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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 日本語資源適用編
FUJITSU Software

2.1.1 Charset Managerの資源配付の設定

2.1.1.1 配付環境の設定

Charset Managerの資源配付機能を使用するために、配付環境を設定する必要があります。ここでは、OSごとの設定手順について、説明します。

配付環境を設定すると、以下のポート番号を配付用として使用するようになります。

Charset Managerの資源配付を行なう場合には、上記のポートを開設するようにしてください。

なお、ポート番号は変更することができます。
マシンの環境を変更する場合の手順については、“付録D Charset Managerの資源配付環境の変更”を参照してください。

注意

  • Charset Managerの資源配付を使用する場合、コンピュータ名はRFCの規約に従った名前をつける必要があります。規約に従わない名前をつけた場合、配付時にエラーが発生します。

  • 資源管理サーバのホスト名/IPアドレスを変更した場合は、配付環境設定コマンドを再度実行する必要があります。

2.1.1.1.1 Windowsの場合の手順

インストール時に[Charset Managerの資源配付機能の環境設定]で、[インストール後に手動で環境設定を行なう]を指定した場合、以下の手順を実施してください。

  1. Administrators権限のユーザーで、配付環境設定コマンドを実行します。コマンドインタフェースについては、“2.1.1.3 配付環境設定コマンド”を参照してください。

上記の手順を実施すると、資源配付機能の環境を設定し、以下のサービスの起動を行います。

Charset Manager Transfer Service

注意

  • 以下のOSの場合、Windows ファイアウォールが有効な環境下で、Charset Managerの資源配付機能を使用すると、資源配付を行うことができません。

    • Windows 8.1

    • Windows 10

    • Windows Server 2012

    • Windows Server 2016

    • Windows Server 2019

    この場合、Charset Managerの資源配付機能で使用するポート番号を資源管理サーバと配付先のクライアントに対して、開設してください。

  • 資源管理サーバと部門サーバを兼ねている運用の場合、部門サーバの配付環境の設定は不要です。資源管理サーバの配付環境の設定を行なってください。
    誤って、部門サーバの設定を行なってしまった場合には、以下の対処を行なってください。

    1. 以下のコマンドを実行し、部門サーバ用のサービスをアンインストールする

      インストールディレクトリ\JPAGE\hmapp\daemon\bin\f5atrsvc.exe -uninstall
    2. Windowsのサービス一覧画面から、Charset Manager Transfer Serviceがなくなったことを確認する。

    3. 以下のコマンドを実行し、資源管理サーバ用のサービスを起動する。

      インストールディレクトリ\JPMAN\f5atvini.exe /M
2.1.1.1.2 Solarisの場合の手順

Solarisの場合、配付デーモンの設定と起動を行ないます。配付デーモンを起動すると以下のプロセスが常駐します。

qgfrjdm

◆配付デーモンの設定

Javaをインストールしてから、以下の手順を実施してください。Javaの必要なバージョンについては、“Charset Manager 概説書”の“付録A 動作環境”を参照してください。

  1. システム上でスーパー・ユーザーになり、以下のシェルを実行します。

    # su <Return>
    # /etc/opt/FSUNadj/usr/bin/install_setenv.sh <Return>

    以降、問い合わせに従って設定を行います。

  2. 環境設定を行う場合には、"1"を入力します。

    # <<<<<<<<<< FSUNadj Package environment setting start >>>>>>>>>>
    # Please choose a Charset Manager environment setting.
    # 1: Yes  2: No (default: No)     > 1 <Return>
  3. 使用しているシェルを選択します。
    選択肢以外のシェルを使用している場合には、使用しているシェルに近いシェルを選択してください。
    (例えば、bashの場合"1"を選択します。)

    # Please choose a use shell.
    # 1: B shell  2: C shell (default: B shell)   > 1 <Return>
  4. Javaのインストール先を入力します。

    # Please input java install directory.
    # java install directory:     > /usr/j2se
  5. 資源管理サーバのサーバ名またはIPアドレスを入力します。

    # Please input Charset Manager-M server name or IP address.
    # Server name or IP address:     > charset_manager
  6. Solaris 10/11の場合、SMFサービスを利用するかどうか選択します。Solaris 9の場合、本問い合わせは表示されません。

    # Please choose a use SMF service.
    # 1: Yes  2: No (default: Yes)   > 1

    "1"を選択した場合、以下を実行します。

    • Solaris 10の場合、以下のシンボリックリンクを作成します。

      ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/fjsvadjsv.xml /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml
      ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/fjsvadjsv /lib/svc/method/fjsvadjsv 
      ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/FSUNadj /etc/init.d/FSUNadj
    • Solaris 11の場合、以下のファイルをコピーします。

      cp -pr /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/SOL11/fjsvadjsv.xml /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml
      cp -pr /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/fjsvadjsv /lib/svc/method/fjsvadjsv
      cp -pr /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/FSUNadj /etc/init.d/FSUNadj
  7. OS起動/停止時にデーモンを自動的に起動/停止するかどうか、選択します。

    # Please choose a Charset Manager delivery daemon auto start.
    # 1: Yes  2: No (default: No)   > 1
    • Solaris 10でSMFサービスを利用する場合で、"1"を選択すると、以下のコマンドが実行されます。

      svccfg -v import /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml
      svcadm enable svc:/application/fjsvadjsv:default
    • Solaris 11でSMFサービスを利用する場合で、"1"を選択すると、以下のコマンドが実行されます。

      svccfg -v import /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/SMF/SOL11/fjsvadjsv.xml
      svcadm enable svc:/application/fjsvadjsv:default
    • Solaris 10/11でSMFサービスを利用する場合で、"2"を選択すると、以下のコマンドが実行されます。

      svcadm disable -s svc:/application/fjsvadjsv:default
    • Solaris 10/11でSMFサービスを利用しない場合またはSolaria 9の場合、以下のシンボリックリンクを作成します。

      ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/S99FSUNadjsv /etc/rc2.d/S99FSUNadjsv
      ln -s /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/etc/S99FSUNadjsv /etc/rc0.d/K99FSUNadjsv

    手動でデーモンを起動する場合には、本節内の“◆配付デーモンの起動”の手順を実施してください。

  8. 設定の内容を確認します。続行する場合には、"1"を選択します。"2"を選択した場合、最初に戻ります。
    "3"を選択した場合、環境設定をしないで終了します。

    # Please choose a Charset Manager environment confirmation.
    #    use shell                : B shell
    #    java home                : /usr/j2se
    #    server name              : charset_manager
    #    use SMF service         : Yes
    #    auto daemon start       : Yes
    # 1: OK  2: Re-input  3: CANCEL  > 1
  9. ログインシェルにCharset Managerの環境設定のためのシェルを追加するかどうか選択します。
    "1"を選択した場合、最初に選択したシェルのログインシェルにCharset Manager用の環境設定ファイルを追加します。"2"を選択した場合、ログインシェルには追加されません。

    # Please choose a charset environment file add $HOME/.profile.
    # 1: Yes  2:No (default: No)   > 1

    なお、Charset Manager用の環境設定ファイルは以下に作成されます。

    • BシェルまたはKシェルの場合

      $HOME/.charset_bshrc
    • Cシェルの場合

      $HOME/.charset_cshrc

    ログインシェルに追加しない場合、本シェルを直接実行するなどしてください。

  10. 設定を有効にするために、再起動をしてください。

    # <<<<<<<<<< FSUNadj Package environment setting end >>>>>>>>>>
    # Please reboot a system.

注意

  • 配付環境設定コマンドでエラーが発生した場合、コマンドメッセージが表示されます。エラーメッセージの意味については、“2.1.1.3 配付環境設定コマンド”を参照してください。

  • Solaris 10/11で、本シェルを実行して配付環境を再設定する場合、あらかじめ以下の手順で配付デーモンを停止してください。

    • SMFサービスを使用しない環境から、SMFサービスを使用する環境に変更する場合

      1. 配付デーモンを停止します。

        # /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -stop <Return>
      2. 以下のシンボリックリンクを削除します。

        # rm /etc/rc2.d/S99FSUNadjsv <Return>
        # rm /etc/rc0.d/K99FSUNadjsv <Return>
      3. OSを再起動します。

    • SMFサービスを使用する環境から、SMFサービスを使用しない環境に変更する場合

      1. SMFサービスを停止します。

        # svcadm disable -s svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>
        # svccfg delete svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>
        # svccfg delete svc:/application/fjsvadjsv <Return>
      2. 以下を削除します。

        # rm /var/svc/manifest/application/fjsvadjsv.xml <Return> 
        # rm /lib/svc/method/fjsvadjsv <Return>
        # rm /etc/init.d/FSUNadj <Return>
      3. OSを再起動します。

◆配付デーモンの起動

Solaris 10/11でSMFサービスを使用して配付デーモンを設定した場合

デーモンを起動する場合は、以下のコマンドを実行します。

# svcadm enable svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>

デーモンを停止する場合には、以下のコマンドを実行します。

# svcadm disable -s svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>

デーモンが正常に起動しているか確認する場合は、以下のコマンドを実行します。

# svcs -p svc:/application/fjsvadjsv <Return>

注意

  • SMFサービスを利用する場合、SMFサービスを利用せずにデーモンを起動/停止する手順は実施しないでください。実施すると、SMFサービスでのステータスと実際のプロセスの状態が矛盾します。

    もし、SMFサービスでデーモンを起動した状態で配付デーモンの終了コマンドを実行したり、SMFサービスでデーモンを停止した状態で配付デーモンの起動コマンドを実行したりした場合には、以下の手順を実施してください。

    1. 配付デーモンが起動している場合には、停止します。

    2. 以下のコマンドを実行して、SMFサービスでデーモンを起動しなおします。

      # svcadm disable -s svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>
      # svcadm enable svc:/application/fjsvadjsv:default <Return>
Solaris 9の場合、またはSolaris 10/11でSMFサービスを使用せずに配付デーモンを設定した場合

以下の手順で起動します。

  1. システム上でスーパー・ユーザーになります。

    # su <Return>
  2. 環境変数LANGの設定を行います。

    環境変数LANGにja_JP.UTF-8を設定します。

  3. デーモンを起動する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -start
    -r/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/RestartProperty & <Return>

    デーモンを停止する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -stop <Return>

    配付デーモンの起動/終了コマンドについては、“2.1.1.4 配付デーモンの起動/終了コマンド(UNIX版)”を参照してください。

2.1.1.1.3 Linuxの場合の手順

Linuxの場合、インストール後の環境設定で、配付デーモンの設定を行ないます。インストール後の環境設定については、Linux版の“ソフトウェア説明書”を参照してください。

配付デーモンの起動は以下の手順で行ないます。

RHEL7(Intel64)の場合

  1. システム上でスーパー・ユーザーになります。

    # su <Return>
  2. デーモンを起動する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl start FSUNadjsv.service <Return>

    デーモンを停止する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl stop FSUNadjsv.service <Return>

    デーモンが正常に起動しているか確認する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl status -l FSUNadjsv.service <Return>

RHEL7(Intel64)以外の場合

  1. システム上でスーパー・ユーザーになります。

    # su <Return>
  2. 環境変数LANGの設定を行います。

    • bashの場合

      # LANG=ja_JP.UTF-8 <Return>
      # export LANG <Return>
    • Cシェルの場合

      # setenv LANG ja_JP.UTF-8 <Return>
  3. デーモンを起動する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -start -r/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/RestartProperty & <Return>

    デーモンを停止する場合は、以下のコマンドを実行します。

    # /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -stop <Return>

    配付デーモンの起動/終了コマンドについては、“2.1.1.4 配付デーモンの起動/終了コマンド(UNIX版)”を参照してください。

配付デーモンを起動すると以下のプロセスが常駐します。

qgfrjdm

注意

  • セキュリティレベルの設定でファイアウォールが有効になっている場合、Charset Managerの資源配付機能を利用して配付を行うことができません。
    この場合、配付機能で使用するポート番号を開設してください。

2.1.1.2 配付実行後の動き

配付された日本語資源は配付先ディレクトリに格納されます。

日本語資源管理の配付情報の設定で、適用種別に「適用しない」を選択した場合は、適用バッチファイル/シェルファイルを手動で実行する必要があります。日本語資源管理の配付情報の設定で、適用種別に「適用しない」以外を選択した場合は、適用バッチファイル/シェルファイルが自動で実行され、資源が適用されます。資源の適用で使用するバッチファイル/シェルファイルについては、“2.1.3.3 資源の適用”を参照してください。

Solarisの場合は、外字を適用するシェルはありません。“2.2.2 Solarisの場合”を参照して、個々のフォントの移入処理を実行してください。なお、配付される資源は、“2.1.3 オフライン配付の設定”に記載されている「配付先ディレクトリ」や「配付資源の構成」を参照してください。

注意

  • 部門サーバへの外字の移入でエラーが発生し失敗した場合には、再度配付を行ってください。失敗したかどうかは“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録J.1.1 配付状況集結ログ”で適用異常のログが出ているかどうかで調べることができます。

  • 自動適用(即時適用、再起動後適用)を行うサービスのアカウントがユーザープロファイルを持たないアカウントになっていると、外字の適用でエラーが発生する場合があります。この場合は、Charset Manager Transfer Serviceのログオンアカウントに、外字を使用するユーザーアカウントを設定してください。その際、そのユーザーアカウントは管理者権限を持つ必要があります。

  • 外字を使用するアプリケーションがサービスの場合は、外字ロードサービスのアカウントと外字を適用するアカウントを合わせてください。

  • Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合、日本語資源管理の[サーバグループの設定]で再起動後適用を指定しないとエラーとなります。詳しくは、“2.2.1.2 Windows Server 2012 / Windows Server 2016 / Windows Server 2019の場合”を参照してください。

  • Windows 10 / Windows 8.1の場合、高速スタートアップの設定が有効になっていると、シャットダウンしてから起動しても再起動後適用はされません。再起動後適用を行う場合には、再起動を必ず行ってください。

2.1.1.3 配付環境設定コマンド

2.1.1.3.1 Windows版の場合
コマンド

インストールディレクトリ\JPAGE\F5ATVINI.EXE

呼出し形式
F5ATVINI.EXE /A /S “資源管理サーバ名”
パラメタの説明

部門サーバの環境設定を行う場合に指定します。

/A

部門サーバの配付環境設定を行います。

/S "資源管理サーバ名"

資源管理サーバ名のサーバ名またはIPアドレスを指定します。

資源管理サーバ名がmanagerの場合
C:\>"C:\Program Files\CharMGR\JPAGE\F5ATVINI.EXE" /A /S manager

復帰コードとメッセージ

配付環境設定コマンドで返却される復帰コードとメッセージについて、説明します。

復帰
コード

内容

0

メッセージ

意味

正常に終了しました。

対処

1

メッセージ

コマンドパラメタの指定に誤りがあります。

意味

コマンドパラメタに誤りがあります。

対処

コマンドパラメタを見直して、再度実行してください。

2

メッセージ

資源管理サーバ名が指定されていません。

意味

資源管理サーバ名が指定されていません。

対処

/Sパラメタの後に資源管理サーバ名を指定してください。

3

メッセージ

資源管理サーバ名は255文字以内にしてください。

意味

資源管理サーバ名の長さが長すぎます。

対処

資源管理サーバ名の長さは255文字以内にしてください。

10

メッセージ

このマシンには部門サーバがインストールされていません。

意味

コマンドを実行したマシンにCharset Manager-Aの日本語資源管理機能がインストールされていません。

対処

インストールしたマシンの構成を確認して、必要であればCharset Manager-Aの日本語資源管理機能をインストールしてください。

12

メッセージ

Charset Managerの資源配付機能の環境設定ができませんでした。

意味

Charset Managerのインストール環境が不正なため、Charset Managerの資源配付機能の環境設定ができませんでした。

対処

Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。

20

メッセージ

レジストリの読込みに失敗しました。

意味

レジストリの読込みに失敗しました。

対処

Charset Managerを再インストールして、再度環境を構築しなおしてください。

30

メッセージ

ファイルのオープンに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルのオープンに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

31

メッセージ

ファイルの読込みに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルの読込みに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

32

メッセージ

ファイルの書込みに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルの書込みに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。または、コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

33

メッセージ

ファイルのリネームに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルのリネームに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。または、コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

34

メッセージ

ファイルのバックアップに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルのバックアップに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

35

メッセージ

ファイルのアクセスに失敗しました。([ファイルパス名])

意味

ファイルのアクセスに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

40

メッセージ

Service Control Managerのハンドルを取得できませんでした。

意味

サービスをコントロールすることができません。

対処

コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

41

メッセージ

Charset Manager Transfer Serviceのハンドルを取得できませんでした。

意味

サービスのハンドルを取得できませんでした。

対処

コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

42

メッセージ

Charset Manager Transfer Serviceを登録できませんでした。

意味

サービスを登録できませんでした。

対処

コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

43

メッセージ

Charset Manager Transfer Serviceを起動できませんでした。

意味

サービスを起動できませんでした。

対処

運用監視ログを確認してください。

44

メッセージ

Charset Manager Transfer Serviceを停止できませんでした。

意味

サービスを停止できませんでした。

対処

運用監視ログを確認してください。

50

メッセージ

メモリ不足が発生しました。

意味

メモリが不足しました。

対処

後ほど処理してもよいアプリケーションを終了させてから、再度実行してください。

60

メッセージ

Jarファイル一覧取得に失敗しました。([ファイルパス名])

意味

表示されたファイルパスにあるjarファイルの一覧を取得することができませんでした。

対処

Charset Managerを再インストールしてください。

99

メッセージ

内部エラーが発生しました。詳細コード = [エラー番号]

意味

内部エラーが発生しました。

対処

表示されたエラー番号を弊社技術員に連絡ください。

注意

上記表のメッセージの他に、警告メッセージが出力される場合があります。

2.1.1.3.2 UNIX版の場合

注意

配付環境設定コマンドが必要なJavaは、お使いになられているCharset Managerによって異なります。

  • 32ビット版 Charset Manager-Aの場合は、32ビットのJavaが必要です。

  • 64ビット版 Charset Manager-Aの場合は、64ビットのJavaが必要です。

コマンド

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini

呼出し形式
qgfvini /S “資源管理サーバ名” [/JH “Javaインストールパス”]
パラメタの説明

部門サーバの環境設定を行う場合に指定します。

/S "資源管理サーバ名"

資源管理サーバ名のサーバ名またはIPアドレスを指定します。

/JH "Javaインストールパス"

Javaのインストールパスをフルパスで指定します。
省略時には、JAVA_HOME環境変数で設定されているJAVAの環境を設定します。
パスは、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。

資源管理サーバ名がmanagerの場合

Javaの環境を自動で設定する場合

# /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini /S manager

Javaの環境を手動で設定する場合

# /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/qgfvini /S manager /JH /java

復帰コードとメッセージ

配付環境設定コマンドで返却される復帰コードとメッセージについて、説明します。

復帰
コード

内容

0

メッセージ

意味

正常に終了しました。

対処

1

メッセージ

Usage : qgfvini /S servername [/JH "Java Home Path"]

意味

コマンドパラメタに誤りがあります。

対処

コマンドパラメタを見直して、再度実行してください。

2

メッセージ

No Server Name

意味

資源管理サーバ名が指定されていません。

対処

/Sパラメタの後に資源管理サーバ名を指定してください。

3

メッセージ

Server name within 255 characters

意味

資源管理サーバ名の長さが長すぎます。

対処

資源管理サーバ名の長さは255文字以内にしてください。

5

メッセージ

No Java Home Path

意味

/JHパラメタの後ろにパスが指定されていません。

対処

/JHパラメタの後ろにJavaのインストールパスを指定して、再度実行してください。

11

メッセージ

getenv() Error - JAVA_HOME

意味

/JHパラメタが指定されていない状態で、JAVA_HOME環境変数が設定されていません。

対処

/JHパラメタを指定するか、JAVA_HOME環境変数でJAVAの環境を設定してください。

30

メッセージ

File Open Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルのオープンに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

31

メッセージ

File Read Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルの読込みに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

32

メッセージ

File Write Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルの書込みに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。または、コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

33

メッセージ

File Rename Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルのリネームに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。または、コマンドを実行しているユーザーの権限を確認してください。

34

メッセージ

File Backup Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルのバックアップに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

35

メッセージ

File Access Error - [ファイルパス名]

意味

ファイルのアクセスに失敗しました。

対処

表示されたファイルの状態を確認して、再度実行してください。

50

メッセージ

Memory Allocation Error

意味

メモリが不足しました。

対処

後ほど処理してもよいアプリケーションを終了させてから、再度実行してください。

60

メッセージ

Jar List Get Error - [ファイルパス名]

意味

表示されたファイルパスにあるjarファイルの一覧を取得することができませんでした。

対処

Charset Managerを再インストールしてください。

99

メッセージ

Internal Error = [エラー番号]

意味

内部エラーが発生しました。

対処

表示されたエラー番号を弊社技術員に連絡ください。

2.1.1.4 配付デーモンの起動/終了コマンド(UNIX版)

本項は、RHEL7(Intel64)以外の説明になります。

RHEL7(Intel64)の場合は、“2.1.1.1.3 Linuxの場合の手順”を参照してください。


コマンド

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm

呼出し形式
qgfrjdm [-start [-r再起動プロパティファイル] | -stop ]
パラメタの説明
-start

配付デーモンを起動します。正常に終了すると、"qgfrjdm"のプロセスが2つ起動された状態になります。

[-r再起動プロパティファイル]

再起動プロパティファイルを指定します。-startパラメタと同時に指定します。再起動プロパティファイルには、以下を指定します。

/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/RestartProperty

再起動プロパティファイルについては、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録J.1.3 運用監視ログ”を参照してください。

-stop

配付デーモンを停止します。

デーモンを再起動する場合

  1. 以下のコマンドを実行して、デーモンを停止します。

    /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -stop <RETURN>
  2. 以下のコマンドを実行して、デーモンを開始します。

    /etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/qgfrjdm -start
    -r/etc/opt/FSUNadj/JPAGE/bin/hmapp/daemon/bin/RestartProperty & <RETURN>

注1)<Return>はリターンキーです。

注2)2のコマンドは表示の都合上2行に分かれていますが、実際には途中に改行を入れないでください。

エラーメッセージ

配付デーモンの起動/終了コマンドのメッセージについて、説明します。

エラーメッセージ

意味

対処

Invalid argument: -r

-rパラメタが正しくありません。

-rパラメタの後ろに空白を入れていないか、再起動プロパティファイルがあるかどうか確認してください。

Invalid file: -r

再起動プロパティファイルが正しくありません。

再起動プロパティファイルの内容が正しいかどうか確認してください。

再起動プロパティファイルの内容については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”の“付録J.1.3 運用監視ログ”を参照してください。

Invalid argument: -start|-stop

スイッチが正しくありません。

-startまたは-stopが正しく指定されているか確認してください。

found run.flg

二重起動されました。(警告)

デーモンが既に起動していないか確認してください。

abort java process

JavaVMが異常終了しました。

再起動プロパティファイルの設定に従って再起動されます。

Daemon is already stopped

デーモンが停止しています。またはデーモンの停止に失敗し、再度コマンドを実行しました。

デーモンが停止している場合は、対処は必要ありません。

デーモン停止が失敗している場合は、システムの再起動が必要です。

Daemon cannot be stopped

デーモン停止に失敗しました。

デーモンの停止に時間がかかっている場合はしばらく待ってください。

デーモン停止が失敗している場合は、システムの再起動が必要です。

上記以外のエラーメッセージが表示された場合、運用監視ログのエラーログを参照してください。