保管データベースの容量監視によって、表領域の空き容量が不足していることが判明した場合、または保管データベースの構成を変更する場合は、Oracleデータベースのユーティリティ(Oracle Data Pumpなど)を使用して、表領域の拡張や保管データベースの再構築を行います。
保管データベースを再構築する手順の一例を、以下に示します。
注1:帳票印刷配信機能を使用している場合のみ実施します。
帳票印刷配信機能を使用しているかどうかについては、lwpkgcheckコマンドで確認できます。
lwpkgcheckコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
手順1:保管データベースの再見積もり
保管データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定して容量の見積もりを行い、データベース構築スクリプトに反映してください。
保管データベースの見積もりについては、“環境構築手引書”を参照してください。 |
手順2:配信出力サービスの停止
帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信出力サービスを停止します。
注意
配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。
印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。
配信出力サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
手順3:配信管理サービスの停止
帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信管理サービスを停止します。
配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを停止する必要があります。
注意
配信管理サーバの環境設定用のコマンドおよび運用用のコマンドが実行中でないことを確認してください。
配信管理サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
手順4:List Worksサービスの停止
保管データベースの容量拡張/再構築を行う場合は、必ずList Worksサービスを停止してください。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。
注意
List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」サービスのプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを停止します。
List Worksサービスの他に、以下のサービスについても起動している場合は停止します。
Print Spooler (注1)
FUJITSU帳票管理 (注2)
List Works Filing Service (注3)
List Works Watch Service
List Works Assort Service (注4)
注1:Print Spoolerサービスに依存するサービスも停止されます。
依存関係にあるサービスについては、サービスのプロパティで確認できます。
注2:Print Spoolerサービスを停止すると、自動的に停止します。
注3:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ
注4:EEの場合のみ
手順5:データのエクスポート
Oracleデータベースのユーティリティ(Oracle Database Configuration Assistantなど)を使用して、データのエクスポートを行います。
Oracleデータベースの各種ユーティリティの使用方法については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |
手順6:既存の保管データベースの削除
Oracleデータベースのユーティリティ(Oracle Database Configuration Assistantなど)を使用して、保管データベースを削除します。
手順7:保管データベースの再構築
保管データベースの構築手順に従って、Oracleデータベースのユーティリティ(Oracle Database Configuration Assistantなど)を使用して、保管データベースの構築を行います。
“手順1:保管データベースの再見積もり”で算出された容量に対して、領域が十分に空いているディスクに再構築を行ってください。ディスクドライブやフォルダ構成を変更することも可能です。
手順8:データのインポート
Oracleデータベースのユーティリティ(Oracle Data Pumpなど)を使用して、データのインポートを行います。
Oracleデータベースの各種ユーティリティの使用方法については、“Oracle Databaseのマニュアル”を参照してください。 |
手順9:List Worksサービスの開始
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」サービスのプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを開始します。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを開始します。
List Worksサービスの他に、以下のサービスについても開始します。
Print Spooler (注1)
FUJITSU帳票管理
List Works Filing Service (注2)
List Works Watch Service
List Works Assort Service (注3)
注1:Print Spoolerサービスに依存するサービスも開始してください。
注2:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ
注3:EEの場合のみ
手順10:配信出力サービスの開始
帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信出力サービスを開始します。
配信出力サービスの開始の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |
手順11:配信管理サービスの開始
帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信管理サービスを開始します。
配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを開始します。
配信管理サービスの開始の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。 |