List Worksに登録した帳票は、帳票に対して有効期限を設定して保管することができます。また、保管フォルダの帳票に対して、有効期限が過ぎた帳票を自動的に削除することができます。
帳票保管の有効期限による管理を利用する場合は、帳票保管の有効期限を設定する必要があります。
以下の方法で、帳票保管の有効期限を設定できます。
フォルダのプロパティに設定
帳票出力時に帳票情報を設定(情報連携)
複数箇所で設定した場合は、情報連携で設定した値が優先されます。
保管フォルダのプロパティに「帳票の有効期限」を設定します。Windows版の場合、印刷フォルダのプロパティにも設定することができます。この場合、プロパティに「保存期限」を設定します。
プロパティの「帳票の有効期限」の「日間」に、日数を指定します。帳票の有効期限は、以下のように異なります。
Windows版の場合
帳票を登録した翌日から「日数」分の期間
Solaris版の場合
帳票を登録した日を含めた「日数」分の期間
時間は切り捨てられます。ただし、帳票の有効期限を過ぎても、リストクリーナ - サーバ(Windows版)、またはlvatdellコマンド(Solaris版)を使用しなければ帳票は削除されません。
保管フォルダのプロパティの設定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
プロパティの「保存期限」の「日」および「時間」に、日数と時間を指定することができます。印刷フォルダ内の帳票は、印刷完了後も指定した保存期限まで保管され、印刷完了の状態でかつ、保存期限を過ぎると自動的に削除されます。
注意
印刷フォルダについては、保管を目的としていないため、帳票の長期保存には向いていません。
自動的に削除されるタイミングについては、保存期限を定期的に監視しているため、指定した日時に厳密に削除されるわけではありません。
以下の製品をList Worksと共に導入した場合、印刷フォルダ自動削除についての環境設定を変更することができます。この場合、List Worksの印刷フォルダのプロパティで設定しても以下の製品で自動削除の「環境設定」が変更されると、その定義に従うため、自動削除されないことがあります。
- HOST PRINT(帳票管理サービス)
帳票出力元で、帳票ごとに保管の有効期限を設定して連携することができます。扱う帳票によって設定方法が異なります。
List Worksプリンタドライバのプロパティ(有効期限)に必要な帳票情報を設定します。
プロパティ(有効期限)の設定については、“環境構築手引書”および“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
リスト管理サーバの管理情報定義ファイルに必要な帳票情報を設定することもできます。この場合は、List Worksプリンタドライバに設定した値よりも優先されます。
管理情報定義ファイルの設定については、“6.1.2 管理情報定義ファイルの準備”を参照してください。 |
NetCOBOL/MeFt帳票の場合は、電子帳票情報ファイルに必要な帳票情報を設定します。
帳票情報の設定については、“6.2.2 電子帳票情報ファイルの準備”を参照してください。 |
List Creator帳票の場合は、以下のいずれかで帳票情報を設定できます。
List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプション
電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションで指定)
List Creatorデザイナの帳票業務情報
帳票情報の設定については、“6.2.2 電子帳票情報ファイルの準備”を参照してください。 List Creatorデザイナでの設定、およびprprintコマンドについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
APS/NP、PrintASSORT、またはOSIV LISTVIEWに必要な帳票情報を設定して帳票の登録時に連携します。Solaris 版では、コマンドで帳票を登録するときに、情報連携ファイルに帳票情報を設定することもできます。
帳票情報の設定については、“6.3.2 帳票情報を連携する場合の準備”を参照してください。 |
情報連携により帳票保管の有効期限を設定するときは、帳票情報をそれぞれ以下のキーに設定します。
帳票情報 | 管理情報定義 | 電子帳票情報 | APS/NPまたは | OSIV LISTVIEWと |
---|---|---|---|---|
帳票保管の有効期限 | TERM | TERM | LV-TERM | LVSVINF LV-TERM |
注1:Windows版 のみ、一般アプリ帳票を扱うことができます。
注2:Solaris 版の場合、情報連携ファイルを利用して帳票を登録するときも、このキーを使用します。
保管フォルダ内の有効期限を過ぎた帳票に対して、自動的に削除することができます。帳票が保管されている場所によって、自動削除の方法が異なります。
帳票の保管場所 | 自動削除の方法 |
---|---|
Windows版 | |
Solaris版 | |
マイ コンピュータの帳票 |
リストクリーナ - サーバの使用方法については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 リストクリーナ - クライアントの使用方法については、“操作手引書 利用者編”を参照してください。 F5CWDSDL.EXE 、lvatdell、F5CWDCDL.EXEコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
Windows版の印刷フォルダ内の帳票については、リストクリーナ - サーバの起動に関係なく、指定した保存期限を過ぎた時点で自動的に削除されます。
帳票を自動削除の対象とするには、帳票を自動削除の対象とする指示を設定する必要があります。以下の単位で帳票情報を設定できます。
保管フォルダのプロパティに設定
帳票出力時に帳票情報を設定(情報連携)
また、「有効期限を過ぎたら削除対象にする」を設定すると同時に「帳票保管の有効期限」を設定する必要があります。
帳票保管の有効期限については、“(1) 帳票保管の有効期限”を参照してください。 |
複数箇所で設定した場合は、情報連携で設定した値が優先されます。
保管フォルダのプロパティに「有効期限を過ぎたら削除対象にする」を設定します。保管フォルダごとに設定することができます。
プロパティの「有効期限を過ぎたら削除対象にする」の設定については、“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
帳票出力元で、帳票ごとに自動削除の対象指示を設定して連携することができます。扱う帳票によって設定方法が異なります。
List Worksプリンタドライバのプロパティ(有効期限)に必要な帳票情報を設定します。
List Worksプリンタドライバの環境設定については、“環境構築手引書”および“操作手引書 運用管理者編”を参照してください。 |
リスト管理サーバの管理情報定義ファイルに必要な帳票情報を設定することもできます。この場合は、List Worksプリンタドライバに設定した値よりも優先されます。
管理情報定義ファイルの設定については、“6.1.2 管理情報定義ファイルの準備”を参照してください。 |
NetCOBOL/MeFtで帳票を出力する場合は、電子帳票情報ファイルに必要な帳票情報を設定します。
帳票情報の設定については、“6.2.2 電子帳票情報ファイルの準備”を参照してください。 |
List Creatorで帳票を出力する場合は、以下のいずれかで必要な帳票情報を設定します。
List Creatorのprprintコマンドの電子保存情報に関するオプション
電子帳票情報ファイル(List Creatorのprprintコマンドのin2オプションで指定)
List Creatorデザイナの帳票業務情報
帳票情報の設定については、“6.2.2 電子帳票情報ファイルの準備”を参照してください。 List Creatorデザイナでの設定、およびprprintコマンドについては、“List Creatorのマニュアル”を参照してください。 |
APS/NP、PrintASSORT、またはOSIV LISTVIEWに必要な帳票情報を設定して帳票の登録時に連携します。Solaris 版では、コマンドで帳票を登録するときに、情報連携ファイルに帳票情報を設定することもできます。
帳票情報の設定については、“6.3.2 帳票情報を連携する場合の準備”を参照してください。 |
情報連携により、帳票を自動削除の対象とする指示を設定するときは、帳票情報をそれぞれ以下のキーに設定します。
帳票情報 | 管理情報定義ファイル (注1) | 電子帳票情報ファイル | APS/NPまたはPrintASSORTと情報連携 | OSIV LISTVIEWと情報連携 | 情報連携ファイル (注2) |
---|---|---|---|---|---|
帳票を自動削除の対象とする指示 | DELTYPE | DELTYPE | LV-DELTYPE | LVSVINF | LV-DELTYPE |
注1:Windows版 のみ、一般アプリ帳票を扱うことができます。
注2:Solaris 版のみ、情報連携ファイルを使用して登録することができます。