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Interstage List Works V10.3.3 保守手引書
FUJITSU Software

2.9.1 Symfowareデータベースの容量拡張/再構築 <Windows版>

保管データベースの容量が不足した場合、または保管データベースの構成を変更する場合は、データベーススペースの見積もりを行い、保管データベースの再作成を行ってください。


保管データベースの再作成では、以下のスクリプトを使用します。

  アンロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\dsi_unloadLWDB.bat
  ロード用:List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWDB\dsi_loadLWDB.bat

再作成の手順を、以下に示します。


注1:保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合のみ実施します。
注2:帳票印刷配信機能を使用している場合のみ実施します。


帳票印刷配信機能を使用しているかどうかについては、lwpkgcheckコマンドで確認できます。

lwpkgcheckコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意

保管データベースの容量拡張/再構築処理中は、リストクリーナ - サーバまたはF5CWDSDL.EXEコマンドを実行しないでください。


手順1保管データベースの再見積もり

保管データベースの容量監視時の情報などを参考に、想定規模を再度設定して容量の見積もりを行い、データベース構築スクリプトに反映してください。

保管データベースの見積もりについては、“環境構築手引書”を参照してください。

手順2スクリプトの複写(保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)

保管データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)にある場合は、スクリプト(dsi_unloadLWDB.batとdsi_loadLWDB.bat)をデータベースサーバへ複写します。


手順3退避ファイルの格納先フォルダの作成

退避ファイルの格納先となるフォルダを作成します。

退避ファイルは、アンロード用のスクリプトの実行により、保管データベースのデータが退避されるファイルです。

退避ファイルの格納先に必要なディスク容量は、導入時に運用設計によって見積もった値となります。

ディスク容量の見積もりについては、“環境構築手引書”を参照してください。

注意

格納先フォルダに以前の退避ファイルがある状態で、アンロード用のスクリプトを実行すると、エラーになります。


手順4スクリプトの修正

アンロード用およびロード用のスクリプトの修正をします。


アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)
退避ファイルの格納先

手順3:退避ファイルの格納先フォルダの作成”で作成した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  退避ファイルの格納先を指定します。                             */
@rem /*  格納先は、予め作成しておく必要があります。                     */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET UNLOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
保管データベースのRDBシステム名

保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

ロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat)
退避ファイルの格納先

アンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)で指定した退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。

@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@rem /*  ロードする退避ファイルの格納先を指定します。                   */
@rem /*-----------------------------------------------------------------*/
@SET LOAD_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWDB_BAK"
保管データベースのRDBシステム名

保管データベースのRDBシステム名をLWDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を、環境に合わせて修正します。

@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@rem /*  保管データベースのRDBシステム名を指定します。                   */
@rem /*  RDBシステム名をLWDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /*  ください。                                                      */
@rem /*------------------------------------------------------------------*/
@SET RDBNAME=LWDB

手順5:配信出力サービスの停止

帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信出力サービスを停止します。

注意

配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。

印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。

配信出力サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。

手順6配信管理サービスの停止

帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信管理サービスを停止します。

配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを停止する必要があります。

注意

配信管理サーバの環境設定用のコマンドおよび運用用のコマンドが実行中でないことを確認してください。

配信管理サービスの停止の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。

手順7List Worksサービスの停止

保管データベースの容量拡張/再構築を行う場合は、必ずList Worksサービスを停止してください。

保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。

注意

List Worksサービスを停止する際は、List Worksを利用した業務を運用していないことを確認してください。

【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」サービスのプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを停止します。

List Worksサービスの他に、以下のサービスについても起動している場合は停止します。

手順8データのアンロード

手順4:スクリプトの修正”で修正したアンロード用のスクリプト(dsi_unloadLWDB.bat)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(unloadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

保管データベースの容量拡張時に出力される可能性の高いメッセージを、“付録A データベースの保守作業時のメッセージ”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順9既存の保管データベースの削除

“環境構築手引書”の「保管データベースの削除」の「Symfowareデータベースの場合」の手順を参照し、保管データベースを削除します。

参考

保管データベースを削除するには、データベースを作成するときに使用したファイルが必要です。


手順10保管データベースの再構築

環境構築手引書の保管データベースの構築手順に従って、RDBシステムのセットアップから、保管データベースの構築を行います。

手順1:保管データベースの再見積もり”で算出された容量に対して、領域が十分に空いているディスクに再構築を行ってください。ディスクドライブやフォルダ構成を変更することもできます。


手順11データのロード

手順4:スクリプトの修正”で修正したロード用のスクリプト(dsi_loadLWDB.bat)を実行します。

スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(loadlog_LWDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。

保管データベースの容量拡張時に出力される可能性の高いメッセージを、“付録A データベースの保守作業時のメッセージ”に抜粋して説明しています。参考にしてください。
また、詳細なエラーメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。

手順12List Worksサービスの開始

【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」サービスのプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを開始します。

保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを開始します。

List Worksサービスの他に、以下のサービスについても開始します。

手順13:配信出力サービスの開始

帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信出力サービスを開始します。

配信出力サービスの開始の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。

手順14配信管理サービスの開始

帳票印刷配信機能を使用している場合は、配信管理サービスを開始します。

配信フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて配信管理サービスを開始します。

配信管理サービスの開始の詳細については、“帳票印刷配信手引書”を参照してください。