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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

15.1 概要

業務処理実行アプリケーション開発の概要について説明します。

Javaで作成した業務処理実行アプリケーションは、Message-driven Beanである非同期アプリケーション連携実行基盤の実行環境と組み合わされて動作するため、両者を1つの配備ファイルとして作成し、アプリケーションサーバのワークユニット上に配備して運用します。

このため、ユーザが業務処理実行アプリケーションを開発する場合、Interstage Studio上でアプリケーション連携フロープロジェクト(Interstage StudioのEnterprise JavaBeansプロジェクトと同様のプロジェクト構成をもつ、Javaの業務処理実行アプリケーション開発用のプロジェクト)を作成し、プロジェクト内に業務処理実行アプリケーション(Javaソースファイル)を作成します。

アプリケーション連携フロープロジェクト内に作成する資産を開発資産として管理してください。プロジェクト内に作成する開発資産は業務処理実行アプリケーションのほかに、以下のファイルがあります。

業務処理実行アプリケーションの作成後、プロジェクトをビルドし、配備ファイルを作成します。配備ファイルには以下の種類があります。

配備ファイルの作成単位についての詳細は、“2.7 実行時の構成”を参照してください。
配備ファイルはアプリケーションサーバのワークユニット上に配備します。運用資産として管理してください。

サーバアプリケーション資産の分類

サーバアプリケーション資産の分類を以下に示します。
開発資産とは、アプリケーションの開発に必要な資産でありバージョン管理対象および開発環境のバックアップ対象となります。
運用資産とは、アプリケーションの実行に必要な資産であり運用環境のバックアップ対象となります。

ファイル名

開発資産

運用資産

業務処理実行アプリケーション
(Javaソースファイル、拡張子は“java”)

フロー定義ファイル
(ファイル名はユーザ指定、拡張子は“apfl”)

ejb-jar.xml

application.xml

logConf.xml

logresource.xml

ejb.jar
(ファイル名はユーザ指定)

application.ear
(ファイル名はユーザ指定)

○:対象資産であることを示します。  -:対象資産ではありません。