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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

2.5.5 生存通知の監視

Interstage Java EE 7 DASサービスおよびサーバーインスタンスのプロセスは、PCMIサービスによって生存通知を監視されます。

監視対象のプロセスはPCMIサービスに5秒間隔で生存通知を送信します。PCMIサービスでは、監視対象のプロセスから受信する生存通知の間隔がPCMIプロファイルの「生存通知監視時間」を超過したら、ハングアップやスローダウンなど何等かの異常が発生していると判断します。「生存通知監視時間」の省略値は、30秒です。



監視対象のプロセスから受信する生存通知の間隔が「生存通知監視時間」を超過したら、PCMIプロファイルの「生存通知監視時間超過時の制御」が実行されます。「生存通知監視時間超過時の制御」に指定可能な動作は下記です。

警告メッセージをイベントログ/システムログに出力しない

生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。

  1. Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。

  2. 1.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。


注意

生存通知の監視時間の超過を検出したサーバーインスタンスは、処理を継続します。


警告メッセージをイベントログ/システムログに出力する

生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。

  1. イベントログ/システムログに、警告メッセージ「PCMI1108」を出力します。

  2. Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。

  3. 2.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。


注意

生存通知の監視時間の超過を検出したサーバーインスタンスは、処理を継続します。


警告メッセージをイベントログ/システムログに出力して、プロセスを強制停止する

生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。

  1. イベントログ/システムログに、エラーメッセージ「PCMI1109」を出力します。

  2. Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。

  3. 2.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。

  4. 3.の10秒後、プロセスを強制停止します。


注意

PCMIプロファイルの「プロセスの自動再起動」に「自動再起動する」(デフォルト)を設定している場合、強制停止されたプロセスは自動的に再起動されます。


参照