配備済みアプリケーションを配備モジュール単位に更新します。
asadminコマンドのdeployサブコマンドを使用して、配備済みアプリケーションの下記設定を引き継いだままアプリケーションを更新します。
deployサブコマンド
アプリケーションから参照するライブラリ(JARファイル)
context-root
配備されたアプリケーションの活性状態は必ず"true"となります。
例
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin deploy --force=true --name Sample --target IJServer001 sample.ear |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin deploy --force=true --name Sample --target IJServer001 sample.ear |
詳細は「10.1.9.1 deployサブコマンド」を参照してください。
注意
再配備時に--contextrootオプションを指定した場合や、application.xmlに記載されているcontext-rootを変更したモジュールを再配備した場合、context-rootは更新されます。
その他の注意事項については、「1.4.2 配備時の注意事項」を参照してください。
IJServerクラスタを停止することなく、モジュールの再配備を行うことが可能ですが、業務運用中にアプリケーション入れ替えが行われると、クラスファイルの不整合などが発生する可能性があります。
IJServerクラスタを停止するか、夜間など業務アプリケーションに対するリクエストがない時に実施してください。
なお、配備モジュールに問題がある場合は、メッセージが出力されて、処理が中断されます。
ディレクトリ配備したアプリケーションを配備ディレクトリ単位で再配備することが可能です。--forceオプションをtrueに設定しdeployサブコマンドを実行することで再配備します。
また、アプリケーションモジュール(ear, war, jarなど)を配備したターゲットに対しても、アプリケーション名が同じであればディレクトリによる再配備が可能です。この場合、もともとリポジトリにコピーされていたアプリケーション資産は削除されます。
ディレクトリ単位で配備したアプリケーションをアプリケーション資産の各ファイル単位で更新したい場合、配備対象ディレクトリ内のファイルを置き換えることで更新可能です。
アプリケーション資産の置き換え後、domain.xmlの更新日時を変更してから、IJServerクラスタまたはJava EE 7 DASサービスを再起動してください。
注意
エンタープライズアプリケーションをディレクトリ単位で再配備するときは、サブモジュールを削除しないでください。エンタープライズアプリケーションにサブモジュールの削除を含む変更を行った場合は、いったん配備解除をしてから配備しなおしてください。