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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

3.2.1 インベントリ情報を参照する

各PCから収集したインベントリ情報を参照する操作について説明します。

メインメニューから情報を確認できます。またCSV形式のファイルに出力できます。

確認できる情報は、以下のとおりです。

部門ツリーから参照する方法

メインメニューの[PC情報]画面に表示されたPCを選択することで、インベントリ情報を参照できます。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  2. 左側の[部門選択]のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のPCが、右側の[PC一覧]のフィールドに表示されます。

    注意

    表示対象のPC台数・ユーザー数・部門数が30,000台を超過する場合、PC一覧・ユーザー一覧・部門一覧を表示する画面では1~30,000件目までの情報が表示され、30,001件目以降の情報は表示されません。最大表示件数を超過した場合、その旨のメッセージが表示されます。

    あらかじめマスタ管理情報を登録し、各部門のPC台数が30,000台以内となるよう設計することを推奨します。

    マスタ管理情報の登録方法については、“2.1.1 マスタ管理情報を設計する”を参照してください。

    【ソフトウェア辞書版数の色による確認方法】

    PCのアイコンの色でソフトウェア辞書の版数が分かります。アイコンの色と版数の関係は以下のとおりです。

    • (緑色):

      最新版数のソフトウェア辞書を使用して情報が収集されたことを示します。

    • (黄色):

      3世代前までのソフトウェア辞書を使用して情報が収集されたことを示します。

    • (赤色):

      ソフトウェア辞書を使用しないか、4世代以前のソフトウェア辞書で収集されたことを示します。

  3. 右側の[PC一覧]のフィールドに表示されたPCのハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力しない場合は、次の手順に進みます。

    1. [CSV出力]ボタンをクリックします。

      →ダウンロード画面が表示されます。

    2. 画面に従い、ハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力します。

  4. 右側の[PC一覧]のフィールドのPC名をクリックします。

    →クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。

  5. 以下の表示項目を選択します。

    • [基本情報]タブ

    • [ソフトウェア情報]タブ

    • [ウイルス対策ソフトウェア]タブ

    • [製品情報]タブ

    • [ユーザー情報]タブ

    • [EXE情報]タブ

    • [レジストリ情報]タブ

    • [未適用パッチ情報]タブ

    • [契約情報]タブ

    • [セキュリティ情報]タブ

    • [省電力情報]タブ

    →選択した画面が表示されます。表示画面については、以降の説明を参照してください。

[基本情報]を選択した場合

基本情報が表示されます。PCのOS情報やハードウェア情報を参照できます。

注意

3つのDNSサーバがすべてIPアドレスで登録されていた場合、3つ目のDNSサーバの情報の一部は表示されません。

ポイント

[TCP/IP情報]にIPアドレスの情報を以下のように表示します。

  • デュアルスタック環境でIPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を表示する際には、IPv4アドレスとIPv6アドレスの間をスラッシュ「/」で区切ります。

  • IPv6アドレスが複数存在する場合は、IPv6アドレスとIPv6アドレスの間をセミコロン「;」で区切ります。

  • 一時アドレスが存在する場合は、一時アドレスの前にシャープ「#」を付加します。ただし、CTで収集したインベントリ情報のみとなります。

[ソフトウェア情報]を選択した場合

メインメニューの[環境設定]-[監査ソフトウェアの設定]で監査チェックを行い監査対象としたソフトウェアのうち、選択したPCにインストールされているソフトウェアの名称を参照できます。

[ウイルス対策ソフトウェア]を選択した場合

ウイルス対策ソフトウェア情報が表示されます。選択したPCにインストールされているウイルス対策ソフトウェアの名称を参照できます。

[製品情報]を選択した場合

製品情報が表示されます。選択したPCの「プログラムと機能」にある「プログラムのアンインストール」や「インストールされた更新プログラムを表示」の一部に表示されるソフトウェアが参照できます。

[ユーザー情報]を選択した場合

ユーザー情報が表示されます。PCのユーザー情報を参照できます。

[EXE情報]を選択した場合

EXE情報が表示されます。選択したPCが持っている実行ファイル(拡張子が.exe)の絶対パスを参照できます。

ポイント

収集したファイルパスが全角127文字、半角380文字を超える場合は、以下に示すようにパスの途中を省略したファイルパスとして収集・表示されます。

例)

C:\~(:::)~:1234ABCD1234ABCD1234ABCD

C:\~ パスの先頭部分

(:::) 省略を示す符号

~ パスの最後尾部分

:1234ABCD1234ABCD1234ABCD ファイルごとに一意となる文字列(25文字)

[レジストリ情報]を選択した場合

レジストリ情報が表示されます。選択したPCから収集されたレジストリ情報を参照できます。

上記画面の項目の説明は、以下のとおりです。

項目

説明

[収集項目名]

メインメニューで定義された[収集項目名]を表示します。

[キー名]

メインメニューで定義された[キー名]を表示します。

[値の名前]

メインメニューで定義された[値の名前]を表示します。

[値]

CTから収集されたレジストリ情報を表示します。

[未適用パッチ情報]を選択した場合

[配信]-[セキュリティパッチの配信]で配信設定したパッチのうち、CTで未適用と検出されているパッチ情報を参照できます。

  • CTが所属するポリシーグループのパッチ適用ポリシーにおいて適用を除外しているパッチは表示されません。
    ただし、CTがV15.3.0以前の場合は、パッチ適用ポリシーで除外しているパッチも表示されます。

  • WSUSの更新プログラムの適用状況は表示されません。

[契約情報]を選択した場合

契約情報が表示されます。

[セキュリティ情報]を選択した場合

セキュリティ情報が表示されます。

[省電力情報]を選択した場合

省電力情報が表示されます。

Systemwalker Desktop Keeperのログ検索画面を表示する

[インベントリ情報 - PC情報]画面に表示された「ログ管理」リンクを選択することで、Systemwalker Desktop Keeperで管理している同一ユーザーID/同一PC名のログ検索画面を別ウィンドウで表示できます。

事前にブラウザの設定が正しく行われている必要があります。ブラウザの設定は“導入ガイド”の“Webブラウザを使用するPCでの準備”の“Systemwalker Desktop Keeperと連携する場合の設定について”を参照してください。

「ログ管理」のリンクは、事前に[オプション]-[状況に関する設定]-[Desktop KeeperのURL]を設定していない場合、およびメインメニューにログインした際にログインIDの自動認証が失敗した場合には、表示されません。

表示されたSystemwalker Desktop Keeperのログ検索画面では、ログ検索を行うことができます。ログ検索画面の詳細については、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”を参照してください。

検索して参照する方法

PCを検索して画面に表示されたPCを選択することで、インベントリ情報を参照できます。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。

    →[PC情報]画面が表示されます。

  2. [インベントリ情報]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. [PC検索]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  4. [部門選択]ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

  5. PCを検索する情報を入力し、[検索]ボタンをクリックします。

    →検索結果が表示されます。

  6. 表示されたPCのハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力する場合は、以下の操作を行います。出力しない場合は、次の手順に進みます。

    1. [CSV出力]ボタンをクリックします。

    2. 画面に従い、ハードウェア情報をCSV形式のファイルに出力します。

  7. 表示されたPC名をクリックします。

    →クリックしたPCのインベントリ情報が表示されます。

  8. 表示項目を選択します。

    →選択した画面が表示されます。表示画面については、“部門ツリーから参照する方法”を参照してください。

ポイント

[IPアドレス(部分一致)]において、検索対象を「IPv6アドレス」に絞り込む場合は「:」を指定、「IPv4アドレス」に絞り込む場合は「.」を指定し、「10」のように英数字のみの場合は「IPv4アドレス」「IPv6アドレス」に関係なく検索します。

「IPアドレス」は[オプション]-[表示に関する設定]で指定したIPアドレスの表示優先に従って検索を行います。

PC一覧の表示項目変更方法

[インベントリ情報]画面の[PC一覧]に表示される項目を、デフォルトの表示項目から変更できます。

[PC名]以外のインベントリ項目については、[PC一覧]への表示/非表示を任意に変更できます。

本変更はシステムアカウントでログインした場合のみ可能であり、システムで1つの設定が可能です。

表示項目の変更手順を以下に示します。

  1. メインメニューにログインし、[PC情報]をクリックします。

    →[PC情報]画面が表示されます。

  2. [インベントリ情報]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. [表示項目設定]ボタンをクリックします。システムアカウント以外のアカウントでログインした場合は[表示項目設定]ボタンは表示されません。

    →以下の画面が表示されます。

  4. 以下の手順で表示項目の設定を行います。

    1. 画面左側の[非表示項目]のリストからPC一覧に表示する項目を選択し、画面中央の[>>]ボタンをクリックします。項目は複数選択できます。

      →選択した項目が、画面右側の[表示項目]に追加されます。

    2. 画面右側の[表示項目]のリストからPC一覧に表示しない項目を選択し、画面中央の[<<]ボタンをクリックします。項目は複数選択できます。

      →選択した項目が、画面右側の[表示項目]から削除されます。

    3. [表示項目]の順序を変更する場合は、画面右側の[表示項目]のリストから項目を選択し、[上に移動]または[下に移動]ボタンをクリックします。

  5. 表示項目の設定が完了したら、[OK]ボタンをクリックします。

    →PC一覧の表示項目が、設定した項目に変更されます。

未配置PCのインベントリ情報を参照する

未配置PCとは、ユーザー管理情報に登録されていないユーザーのPC、またはメインメニューの[環境設定]-[ユーザー管理]で部門ツリーから削除したユーザーのPCのことです。

以下の画面では、部門選択ツリーの「未配置」を選択した状態で、右側のフィールドに表示されたPCが、未配置PCとなります。

未配置PCのハードウェア情報も、CSV形式のファイルに保存できます。部門ツリーから「未配置」を選択し、[CSV出力]ボタンをクリックして、画面に従い出力します。

また、ユーザー管理情報に登録されたユーザーのPCと同じように、インベントリ情報も参照できます。

未配置PCがある場合は、以下の対処をしてください。

未配置PCがある場合は、以下の対処を行ってください。

  1. 検索条件入力欄の[部門選択]で選択する部門を「未配置」を選択します

  2. CSV形式ファイルを出力します。

  3. 出力したCSV形式ファイルを開き、PCおよびユーザーを確認して、次の操作を実施してください。

CSVファイルを出力する方法

収集した情報をCSVファイルとして出力できます。検索して絞り込んだ場合には、絞り込まれた情報がCSVファイルに格納されます。検索せずに出力した場合は、収集された情報が全てCSVファイルに格納されます。

CSVファイルを出力する場合は、[CSV出力]ボタンをクリックして、画面に従い出力します。

運用対処

インベントリ情報画面では、以下の運用対処が行えます。

PC一覧から対処したいPCのチェックボックスにチェックして、対処を行いたい内容を「対処」のプルダウンメニューから選択してください。

[実行]ボタンをクリックすると、対処に応じた対処内容の確認画面が表示されますので、内容を確認した後に[OK]ボタンをクリックしてください。

選択したPCに対して、対処が行われます。

「対処」の選択項目の内容について

インベントリ情報画面で行える「対処」の選択項目の内容については、“運用対処”の“「対処」の選択項目の内容について”に記載されている、以下の運用対処の各説明を参照してください。

  • メッセージ送信

  • インベントリ収集

  • インベントリ削除