ログメッセージファイルは、アプリケーションで使用する文字列データをログ出力用にカスタマイズして、メッセージの一部に動的な情報を埋め込んで定義するXMLファイルです。
以下にログメッセージファイルの記述例を示します。
《logresource.xml》
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <ujiResource> <config> <version>5.1</version> </config> <map id="12345"> <elem key="label.code">sys</elem> <elem key="label.name">mainsystem</elem> <elem key="label.subname">compo1</elem> <elem key="errorType">ERROR</elem> <elem key="level">1</elem> <elem key="message">エラー:{0}-{1}</elem> </map> <map id="12346"> <elem key="label.code">sys</elem> <elem key="label.name">mainsystem</elem> <elem key="label.subname">compo1</elem> <elem key="errorType">INFO</elem> <elem key="level">5</elem> <elem key="message">情報:{0}</elem> </map> </ujiResource> |
ログメッセージファイルには、以下に示すApcoordinatorのリソースファイルのタグを指定します。
■ujiResource
ログメッセージファイルのルートの要素です。
アトリビュート
ujiResourceタグのアトリビュートは指定できません。
コンテント
コンテントには以下をこの順番で記述します。
configタグ(必ず1個記述します。省略または複数記述することはできません。)
mapタグ(0個以上記述します。)
■config
ログメッセージファイル全体に共通の設定を記述します。
アトリビュート
configタグのアトリビュートは指定できません。
コンテント
コンテントには以下を記述します。
versionタグ(必ず1個記述します。省略または複数記述することはできません。)
■version
ログメッセージファイルの文法バージョンを記述します。
アトリビュート
versionタグのアトリビュートは指定できません。
コンテント
コンテントには文法バージョンを記述します。指定可能なバージョンは 5.1 です。
■map
ログメッセージの定義を記述します。
アトリビュート
mapタグでは以下のアトリビュートを指定します。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
id | 不可 | メッセージIDを指定します。 | 省略できません。 |
コンテント
コンテントには以下を記述します。
elemタグ(0個以上記述します。)
■elem
ログメッセージの情報を記述します。
アトリビュート
mapタグでは以下のアトリビュートを指定します。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
key | 不可 | 各情報を表わすキーを指定します。各メッセージに対して、以下のキーをもつelemタグを指定してください。
| 省略できません。 |
コンテント
コンテントにはキーの値により以下の内容を記述します。
キー | 省略 | コンテントへ指定する値 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
label.code | 不可 | 英数字最大3桁の管理コード | 省略できません。 |
label.name | 不可 | 英数字最大12桁の識別名(業務名など) | 省略できません。 |
label.subname | 不可 | 英数字最大9桁の識別名(モジュール名など) | 省略できません。 |
errorType | 不可 | 以下のログの種別 HALT:停止 ERROR:エラー WARNING:警告 INFO:情報 | 省略できません。 |
level | 不可 | 出力するログのレベル | 省略できません。 |
message | 不可 | メッセージ本体 | 省略できません。 |
注1)C言語 APIで使用する場合は、テキスト形式で記述します。
注2)C言語 APIで使用する場合は、日本語文字列は使用できません。