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ServerView Resource Orchestrator V3.4.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能 使用手引書
FUJITSU Software

3.1.3 セキュリティリスク検出時の運用手順【Trend Micro PM】

手順

  1. インフラ管理者はメール通知により、セキュリティリスクが検出されたことを認識します。
  2. 以下のサーバからの通知に従い、セキュリティリスクが発生したL-Serverに対して、設定内容に従った自動的な対処または、管理者が選択した対処が実施されます。
  3. インフラ管理者は、マネージャーの対処が正常に実施されていることを、以下で確認します。
    • GUI(RORコンソール)で、エラーメッセージが発生していないこと
    • 隔離を実施した場合

      GUI(RORコンソール)からL-Serverのネットワークが検疫ネットワークに切り替わったことおよびL-ServerのIPアドレス

    • 再起動を実施した場合

      GUI(RORコンソール)からL-Serverの起動の状態。再起動によりセキュリティリスクが解消された場合には、セキュリティリスク解消時の運用に進んでください。

    • 本製品のマネージャーが複数台で構成されている場合

      セキュリティリスクが検出されたL-Serverを管理する本製品のマネージャーが特定出来ていること。

      特定は、1台目の本製品のマネージャーのGUI(RORコンソール)で出力されている以下のメッセージを確認してください。

      FJSVrcx:INFO:21143:quarantine L-Server(submgr:本製品のマネージャーのIPアドレスまたはFQDN):started

    上述の確認で異常を検知した場合、「3.1.6.3 セキュリティリスク検出時の自動対処に失敗した場合の対処【Trend Micro PM】」の手順を実施してください。

  4. 隔離を実施した場合、セキュリティリスクが発生した環境は、利用できなくなります。
    仮想PCの場合、インフラ管理者に依頼することで、他の仮想PCを利用できます。
  5. 隔離を実施した場合、インフラ管理者は、セキュリティリスクが発生した仮想PC・SBCサーバのコンソールを開いて以下の検疫処理を実施します。
    1. 手順3.で確認したL-ServerのIPアドレスおよびネットワーク情報に合わせて、OSのネットワーク設定を変更してください。
    2. ウイルス対策製品のマニュアルに従って対処を実施し、その後、ウイルススキャンを実施します。
      ウイルスが検出されないことを確認してください。
  6. 隔離を実施した場合、仮想マシンからログオフします。
    手順5の検疫処理が完了後、仮想マシンからログオフしてください。