この章では、汎用ログの利用方法について説明します。
実行時に発生したエラーや、動作の過程を表すインフォメーション、開発過程や障害調査などで用いるデバッグ情報の取得など、作成するアプリケーションから出力するログの目的に応じて汎用ログを使い分けることが可能です。
汎用ログでは、出力するログフォーマットにより、以下のものがあります。
標準的なログ
LogComposerクラスを利用してログを出力します。
C言語 APIを使用する場合、apfw_log_print関数を利用してログを出力します。
フォーマット付きメッセージログ
ログメッセージファイルで定義したフォーマット形式のメッセージをログに出力します。
ExtMessageComposerクラスを利用します。
C言語 APIを使用する場合、apfw_log_printMessage関数、またはapfw_log_printMessages関数を利用して、ログを出力します。
通信ログ
アプリケーションで利用する情報(JavaBean)のプロパティの内容をログに出力します。
ExtDataComposerクラスを利用します。
性能ログ
アプリケーションの処理時間の計測結果をログに出力します。
ExtTimeComposerクラスを利用します。
C言語 APIを使用する場合、apfw_log_startTime関数、およびapfw_log_printTime関数を利用して、ログを出力します。