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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 印刷資源運用編
FUJITSU Software

3.3.3 UNIX系での適用操作

UNIX系部門サーバでの適用操作について説明します。

3.3.3.1 適用の実施(UNIX系)

UNIX系部門サーバでは、以下の手順で適用を行います。

『操作』

  1. List Works を導入し、オーバレイ世代管理機能を使用している場合、オーバレイの世代管理の準備を行うために、オーバレイ世代管理コマンド(lvsvovlコマンド)を実行します。
    オーバレイ世代管理コマンドについては、List Worksのマニュアルを参照してください。

  2. 取り出したファイルを、部門サーバの印刷資源の格納先ディレクトリに配置します。

    格納先ディレクトリについては、“3.3.3.2 格納先ディレクトリ”を参照してください。

    例:/var/opt/FJSVlp/kol1

  3. カレントディレクトリを格納先ディレクトリに移動し、適用コマンド(qgfapplyコマンド)を実行します。適用コマンドについては、“3.3.3.3 印刷資源適用コマンド”を参照してください。

注意

  • Centric Managerによる資源配付でグループオーバレイの適用をした場合、メンバ一覧ファイルに記述されている印刷資源ファイルが適用したディレクトリにすべて存在するか確認してください。

3.3.3.2 格納先ディレクトリ

部門サーバの印刷資源の格納先ディレクトリは、「/var/opt/FJSVlp」の下に、以下のように作成する必要があります。「/var/opt/FJSVlp」が存在しない場合、以下の属性で作成してください。

アクセス権:775

所有者:lp

グループ:lp

印刷資源

格納先ディレクトリ

シンボリックリンク

FCB

/var/opt/FJSVlp/fcbe

/usr/lib/FJSVlp/fcbe

KOL1

/var/opt/FJSVlp/kol1

/usr/lib/FJSVlp/kol1

KOL4

/var/opt/FJSVlp/kol4

/usr/lib/FJSVlp/kol4

KOL5

/var/opt/FJSVlp/kol5

/usr/lib/FJSVlp/kol5

KOL6

/var/opt/FJSVlp/kol6

/usr/lib/FJSVlp/kol6

文字配列テーブルモジュール

/var/opt/FJSVlp/xtb1

/usr/lib/FJSVlp/xtb1

図形文字変更モジュール

/var/opt/FJSVlp/grph

/usr/lib/FJSVlp/grph

ライブラリ文字セットモジュール

/var/opt/FJSVlp/lcm1

/usr/lib/FJSVlp/lcm1

格納先ディレクトリの作成、および作成時の留意事項については、“A.2 適用先IDの設定(部門サーバ)”の“UNIX系サーバの場合”を参照してください。

3.3.3.3 印刷資源適用コマンド

本コマンドは、印刷資源管理機能の[取り出し]で出力されたファイルを部門サーバに適用します。

PATTERN以外の印刷資源の適用が可能です。

印刷資源適用コマンドの形式を以下に示します。

コマンド形式

qgfapply -r {KOL1|KOL4|KOL5|KOL6|FCB|XTB1|LCM1|GRPH}

説明

-r {KOL1|KOL4|KOL5|KOL6|FCB|XTB1|LCM1|GRPH}

適用する印刷資源の種別を指定します。

印刷資源の種別については、“1.2 管理対象の印刷資源”または“表2.2 登録方法”を参照してください。

注意

コマンドの起動は、必ず適用する印刷資源の格納先ディレクトリで行ってください。

また、コマンドの実行時には、オプションとオプションに伴うパラメタの間に、空白を挿入してください。なお、オプション無しで実行した場合、オプションの説明が表示されます。

3.3.3.4 オーバレイ日付設定コマンド

本コマンドは、Solarisサーバ上のオーバレイに対し、日付を設定するためのコマンドです。

オーバレイの世代管理を行う場合に使用します。

注意

本機能は、Solarisで使用できます。

オーバレイ日付設定コマンドの形式を以下に示します。

コマンド形式

qgfovap [-c |-m |-d [yy]yy.mm.dd[,hh:mm]]

オーバレイ名 [ オーバレイ名 ..]

説明

[-c]

本コマンド実行時の日時を設定します。

[-m]

オーバレイの「最終更新日時」をオーバレイの日付として設定する場合に指定します。

本オプションは、Solarisサーバ上にオーバレイを転送した日時を設定する場合に使用します。

[-d [yy]yy.mm.dd[,hh:mm]]

本オプションは、サブオペランドで指定された日付を設定します。

"-d"の後ろに空白を挿入し、年、月、日、時、分の各数値を、ピリオド(.) などの記号で区切って指定してください。

注意

区切り記号には、空白および数字を使用することはできません。

また、時刻の指定は省略することができます。時刻を省略した場合は、 0時 0分として設定されます。

年数は、西暦で1970~2069の範囲、または0 ~99の範囲で指定してください。ただし、KOL5のオーバレイの場合、年数は下2桁のみ(0 ~99の範囲)が有効です。また、KOL1のオーバレイについては、0 ~99の値が指定された場合、70以上を1900年代、70未満を2000年代として設定します。

オーバレイ名

「更新日時」を変更、または表示するオーバレイを指定します。

複数のオーバレイを指定する場合は、オーバレイ名の間を空白で区切って指定するか、ワイルドカードによって指定してください。オーバレイ名は、省略できません。

注意

  • コマンドの実行時には、オプションとオプションに伴うパラメタの間に、空白を挿入してください。

  • コマンド名だけ指定して実行した場合、オプションの説明が表示されます。
    また、コマンド名とオーバレイ名だけ指定して実行した場合は、オーバレイに設定されている「更新日時」が表示されます。