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Systemwalker Desktop Patrol 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

2.1.5 ユーザー管理情報またはビル管理情報を作成する

ユーザー管理情報またはビル管理情報の作成は、以下の手順で行います。

  1. ユーザーまたはビルの登録

  2. 操作権限の設定

2.1.5.1 ユーザーまたはビルを登録する

ユーザー管理情報またはビル管理情報を登録する方法は、登録したい情報の入力方法によって、以下の5種類があります。

CSVファイルの記述形式については、“リファレンスマニュアル”を参照してください。

注意

  • ログイン中のユーザーに対し、所属する部門コードの変更、または、ユーザー管理情報の削除を行うことはできません。

  • システムアカウントのユーザーを削除しようとした場合、システムアカウントの状態で未配置に移動します。本当に不要である場合は、権限を変更してから再度削除処理を行ってください。

  • ビル管理情報の削除で、「ビル事業所コード:9990」はシステム内で使用しているコードなので、削除できません。

  • 部門削除を行うと、削除対象の部門に所属する「部門管理アカウント」のユーザーは、「ユーザーアカウント」となります。

CSVファイルのアップロードによる新規登録

アップロードによる新規登録の方法は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [アップロード]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. 以下の項目を選択します。

    • [マスタ管理情報]

      更新する管理情報を選択します。

      • ユーザー管理情報

      • ビル管理情報

    • [処理選択]

      処理を以下から選択します。

      項目

      意味

      [追加・更新]

      マスタ管理情報に登録済のデータを追加・更新します。

      アップロードするデータの「キー項目」の値と、登録済みの管理情報の「キー項目」の値が重複しないデータは新規に登録し、アップロードするデータの「キー項目」の値と、登録済みの管理情報の「キー項目」の値が一致したデータは更新します。

      ※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。

      [削除]

      マスタ管理情報に登録済のデータを削除します。

      アップロードするデータの「キー項目」の値と、登録済みの管理情報の「キー項目」の値が一致したデータを削除します。

      ※「キー項目」とは、CSV形式で作成された各管理情報の最初の項目です。

    • [ファイル]

      CSV形式ファイルを選択します。

  4. 指定が完了したら[OK]ボタンをクリックします。

    →アップロード結果が表示されます。

    エラーが発生した場合は、マスタ管理情報に不整合があり、追加・更新または削除できなかったマスタの一覧をダウンロードできます。

    エラー内容については、“リファレンスマニュアル”の“dtpmast.exe(マスタ管理情報構築)”コマンドのエラー内容を参照してください。

CSVファイルのアップロードによる修正登録

すでに登録されたマスタ管理情報を修正する方法は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。

  3. [ユーザー情報ダウンロード]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    [ビル情報ダウンロード]ボタンをクリックした場合は、以下の画面が表示されます。

  4. ダウンロードアンカーを右クリックし、「対象をファイルに保存」または「リンクを保存」を選択します。拡張子を“.csv”にして保存してください。

    部門管理アカウントユーザーの場合、所属部門およびその配下の部門のマスタ管理情報をダウンロードできます。上位部門および他部門を含むマスタ管理情報は、ダウンロードできません。

  5. ダウンロードしたファイルを編集して、追加、更新、または削除の目的に合わせてデータファイルを作成します。

    注意

    ダウンロードしたCSV形式のファイルを修正・保存する際に、テキストエディタではなくMicrosoft Excelなどの表計算ソフトウェアを使用する場合は、以下のことに注意してください。

    • 元のファイルでは、ダブルクォーテーションマークで値が表示されているにも関わらず、表計算ソフトウェアで修正・保存するとダブルクォーテーションマークが消えてしまう場合は、テキストエディタなどでダブルクォーテーションマークを追加してください。

    • 元のファイルでは、「000001」のように、上位の桁に0が表示されているにも関わらず、表計算ソフトウェアで修正・保存すると上位の0が消えて「1」になってしまう場合は、表計算ソフトウェアで強制的に文字項目であることを認識させてください。

      • 例) Microsoft Excelで修正する場合は、ユーザー書式を使って上位に0を表示するか、値の先頭にシングルクォーテーションマークを入れるなど。

    • Microsoft Excelの仕様としてファイルをCSV形式で保存する際にUTF-8で保存できない場合があります。Systemwalker Desktop Patrolで入出力するファイルのエンコード形式をUTF-8に指定していた場合は、UTF-8に対応したソフトウェアで修正・保存してください。
      入出力するファイルのエンコード形式については、“リファレンスマニュアル”の“SWDTP_config.exe(各種設定変更)”を参照してください。

    注意

    CSVファイルを編集する際、各ユーザーのパスワード情報を編集し、アップロードするとパスワードが置き換わります。

    各ユーザーのパスワードをそのまま使用したい場合は、CSVファイル内のパスワード情報を省略することで、設定済みのパスワードがそのまま有効となります。

  6. 前述した新規登録の場合と同様に、[ユーザー管理-アップロード]画面からCSV形式の管理情報を登録します。

メインメニューからのユーザーの新規登録

メインメニューからの新規登録の方法は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [ユーザー管理]をクリックします。

    →[ユーザー管理]画面が表示されます。

  3. [ユーザー追加]ボタンをクリックします。

    →[ユーザー管理 - 追加]画面が表示されます。

  4. 以下の項目を設定します。

    項目

    内容

    [ユーザーID]

    ユーザーを特定するID番号を指定します。

    ユーザーIDは、1文字以上20文字以内の半角英数字、半角記号「.」、「-」、「@」、「_」で指定します。

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    省略することはできません。

    [ユーザー名]

    ユーザー名を指定します。

    ユーザー名は、全角30文字、半角60文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、「:」、「;」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    省略することはできません。

    [パスワード](注)

    パスワードを指定します。

    パスワードは、4文字以上12文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「-」、「=」、「*」、「'」、「@」、「~」、「(」、「)」、「&」、「$」、「#」、「"」、「!」、「?」、「%」、「\」、「.」、「,」、「/」、「:」、「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、「>」、「{」、「_」、「}」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [パスワード(確認)]

    [パスワード]で指定したパスワードと同じものを再入力します。

    [電話番号]

    電話番号を指定します。

    電話番号は、20文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「#」、「(」、「)」、「_」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [FAX番号]

    FAX番号を指定します。

    FAX番号は、20文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「#」、「(」、「)」、「_」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [メールアドレス]

    メールアドレスを指定します。

    メールアドレスは、50文字以内の半角英数字、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「.」、「-」、「@」、「_」、「*」

    先頭は半角英数字だけが指定できます。

    また、「@」を2つ以上指定することはできません。

    [部門コード]

    ユーザーが所属する部門の部門コードを指定します。

    部門コードは、36文字以内の半角英数字、半角記号「-」で指定します。

    部門コードが英字の場合は、英大文字で指定します。英小文字で登録しても、英大文字で登録されます。

    [ビル事業所コード]

    ユーザーが所属する事業所を示すコードを指定します。

    ビル事業所コードは、4文字以内の半角数字で指定します。

    (注)メインメニューにログインする場合、パスワードは必須です。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    →ユーザーが追加され、[ユーザー管理]画面に戻ります。

メインメニューからのユーザーの変更

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [ユーザー管理]をクリックします。

    →[ユーザー管理]画面が表示されます。

  3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。

  4. 変更したいユーザーのユーザーIDリンクをクリックします。

    →[ユーザー管理 - 変更]画面が表示されます。

  5. 以下の項目の中から、変更したい項目を再入力します。

    項目

    内容

    [ユーザー名]

    ユーザー名を指定します。

    ユーザー名は、全角30文字、半角60文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「{」、「}」、「<」、「>」、「:」、「;」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    省略することはできません。

    [パスワード](注)

    パスワードを変更する場合は、[変更する]にチェックします。

    パスワードは、4文字以上12文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「-」、「=」、「*」、「'」、「@」、「~」、「(」、「)」、「&」、「$」、「#」、「"」、「!」、「?」、「%」、「\」、「.」、「,」、「/」、「:」、「;」、「`」、「[」、「]」、「|」、「<」、「>」、「{」、「_」、「}」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [パスワード(確認)]

    [パスワード]で指定したパスワードと同じものを再入力します。

    [電話番号]

    電話番号を指定します。

    電話番号は、20文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「#」、「(」、「)」、「_」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [FAX番号]

    FAX番号を指定します。

    FAX番号は、20文字以内の半角英数字、半角空白、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「*」、「+」、「,」、「-」、「.」、「/」、「#」、「(」、「)」、「_」

    英字は、大文字と小文字が区別されます。

    [メールアドレス]

    メールアドレスを指定します。

    メールアドレスは、50文字以内の半角英数字、半角記号で指定します。

    指定できる半角記号は、以下のとおりです。

    「.」、「-」、「@」、「_」、「*」

    先頭は半角英数字だけが指定できます。

    また、「@」を2つ以上指定することはできません。

    [部門コード]

    ユーザーが所属する部門の部門コードを指定します。

    部門コードは、36文字以内の半角英数字、半角記号「-」で指定します。

    部門コードが英字の場合は、英大文字で指定します。英小文字で登録しても、英大文字で登録されます。

    [ビル事業所コード]

    ユーザーが所属する事業所を示すコードを指定します。

    ビル事業所コードは、4文字以内の半角数字で指定します。

    (注)メインメニューにログインする場合、パスワードは必須です。

  6. [OK]ボタンをクリックします。

    →ユーザー情報が変更され、[ユーザー管理]画面に戻ります。

メインメニューからのユーザーの削除

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →[環境設定]画面が表示されます。

  2. [ユーザー管理]をクリックします。

    →[ユーザー管理]画面が表示されます。

  3. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。

  4. [ユーザー一覧]から削除したいユーザーのチェックボックスにチェックを入れ、[ユーザー削除]ボタンをクリックします。

    →削除確認メッセージが表示されます。

  5. [OK]ボタンをクリックします。

    →[ユーザー管理 - 削除]画面に遷移し、削除結果が表示されます。

2.1.5.2 操作権限を設定する

ユーザーに操作権限を割り当てます。

操作権限には以下の3種類があります。詳細については“1.1 操作権限”を参照してください。

なお、システムアカウントの権限設定は、システムアカウントでログインしている場合のみ、設定可能です。

手順は、以下のとおりです。

  1. メインメニューにログインし、[環境設定]をクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  2. [権限設定]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  3. 設定対象の権限を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

  4. 左側のフィールドの部門ツリーから、部門を選択します。

    →選択した部門配下のユーザーが、右側のフィールドに表示されます。

    なお、部門に所属していない未配置のユーザーはユーザー一覧に表示されず、権限設定はできません。

  5. 権限設定対象のユーザーにチェックし、[OK]ボタンをクリックします。

    →ユーザーに権限が設定されます。

    なお、パスワードが設定されていないユーザーはチェックできないようグレーアウト表示され、権限設定はできません。

  6. 権限が設定されたユーザーを確認する場合は、再度“3.”の手順から行い、[所属ユーザー一覧]タブをクリックして確認します。

    →所属したユーザー一覧が表示されます。