SafeCLUSTERと連携したスタンバイ機能を利用している場合に、古いバージョンレベルから移行する場合の移行手順について説明します。
以下の手順に従ってRDBシステムの移行を行ってください。
注) V6.0L10以前から移行する場合に必要な作業です。V7.0L10以降から移行する場合は、行う必要はありません。
以下に各手順の詳細を説明します。
RDA-SV機能を利用している場合は、RDA-SVを停止してください。
参照
作業の詳細は、“RDA-SVオペレーションガイド”の“RDA-SVの使用方法”を参照してください。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを停止してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。
RDBディレクトリファイルを配置したパス名を確認してください。
スケーラブルディレクトリ運用を行っていない場合
> rdbprdic -r
スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合
> rdbscldir -V
以下のコマンドを実行して、データベースの文字コード系を必ず控えておいてください。
> rdbprt -m CODE Code Information Data Code ...... SJIS (注) qdg12074i:rdbprtが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=RDBSYS1)
注) 現在使用しているデータベースの文字コード系が表示されます。
JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを停止してください。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
クラスタ運用管理ビューでスタンバイ型のクラスタサービスを停止してください。
停止したスタンバイ型のクラスタサービス内の、Symfoware Serverのリソース(スタンバイ機能の待機ノードは除きます)を配置しているすべてのノードのイベントログに、Symfoware Serverの停止メッセージが出力されるので、正常に停止されていることを確認してください。
正常に停止していない場合は、再度クラスタ運用管理ビューでクラスタサービスを起動した後、改めてスタンバイ型のクラスタサービスを停止してください。
参照
作業の詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”の“クラスタサービスの停止”を参照してください。
ディスクリソースを活性状態にします。
参照
作業の詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”の“ディスクリソースを活性状態にする”を参照してください。
“A.3.2 ファイルのバックアップ”を参照し、ファイルをバックアップしてください。
また、セットアップ先のドライブ:\データ格納先 \RDB\ETC(C:\SFWD\RDB\ETC)配下の以下の表に示す各種パラメタファイルをバックアップしてください。
ファイル | リカバリ方法 |
---|---|
RDBシステム名.cfg (注1) | 編集していた箇所を新しいファイルで再編集 |
各種サブプロシジャ (注2) | バックアップしていたファイルを複写 |
注1) マルチRDB運用を行っている場合の、RDBシステム名です。
注2) サブプロシジャを登録している場合のみバックアップしてください。
“7.1 Symfoware Serverのアップグレードインストール”を参照して、Symfoware Serverのアップグレードインストールを行ってください。
セットアップ先のドライブ:\SFWD\RDB\ETC配下の“表A.3 バックアップが必要な各種パラメタファイル”に示す各種パラメタファイルをリカバリしてください。
“1. RDBディレクトリファイルの変換”を参照して、RDBディレクトリファイルを変換してください。
“2. RDBディクショナリのレベルアップ”を参照して、RDBディクショナリのレベルアップをレベルアップしてください。
監査ログとしてSQL文に関する情報を新たに取得する場合は、“3. 監査ログ表の再作成”を参照して、監査ログ表の再作成を実施してください。
監査ログのセションに関する情報とアクセスに関する情報を参照する場合で、新たに今回追加された3階層システムのWebサーバ接続情報を参照する場合は、“4. 監査ログの参照先の変更”を参照して、使用するビュー表を変更してください。
ディスクリソースを非活性状態にします。
参照
作業の詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”の“ディスクリソースを非活性状態にする”を参照してください。
クラスタ運用管理ビューでスタンバイ型のクラスタサービスを起動してください。
参照
作業の詳細は、“クラスタ導入運用ガイド”の“クラスタサービスの起動”を参照してください。
JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを起動してください。
参照
作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsをセットアップしてください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsのセットアップ”を参照してください。
WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを起動してください。
参照
作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。
RDA-SV機能を利用している場合は、RDA-SVを起動してください。
参照
作業の詳細は、“RDA-SVオペレーションガイド”の“RDA-SVの使用方法”を参照してください。
運用を開始する前に、正しく移行が行えたかどうか、切替えや組込みを行って動作確認してください。
メディアリカバリ用の退避データは、旧バージョンの退避データが使用できないため、退避データを採取してください。