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Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

14.11 COBOLプロジェクトマネージャからの移行

NetCOBOLのCOBOLプロジェクトマネージャから、Interstage Studioを使用したCOBOLアプリケーションの開発手順について説明します。

発資産の移行

COBOLプロジェクトマネージャで管理していた開発資産を、Interstage Studioに移行する作業の手順を以下に示します。

  1. COBOLプロジェクトの新規作成

    COBOLアプリケーションの開発はInterstage StudioのCOBOLプロジェクトで行います。
    COBOLプロジェクトの作成方法については、”NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”の“COBOLプロジェクト生成ウィザード”を参照してください。

    注意

    • COBOLサーバアプリケーションのライブラリ名は、COBOLプロジェクトの[ターゲット名]で指定してください。ライブラリ名はCOBOLアプリケーションをビルドする環境に応じて、以下の規則に従って決定されます。

      lib[ターゲット名].so


      [ターゲット名].dll

    • COBOLプロジェクトの[ターゲット名]は150文字以内で指定する必要があります。COBOLプロジェクトマネージャで、ライブラリ名の先頭のlibと拡張子の.so、または拡張子の.dllを除いた文字列に151文字以上指定している場合は、150文字以内に修正してください。

  2. プロジェクトの機能の拡張

    アプリケーション連携実行基盤上で動作するCOBOLサーバアプリケーション開発を行うために、COBOLプロジェクトの機能を拡張する必要があります。COBOLプロジェクトの機能を拡張する手順については、“14.4.5.1 プロジェクトの機能の拡張”を参照してください。

  3. 開発資産のコピー

    COBOLプロジェクトマネージャで管理していた開発資産を、Interstage Studio上のCOBOLプロジェクトにコピーします。資産ごとに、以下のフォルダにコピーしてください。

    資産名

    開発資産

    COBOL登録集(.cob、 .cbl、 .cobol)

    [その他]フォルダ

    定義体ファイル(注1)

    COBOLソースファイル(.cob、 .cbl、 .cobol)

    [ソースファイル]フォルダ

    COBOL実行基盤インタフェースソースファイル(.cob)

    アプリケーション情報入力ファイル(.xml)

    [実行基盤連携用ファイル] > [アプリケーション情報入力ファイル]フォルダ(注2

    アプリケーションインタフェース定義ファイル(.xml)

    [実行基盤連携用ファイル] > [定義ファイル]フォルダ(注2

    アプリケーション呼出し定義ファイル(.xml)

    注1)定義体ファイルについては、“NetCOBOL Studio ユーザーズガイド”を参照してください。
    2[実行基連携用ファイル]フォルダ、[アプリケーション情報入力ファイル]フォルダ、および[定義ファイル]フォルダはプロジェクトの機能の拡張を実施した際に作成されます。

COBOL実行基盤インタフェースの生成

COBOL実行基盤インタフェースは、COBOL開発支援ツールを使用して生成します。

COBOL実行基盤インタフェースを使用したCOBOL実行基盤インタフェースの生成方法については、“14.4.5 COBOL実行基盤インタフェースの生成”を参照してください。

ポイント

COBOL開発支援ツールのインポート機能を使用することで、[アプリケーション情報入力ファイル]フォルダにコピーしたアプリケーション情報入力ファイルの情報を使用してCOBOL実行基盤インタフェースの生成を行うことができます。COBOL開発支援ツールのインポート機能については、“14.4.5.7 アプリケーション情報入力ファイルのインポート・エクスポート”を参照してください。

サーバアプリケーションのコンパイル・リンク

COBOLサーバアプリケーションのコンパイル・リンクは、Interstage Studio上で行います。
Interstage Studio上でのコンパイル・リンク方法については、“14.4.4 コンパイル・リンク・デバッグ”、および“14.4.6 COBOL実行基盤インタフェースを含むコンパイル・リンク”を参照してください。