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |