配備済みのアプリケーションを対象に、中央リポジトリ内のアプリケーションをリロードします。配備済みのアプリケーションは、ディレクトリに展開された形式で中央リポジトリに格納されています。中央リポジトリ内のファイルを更新(追加・削除も含む)することで、アプリケーションを更新できます。
アプリケーションのオートリロードは、次に示す手順で行います。
アプリケーションのオートリロード機能の有効化
オートリロード機能はデフォルトでは無効化されています。管理サービスの定義項目の「オートリロード」を有効にします。詳細については、「8.8.5 管理サービスの定義項目」を参照してください。
配備済みアプリケーションのファイルの更新
配備済みアプリケーションは、以下のディレクトリに配備モジュールを展開した形式で格納されています。更新するファイルを入れ替えます。
[ファイル格納先]
[Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\applications\[アプリケーション名] |
[Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/applications/[アプリケーション名] |
オートリロードの監視リストへの登録
アプリケーションの展開ディレクトリ直下に".reload"ファイルを作成してください。".reload"ファイルがすでに作成済みの場合、".reload"ファイルのタイムスタンプを更新してください。オートリロード処理の監視対象にアプリケーションが登録されます。
例
echo.> [Java EE 7共通ディレクトリ]\domains\domain1\applications\[アプリケーション名]\.reload |
touch [Java EE 7共通ディレクトリ]/domains/domain1/applications/[アプリケーション名]/.reload |
※".reload"ファイルの内容は問いません。
アプリケーションのオートリロードに関する定義項目については、「8.8.5 管理サービスの定義項目」を参照してください。
注意
オートリロード機能はInterstage Java EE 7 DASサービスに展開されているアプリケーションで使用できます。IJServerクラスタに展開されているアプリケーションには使用できません。
またオートリロード機能は以下のアプリ種別のみで使用可能です。
エンタープライズアプリケーション
Webアプリケーション
EJBアプリケーション
※コネクタモジュール、ライフサイクルモジュール、アプリケーションクライアントモジュールでは使用できません。
オートリロードにより更新されたアプリケーションの定義項目の「説明」が削除されます。必要に応じて再度設定してください。
配備時に--precompilejspオプションを指定しても、オートリロードを行うと事前コンパイルされたクラスは削除されます。再作成はされません。
Interstage Java EE 7 DASサービスの起動直後およびアプリケーションの配備直後にオートリロードを行った場合、アプリケーションのオートリロードがされないことがあります。オートリロードが動作しなかった場合は再度".reload"ファイルのタイムスタンプを更新してください。
オートリロードを行ったときに、メタスペースにリロード前のアプリケーションのデータが残存する場合があります。そのため、事前にInterstage Java EE 7 DAS サービスのメタスペースの最大値を十分大きくしてから行ってください。もし、メタスペースが足りなくなりOutOfMemoryErrorが発生した場合は、「12.3.3 アプリケーションの運用に関する異常」を参照して対処してください。
注意事項については、「オートリロード機能使用時の注意事項」も参照してください。