以下について説明します。
HotDeploy機能使用時の注意事項
通常業務中のHotDeploy機能は、以下のような問題があるため、推奨しません。夜間などリクエストが少ない状況で利用してください。
EJBアプリケーションでリクエストを処理中にHotDeployを実行した場合、以下のメッセージがサーバーログに出力されることがあります。
EJB6145
Webアプリケーションでリクエストを処理中にHotDeployを実行した場合、以下のメッセージを含むjava.lang.IllegalStateExceptionがスローされることがあります。({0}: リソース名)
WebappClassLoader unable to load resource [{0}], because it has not yet been started, or was already stopped
実装に問題がないアプリケーションを配備した時に以下のようなエラーが発生する場合は、IJServerクラスタ内で不整合が発生している可能性があるため、IJServerクラスタを再起動してください。
java.lang.ClassNotFoundException
javax.naming.NameAlreadyBoundException
javax.naming.InvalidNameException
EJBクライアントを含むWARファイルのHotDeployを実行した場合、Javax.naming.NamingExceptionが発生し、サーバアプリケーションの呼出しに失敗します。EJBクライアントを含むWARファイルのHotDeployは実施しないでください。
Webアプリケーション配備時の注意事項
以下の条件に該当する場合、コンテキストルートが同じWebアプリケーションを配備できません。
配備した場合は、メッセージ「WSC04122」が表示され配備に失敗します。
IJServerクラスタとWebサーバを同じマシンで運用している場合、かつ
IJServerクラスタで同じWebサーバを使用している場合、かつ
IJServerクラスタのいずれかがバーチャルホストを使用していない場合、または
IJServerクラスタが同じバーチャルホストを使用している場合
WSC04122については、「11.73 メッセージ番号に「WSC」を含むメッセージ」を参照してください。
リソースアダプタ再配備時の注意事項
リソースアダプタの再配備に失敗した場合、再配備対象のリソースアダプタは配備解除されますが、リソースアダプタと関係するコネクタ接続プール、コネクタリソース、管理オブジェクトリソース、およびリソースアダプタの定義情報は削除されません。再配備に失敗した原因を取り除き、再度リソースアダプタを配備することで関係するリソースなどの利用が可能となります。なお、関係するリソースなどを使用しない場合は、個別に削除を行ってください。
ライブラリ(--librariesオプション)指定文字列の注意事項
以下の指定は行わないでください。
2Byte文字
最後尾に空白文字(スペース、タブ)
アプリケーションのファイル名の注意事項
アプリケーション名(--nameオプション)に以下の文字を指定してください。
英数字または特殊文字(‘-’、‘_’、‘.’)
先頭には、英数字または‘_’だけが指定可能
オートリロード機能使用時の注意事項
配備モジュールのクラスファイルを頻繁に変更して動作確認する開発作業中は、オートリロード機能を使用することで開発効率を向上させることが可能です。
ただし、オートリロード機能は、以下の理由のためアプリケーションの開発時のみ使用してください。
".reload"ファイルの変更を絶えず監視するため、Interstage Java EE 7 DASサービスのCPU使用率が増加します。
リロード直前のアプリケーションが保有するセッション情報は破棄されます。
アプリケーションの入れ替え中はリクエストを受け付けることができません。
Interstage Java EE 7 DASサービスにアプリケーションを配備するときの注意事項
Interstage Java EE 7 DASサービスへアプリケーションを配備しているときにInterstarge Java EE 7 DASサービスが異常終了した場合、Interstage Java EE 7 DASサービスを再起動してアプリケーションをもう一度配備しなおしても、正常に動作しない場合があります。配備しなおしたアプリケーションが正常に動作しなかったときは、アプリケーションの再配備を行ってください。
アプリケーションの再配備機能使用時の注意事項
再配備の対象に、ディレクトリ展開済みアプリケーションの配備を行ったエンタープライズアプリケーションを指定する場合は、サブモジュールを削除しないでください。ディレクトリ展開済みアプリケーションの配備を行ったエンタープライズアプリケーションのサブモジュールを削除する場合は、いったん配備解除をしてからもう一度配備してください。
もし、エンタープライズアプリケーションのサブモジュールを削除して再配備を行った場合は、削除したモジュールを追加した後、アプリケーションの配備解除をしてから、アプリケーションの配備を行ってください。