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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能セットアップガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.3.1 システムパラメタの設定

List Worksクライアントからリスト管理サーバに接続する場合や、帳票を登録する場合にLinuxのシステム資源を使用するため、Linuxのカーネルパラメタを調整する必要があります。

List Worksサーバに関係するカーネルパラメタ名と、設定値として必要な値を以下に示します。

標準的な構成の場合

Web連携機能を使用する(Interstage Application Serverを利用しない)場合、かつ、List Works組込データベースを使用する構成の場合は、下表に沿って、カーネルパラメタを調整します。

パラメタ名

必要数

扱い

kernel.shmmax

43632640

最大値

kernel.shmmni

179

加算

kernel.sem

(注)

kernel.msgmax

4096

最大値

kernel.msgmnb

13548

最大値

kernel.msgmni

114

加算

kernel.shmall

10908160

加算

fs.file-max

65536

最大値

最大値:すでに設定されている値と比較して、大きい方の値を設定してください。
加算:すでに設定されている値に、必要数を加算した値を設定してください。

注:

以下の形式で指定します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

para1 para2 para3 para4に下表の値を設定してください。

パラメタ名

必要数

扱い

para1

50

最大値

para2

993

加算

para3

3

最大値

para4

343

加算

ポイント

以下のカーネルパラメタの値を合計した値です。

上記以外の構成の場合

上記以外の場合は、下表を参照してください。

Web連携機能を使用しない

Web連携機能を使用する

Interstage Application Serverを利用しない

Interstage Application Serverを利用する(注)

List Works組込データベース

上記の“標準的な構成の場合”と同じ設定です。

上記の“標準的な構成の場合”と同じ設定です。

3.4.1 List Works組込データベースの環境設定”の“(2) カーネルパラメタの編集

Symfoware

List Worksサーバ上では、Symfowareと連携できません。

Oracleデータベース

以下をあわせて計算します。

3.3.1.1 List Worksサーバで設定が必要なカーネルパラメタ”
“3.4.3 Oracleデータベースの環境設定”の“(2) カーネルパラメタの編集

以下をあわせて計算します。

3.3.1.1 List Worksサーバで設定が必要なカーネルパラメタ”
“3.4.3 Oracleデータベースの環境設定”の“(2) カーネルパラメタの編集

3.4.3 Oracleデータベースの環境設定”の“(2) カーネルパラメタの編集

注:

購入したInterstage Application Serverのマニュアルを参照して、お使いの保管データベースでの必要量とあわせて計算してください。


カーネルパラメタの調整は、以下の手順で行います。

  1. 現在設定されているカーネルパラメタ値を確認します。

    # /sbin/sysctl -a

    すでに必要設定値以上の値が設定されている場合は、以降の作業は不要です。

  2. 「/etc/sysctl.conf」ファイルを編集し、カーネルパラメタ値を変更します。
    なお、パラメタがない場合は、以下の形式でパラメタを追加します。

    fs.file-max = 65536
  3. 以下のコマンドを実行、またはシステムを再起動して、カーネルパラメタ値の変更をLinuxカーネルへ反映します。

    # /sbin/sysctl -p /etc/sysctl.conf

3.3.1.1 List Worksサーバで設定が必要なカーネルパラメタ

以下のどちらかの場合に、本章で説明するカーネルパラメタの値を設定します。

ポイント

List Works基盤機能で必要なカーネルパラメタの値を説明しています。

Interstage Application Serverを利用する場合は、お使いのInterstage Application Serverのマニュアルでご確認ください。

パラメタ名

必要数

扱い

kernel.shmmax

13208308

最大値

kernel.shmmni

19

加算

kernel.sem

(注)

kernel.msgmax

4096

最大値

kernel.msgmnb

13548

最大値

kernel.msgmni

14

加算

fs.file-max

65536

最大値

最大値:すでに設定されている値と比較して、大きい方の値を設定してください。
加算:すでに設定されている値に、必要数を加算した値を設定してください。

注:

以下の形式で指定します。

kernel.sem = para1 para2 para3 para4

para1 para2 para3 para4 に下表の値を設定してください。

パラメタ名

必要数

扱い

para1

12

最大値

para2

Web連携機能を使用する場合:33
Web連携機能を使用しない場合:2

加算

para3

3

最大値

para4

Web連携機能を使用する場合:33
Web連携機能を使用しない場合:2

加算