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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能セットアップガイド(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

3.3.2 リモート印刷の設定(CUPSの設定変更)

List Worksは、リモート印刷にCUPSを使用しています。リモート印刷を行う場合は、以下の手順でCUPSの設定を変更してください。

  1. CUPSスケジューラを停止します。

    RHEL5またはRHEL6の場合
    # /etc/init.d/cups stop
    RHEL7の場合
    # systemctl stop cups.service
  2. 「/etc/cups/cupsd.conf」ファイルをviエディタなどのテキストエディタで編集して、CUPSの設定を変更します。変更する項目と値は以下のとおりです。

    • 印刷多重度

      項目

      MaxClients

      341

      MaxClientsPerHost

      341

    • 印刷ジョブ数

      項目

      MaxJobs(注)

      500

      AutoPurgeJobs

      Yes

    • 印刷部数

      項目

      MaxCopies

      65535

    変更するには、先頭の“#”をはずし、値を以下のように設定します。なお、項目がない場合は、以下のように追加します。

    MaxClients         341
    MaxClientsPerHost  341
    MaxJobs            500
    AutoPurgeJobs      Yes
    MaxCopies        65535
  3. CUPSスケジューラを起動します。CUPSスケジューラの起動は、必ず印刷サーバのコンソール上で行ってください。

    RHEL5またはRHEL6の場合
    # /etc/init.d/cups start
    RHEL7の場合
    # systemctl start cups.service

注)Linuxサーバ上でリモート印刷するすべてのプリンタの、印刷中と印刷待ちの合計帳票数がMaxJobsの値を超えないように運用設計をしてください。超えた場合、以下の現象が発生します。

印刷中と印刷待ちの合計帳票数が500を超える可能性がある場合、MaxJobsの値を適宜設定してください。

ただし、MaxJobsの値を500よりも大きくすると、以下の機能の性能が劣化する場合があります。