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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 印刷資源運用編
FUJITSU Software

2.2.2 印刷資源の登録

印刷資源管理機能の管理下に使用する印刷資源を登録します。

注意

資源管理サーバと部門サーバが同じマシンの場合に、資源管理サーバに登録しただけでは資源が利用可能になりません。別のマシンの場合と同様に、部門サーバでの適用が必要です。

2.2.2.1 登録方法の種類

印刷資源の登録には、以下の方法があります。

印刷資源管理機能は、オーバレイの登録時に、ファイル名により「識別名資源」または「任意名資源」を区別しています。

注意

識別名資源のファイル名が4文字以内の半角英数字でない場合があります。

この場合は、登録時の[ファイル選択]ダイアログボックス(図2.6 登録する資源の選択)で表示されるファイルの種類を定義する必要があります。

詳細は、“2.2.1.1 資源種別の登録”を参照してください。

印刷資源管理機能への印刷資源の登録方法は、以下のとおりです。

表2.2 登録方法

印刷資源名

グローバルサーバからの登録

資源作成アプリケーション(注1)
が作成した資源の登録

ファイル
から
の登録

WSMGR連携
による
登録

DRMS主導
による
登録

ファイル
からの
登録

日本語資源
管理機能からの
外字登録

オーバレイ

KOL1

○(注2)

×

KOL4

(注3)

×

KOL5

×

KOL6

×

FCB

FCB

×

×

外字

PATTERN

×

VSP固有資源

XTB1
GRPH
LCM1

×

×

○…登録可、×…登録不可、-…プラットフォームで取扱い不可

注1)資源作成アプリケーション(『FORM』など)については、“1.2 管理対象の印刷資源”を参照してください。

注2)HOST PRINTで使用されているKOL1を登録する場合の方法は、“D.2.1 HOST PRINTの場合”の“管理サーバでの処理”を参照してください。

注3)管理サーバでは、KOL2の資源はKOL4として管理します。

2.2.2.2 ファイルからの登録

ファイルとして存在する印刷資源を登録することができます。

以下に登録までの操作手順を説明します。

『操作』

  1. [印刷資源管理]ウィンドウで、登録する印刷資源の資源種別を選択します。

    →選択した資源情報が反転します。

    図2.5 資源種別の選択

  2. [ファイル]メニューから[登録]を選択します。

    →[ファイル選択]ダイアログボックスが表示されます。

  3. ファイルの種類が選択できる場合は、ファイルの種類を選択します。
    (ファイルの種類、およびファイルの種類の登録については、“2.2.1 ファイルの種類の登録”を参照してください。)
    ファイルを選択して[登録]ボタンをクリックします。
    複数選択を行いたい場合は、[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックします。

    図2.6 登録する資源の選択

登録が正常に行われると、[印刷資源管理]ウィンドウの登録資源一覧に登録した資源が表示されます。

登録に失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージの内容を弊社技術員に連絡してください。

2.2.2.3 WSMGR連携による登録

グローバルサーバ上にある印刷資源を、WSMGRと連携して登録することができます。

以下に登録までの操作手順を説明します。

『操作』

  1. [印刷資源管理]ウィンドウで、登録する印刷資源の資源種別を選択します。

    →選択した資源情報が反転します。

    図2.7 資源種別の選択

  2. [ファイル]メニューから[ホストからのダウンロード]を選択します。

    →[ホスト接続情報の設定]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 各項目を指定して[OK]ボタンをクリックします。

    図2.8 ホスト接続情報の設定

    なお、このダイアログボックスは、すでにホスト接続情報が設定されている場合は、表示されません。

    ホスト接続情報を変更する場合は、“付録B WSMGR連携時のセットアップ”を参照してください。

  4. [ホスト接続]ダイアログボックスが表示されたら、パスワードの入力を行います。
    パスワードは、[ホスト接続情報の設定]ダイアログボックスで指定したユーザIDのパスワードを指定します。

    図2.9 パスワードの入力

  5. [接続先一覧]ダイアログボックスが表示されるので、接続先を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    図2.10 接続先一覧

    なお、このダイアログボックスは、WSMGRの設定によっては、表示されない場合があります。詳細は、WSMGRのマニュアルを参照してください。

    →以下のメッセージ表示後、グローバルサーバのイメージライブラリのメンバリストが表示されます。

    図2.11 ログオン中

    図2.12 一覧取り出し中

  6. ダウンロードする資源を選択して、[登録]ボタンをクリックします。

    図2.13 ダウンロードするメンバの選択

    →以下のメッセージが表示されます。

    図2.14 データの取り出し中

    図2.15 ログオフ中

    →登録が正常に終了した場合は、以下のメッセージの表示後、選択した資源が[印刷資源管理]ウィンドウの登録資源一覧に表示されます。

    図2.16 正常終了

    →登録に失敗した場合は、以下のメッセージが表示されます。

    図2.17 ダウンロード失敗

注意

グローバルサーバとの通信経過が、以下に示すファイル名で保存されます。

失敗した場合には、ログファイルの内容を参照して、適切な対処を行ってください。対処の方法が不明な場合には、ログファイルの内容を弊社技術員に連絡してください。

  • [管理ディレクトリ名]\res_manager\wsmgwork\HOSTLOG.TXT

ログファイル例

以下にダウンロードに成功した場合のログファイルの例を示します。

NLP用オーバレイを、以下の条件でダウンロードします。

  • ユーザID:A1234

  • その他の文字列:PR(OTHER)

  • イメージライブラリ:’SYS1.IMAGELIB’

  • 取り出すオーバレイ:KOL1RA

2.2.2.4 DRMS主導による登録

DRMS連携による登録は、グローバルサーバ上に存在する印刷資源を、DRMSおよびCentric Managerの配付機能を利用して、管理サーバ上に取り出します。

DRMSの操作については、DRMSのマニュアルを参照してください。

なお、印刷資源管理機能に資源を登録するには、あらかじめDRMSおよびCentric Managerの環境定義が必要です。グローバルサーバ、管理サーバでの環境定義の詳細については、“付録A Centric Managerのセットアップ”を参照してください。

2.2.2.5 外字の登録

日本語資源管理機能で管理している外字を取り出し、「PATTERN」(文字用の印刷資源名)に登録することができます。

また、TRANS形式の転送ファイルから外字を「PATTERN」に登録することができます。

TRANS形式については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”を参照してください。

以下に登録までの操作手順を説明します。

なお、登録できる外字のサイズは以下のとおりです。

注意

日本語資源管理で管理している外字を取り出して登録する場合、事前に日本語資源管理が起動されていないことを確認してください。

『操作』

  1. [印刷資源管理]ウィンドウの資源種別で「PATTERN」を選択します。

    →「PATTERN」が反転します。

    図2.18 資源種別の選択

  2. [ファイル]メニューから[登録]を選択します。

    →[外字の登録]ダイアログボックスが表示されます。

    図2.19 外字の登録

    『指定項目』

    [ファイルから登録する]

    ファイルから外字を登録します。

    [日本語資源管理から登録する]

    日本語資源管理から外字を登録します。

    [業務名]

    [日本語資源管理から登録する]を選択した場合に、指定する必要があります。日本語資源管理で対象となる外字が登録されている業務名を設定してください。

    [OK]ボタン

    [ファイルから登録する]を選択した場合、ファイルの選択ダイアログが表示されるので、TRANS形式の転送ファイルを選択してください。[日本語資源管理から登録する]を選択した場合、登録を開始します。

    [キャンセル]ボタン

    処理を中断し、[印刷資源管理]ウィンドウに戻ります。

  3. 登録を開始します。

    →以下のメッセージが表示されます。

    図2.20 登録中

    →登録が正常に終了した場合は、「JEF基本辞書」が登録資源一覧に表示されます。

    図2.21 文字パターン登録後

2.2.2.6 TrueType外字の登録方法(List Creatorと連携する場合)

日本語資源管理機能で管理しているTrueTypeフォントの外字を取り出し、「PATTERN」(文字用の印刷資源名)に登録することができます。

本機能は、List Creatorに外字を配付する場合に使用します。

注意

本作業の前に、List Creator連携時のセットアップ作業を行う必要があります。

セットアップを行うことで[外字の登録]ダイアログボックス(図2.23 外字の登録)が表示されるようになります。

Charset Managerのセットアップについては、“付録C List Creator連携時のセットアップ”を参照してください。また、外字を使用する場合の全体のセットアップ手順については、“C.4 外字を使用する場合のセットアップ手順”を参照してください。

以下に登録までの操作手順を説明します。

『操作』

  1. [印刷資源管理]ウィンドウの資源種別で「PATTERN」を選択します。

    →「PATTERN」が反転します。

    図2.22 資源種別の選択

  2. [ファイル]メニューから[登録]を選択します。

  3. [外字の登録]ダイアログボックスから[Windows TrueType フォント]をチェックし、取出し先の業務名を設定します。

    図2.23 外字の登録

    『指定項目』

    [ファイルから登録する]

    ファイルから外字を登録します。

    [日本語資源管理から登録する]

    日本語資源管理から外字を登録します。

    [業務名]

    [日本語資源管理から登録する]を選択した場合に、指定する必要があります。日本語資源管理で対象となる外字が登録されている業務名を設定してください。

    [JEF基本辞書を登録する]

    JEF基本辞書を登録します。[日本語資源管理から登録する]を選択した場合のみ、有効です。

    [Windows TrueType フォントを登録する]

    Windows TrueType フォントを登録します。[日本語資源管理から登録する]を選択した場合のみ、有効です。

    [OK]ボタン

    [ファイルから登録する]を選択した場合、ファイルの選択ダイアログが表示されるので、TRANS形式の転送ファイルを選択してください。[日本語資源管理から登録する]を選択した場合、登録を開始します。

    [キャンセル]ボタン

    処理を中断し、[印刷資源管理]ウィンドウに戻ります。

  4. 登録を開始します。

    →以下のメッセージが表示されます。

    図2.24 登録中

    →登録が正常に終了した場合は、「Windows TrueType フォント」が登録資源一覧に表示されます。

    図2.25 Windows TrueType フォント登録後