Interstage Java EE 7 DASサービスおよびサーバーインスタンスのプロセスは、PCMIサービスによって生存通知を監視されます。
監視対象のプロセスはPCMIサービスに5秒間隔で生存通知を送信します。PCMIサービスでは、監視対象のプロセスから受信する生存通知の間隔がPCMIプロファイルの「生存通知監視時間」を超過したら、ハングアップやスローダウンなど何等かの異常が発生していると判断します。「生存通知監視時間」の省略値は、30秒です。
監視対象のプロセスから受信する生存通知の間隔が「生存通知監視時間」を超過したら、PCMIプロファイルの「生存通知監視時間超過時の制御」が実行されます。「生存通知監視時間超過時の制御」に指定可能な動作は下記です。
警告メッセージをイベントログ/システムログに出力しない
生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。
Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。
1.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。
注意
生存通知の監視時間の超過を検出したサーバーインスタンスは、処理を継続します。
警告メッセージをイベントログ/システムログに出力する
生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。
イベントログ/システムログに、警告メッセージ「PCMI1108」を出力します。
Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。
2.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。
注意
生存通知の監視時間の超過を検出したサーバーインスタンスは、処理を継続します。
警告メッセージをイベントログ/システムログに出力して、プロセスを強制停止する
生存通知の監視時間を超過した場合、以下の処理が行われます。
イベントログ/システムログに、エラーメッセージ「PCMI1109」を出力します。
Java VMログに1回目のフルスレッドダンプを出力します。
2.の10秒後、Java VMログに2回目のフルスレッドダンプを出力します。
3.の10秒後、プロセスを強制停止します。
注意
PCMIプロファイルの「プロセスの自動再起動」に「自動再起動する」(デフォルト)を設定している場合、強制停止されたプロセスは自動的に再起動されます。
参照
PCMIプロファイルの設定方法については、「6.2.1 PCMIプロファイルの変更方法」を参照してください。
PCMIプロファイルの定義項目については、「8.2 PCMIサービスの定義項目」を参照してください。