ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.6.3 JMS接続ファクトリの定義項目

定義項目

プロパティ

プロパティ名

get

set

list

JNDI名

jndi-name

×

×

リソースタイプ

connection-definition-name

×

×

説明

description

×

状態

enabled

×

追加プロパティ

UserName

property.UserName

×

Password

property.Password

×

ClientId

property.ClientId

×

任意のプロパティ名

property.${PropertyName}

×

プール設定

初期および最小プールサイズ

steady-pool-size

×

最大プールサイズ

max-pool-size

×

プールサイズ変更量

pool-resize-quantity

×

アイドルタイムアウト

idle-timeout-in-seconds

×

最大待ち時間

max-wait-time-in-millis

×

トランザクション管理

トランザクションサポート

transaction-support

×

JNDI名

定義項目名

resources.connector-resource.${jndi-name}.jndi-name

説明

JMS接続ファクトリをlookupするためのJNDI名です。

初期

なし


リソースタイプ

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.connection-definition-name

説明

JMS接続ファクトリのタイプです。

すでに作成したJMS接続ファクトリのリソースタイプを変更する場合は、対象のJMS接続ファクトリを再作成してください。

範囲
  • javax.jms.TopicConnectionFactory

  • javax.jms.QueueConnectionFactory

  • javax.jms.ConnectionFactory

初期

なし


説明

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}.description

および

resources.connector-resource.${jndi-name}.description

説明

JMS接続ファクトリの説明文です。

注意

定義項目名に記載した定義に、必ず同じ値を設定してください。

範囲

任意の文字列

初期

なし


状態

定義項目名

resources.connector-resource.${jndi-name}.enabled

説明

JMS接続ファクトリを有効にする(true)/しない(false)を指定します。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲
  • true

  • false

初期

true


UserName

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.property.UserName

説明

メッセージブローカとの接続時に使用するユーザ名です。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲

任意の文字列

初期

guest


Password

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.property.Password

説明

メッセージブローカとの接続時に使用するパスワードです。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲

任意の文字列

初期

guest


ClientId

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.property.ClientId

説明

永続的なサブスクライバ(durable subscriber)が使用するJMS接続ファクトリのクライアントIDです。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲

任意の文字列

初期

なし


任意のプロパティ名

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.property.${PropertyName}

説明

任意のプロパティ名を指定します。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲
  • プロパティ名

    • 半角英数字(先頭指定可能)

    • 特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’、‘/’、‘;’、‘#’)

  • プロパティ値

    任意の文字列

asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)して実行すると、値をなしに設定できます。

初期

なし


初期および最小プールサイズ

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.steady-pool-size

説明

プール内の接続の最小数です。
本値は、最初のプール作成時に、プールに含まれる接続数としても使用されます。
最大プールサイズ以下の値を指定してください。

範囲

0~2147483647の整数値

初期

8


最大プールサイズ

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.max-pool-size

説明

プール内の接続の最大数です。
プール数が最大プールサイズに達し、すべての接続が使用中の場合、接続要求はキューに格納されます。使用中の接続が解放されると、キューに格納された要求が取り出されて処理が実行されます。
初期および最小プールサイズ以上で、かつプールサイズ変更量以上の値を指定してください。

範囲

1~2147483647の整数値

初期

32


プールサイズ変更量

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.pool-resize-quantity

説明

最大プールサイズ/最小プールサイズに対して、プールサイズの拡大/縮小を行うと、一括処理でプールサイズが変更されます。ただし、プールサイズ変更時には最大プールサイズまで拡大し、最小プールサイズまで縮小します。
本値は、一括処理において拡大/縮小を行う接続数です。
最大プールサイズ以下の値を指定してください。

ポイント

本値を過大に設定すると、接続の作成と再利用が遅れ、過小に設定すると、効率が落ちます。

範囲

1~2147483647の整数値

初期

2


アイドルタイムアウト

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.idle-timeout-in-seconds

説明

プールにおけるアイドル状態のままで接続できる最長時間(秒)です。この時間を過ぎると、接続はプールから削除されます。

範囲

1~2147483647の整数値

初期

300


最大待ち時間

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.max-wait-time-in-millis

説明

接続を要求するアプリケーションが、接続タイムアウトになるまでの待ち時間(ミリ秒)です。
「0」を指定した場合は、接続タイムアウトは発生しません。

範囲

0~2147483647の整数値

初期

60000


トランザクションポート

定義項目名

resources.connector-connection-pool.${jndi-name}-Connection-Pool.transaction-support

説明

接続ファクトリがサポートするトランザクションのレベルを、以下より選択します。

  • XATransaction:XAトランザクションサポート

  • LocalTransaction:ローカルトランザクションサポート

  • NoTransaction:トランザクション非サポート

本項目が定義されていない場合は、XAトランザクションサポートで動作します。

注意

運用中に定義を変更すると、プールに含まれるすべての接続が削除されます。

範囲
  • XATransaction

  • LocalTransaction

  • NoTransaction

初期

なし


関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.19 JMSの提供機能

チューニング方法

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド
  create-jms-resourceサブコマンド
  delete-jms-resourceサブコマンド
  list-jms-resourcesサブコマンド