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Interstage Charset Manager Standard Edition V9 使用手引書 印刷資源運用編
FUJITSU Software

3.3.2 Windows系での適用操作

Windows系部門サーバでの適用操作について説明します。

3.3.2.1 適用の実施(Windows系)

Windows系の部門サーバでは、以下の手順で適用を実施します。

注意

  • 管理者権限を持ったユーザで適用を実施する必要があります。

  • Windows Server 2012 / Windows Server 2016/ Windows Server 2019のOSにおいてユーザーアカウント制御が有効な環境で適用処理を行う場合、以下の手順を実施し、あらかじめアクセスする資源に権限を与えておいてください。ユーザーアカウント制御については、“2.1 [印刷資源管理]ウィンドウの起動”の注意事項を参照してください。

    1. 以下のディレクトリのアクセス権限を変更します。

      • Charset Manager のインストールディレクトリ(例:C:¥Program Files¥CharMGR)

      • 管理ディレクトリ(例:C:¥resMGR)

      以下の手順を対象のディレクトリについて実施してください。

      1. エクスプローラで対象のディレクトリを選択し、マウスで右クリックします。

      2. プロパティの[セキュリティ]タブを開きます。

      3. [グループまたはユーザ名]で、実行ユーザ、新規作成した実行ユーザを含むグループ、Users グループのいずれか(例:Users)を選択します。

      4. [アクセス許可]のリストで、[変更]の[許可]チェックボックスにチェックを入れ、[適用]ボタンをクリックします。

      5. [OK]ボタンをクリックします。

    2. 以下のレジストリのアクセス権限を変更します。

      • HKEY_LOCAL_MACHINE¥software¥fujitsu¥CharsetMGR AGENT

      以下の手順を対象のレジストリについて実施してください。

      1. レジストリエディタで、対象のツリーを選択します。

      2. [アクセス許可]ダイアログボックスで、実行ユーザ、新規作成した実行ユーザを含むグループ、Users グループのいずれか(例:Users)を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。

      3. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[アクセス許可エントリ]のリストボックスから実行ユーザ、新規作成した実行ユーザを含むグループ、Users グループのいずれか(例:Users)を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

      4. [アクセス許可エントリ]ダイアログボックスで、[値の設定]と[サブキーの作成]の[許可]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

      5. [セキュリティの詳細設定]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

      6. [アクセス許可]ダイアログボックスで、[OK]ボタンをクリックします。

      7. レジストリエディタを終了します。

  1. 適用に必要なファイルを、部門サーバの以下のディレクトリに配置します。

    [管理ディレクトリ]\res_agent\[資源種別]

    管理ディレクトリは、印刷資源適用機能のインストール時に指定したディレクトリです。資源種別は、印刷資源管理機能の「取り出し」機能で取り出した資源種別と同じディレクトリを指定してください。

    資源種別がKOL1の場合

    c:\resMGR\res_agent\KOL1
  2. 上記の1.で配置した適用バッチファイル(資源種別名.bat)を実行します。
    バッチファイルが配置されたディレクトリをカレントディレクトリにして、実行してください。

    1.のバッチファイルを実行する場合

    C:\>CD resMGR\res_agent\KOL1
    C:\resMGR\res_agent\KOL1>KOL1.bat

注意

  • Centric Managerによる資源配付でグループオーバレイの適用をした場合、メンバ一覧ファイルに記述されている印刷資源ファイルが適用したディレクトリにすべて存在するか確認してください。

  • Centric Managerがインストールされていない環境で適用バッチファイルを実行すると、以下のメッセージが出力されますが、無視しても問題ありません。

    ’drmscmp’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチファイルとして認識されていません。

3.3.2.2 印刷資源の表示

部門サーバに適用されている印刷資源を表示する機能です。

以下に、印刷資源を表示するまでの操作手順を説明します。

『操作』

  1. [印刷資源適用]ウィンドウ(図3.2 印刷資源適用)から表示したい資源種別を選択します。

    →資源種別に適用された印刷資源が、登録資源一覧に表示されます。

    図3.4 資源データの表示

  2. [表示]メニューを選択します。

    →プルダウンメニューが表示されます。

  3. [表示]メニューの機能を選択します。

注意

インストール直後は、資源種別を選択しても印刷資源は表示されません。

[表示]メニューには、以下の機能があります。

[表示]メニュー

ツールバー

チェックすると「ツールバー」が表示されます。

ステータスバー

チェックすると「ステータスバー」が表示されます。

大きいアイコン

印刷資源を、大きなアイコンで表示します。

小さいアイコン

印刷資源を、小さなアイコンで表示します。

一覧

印刷資源の一覧を表示します。

詳細

印刷資源の一覧を詳細に表示します。詳細は、“3.3.2.2.1 詳細表示”に示します。

最新の情報に更新

表示されている情報を、最新に更新します。

アイコンの整列

印刷資源のソートを行います。

  • 名前順
    名前順にソートします。

  • 有効期間順
    有効期間順にソートします。有効期間を設定している印刷資源を表示しているときに有効です。

参考

外字パターンの確認方法について

外字パターンの場合、印刷資源適用で表示されるのは、30ドットの外字パターンを適用した場合のみです。24ドットの外字パターンが適用されたかどうかは、以下のファイルが存在するかどうかを確認してください。

[管理ディレクトリ]\res_agent\jefres\pattern\ADJM2424

また、HOSTPRINTがインストールされている場合は、以下の確認が必要です。

  1. HOST PRINTのオーバレイツールを起動する。

  2. 「VSPサービス」を選択する。

  3. 資源タイプから"pattern"を選択する。
    下の枠内に、"ADJM2424"が存在することを確認する。

3.3.2.2.1 詳細表示

印刷資源の詳細を表示する機能です。

本機能は、[表示]メニューの[詳細]から起動します。

図3.5 詳細表示

表示される情報について説明します。

『表示項目』

名前

印刷資源の名前が表示されます。

有効期間

印刷資源の有効期間を表示します。印刷資源管理機能で設定された有効期間です。

変更はできません。有効期間が設定されていない印刷資源の場合は空欄です。

有効期間が切れた資源については、管理サーバからのリモート削除、または手動で削除が可能です。管理サーバからのリモート削除については、“2.3.4 印刷資源のリモート削除連携”を、手動での削除は“3.3.3.3 印刷資源適用コマンド”を参照してください。

3.3.2.3 部門サーバからの印刷資源の削除

印刷資源を印刷資源適用機能の管理下から削除するための機能です。

以下に、印刷資源を削除するまでの操作手順を説明します。

『操作』

  1. [印刷資源適用]ウィンドウ(図3.2 印刷資源適用)で、削除する印刷資源が登録されている資源種別を選択します。

  2. 登録資源一覧に表示されている印刷資源をクリックして、削除する印刷資源を選択します。複数選択を行いたい場合は、[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを押しながらクリックします。

    すべての印刷資源を選択したい場合には、以下の操作を行います。

    1. [印刷資源適用]ウィンドウの[ファイル]メニューを選択します。

      →プルダウンメニューが表示されます。

    2. [全て選択]を選択します。

      →印刷資源がすべて選択されます。

  3. [印刷資源適用]ウィンドウの[ファイル]メニューを選択します。

    →プルダウンメニューが表示されます。

  4. [削除]を選択します。

    →印刷資源が削除されます。

注意

  • 削除する印刷資源がグループオーバレイの場合、グループオーバレイを構成するメンバのオーバレイについては単独のオーバレイとしても使用されている可能性があるため、削除しません。

  • 削除する印刷資源がグループオーバレイのメンバだった場合、削除するとグループオーバレイが正しく表示できなくなります。

  • Windows Server 2012のServer Core環境で、印刷資源の削除を行いたい場合には、以下の格納先に格納されているファイルを直接削除してください。

    [管理ディレクトリ]\res_agent\[資源種別]

    資源種別が[KOL1][KOL5]の場合

    資源ファイル名

    例:資源名A001を削除する場合には、ファイル名A001を削除します。

    • 資源ファイル名.txt、資源ファイル名.lstが存在する資源ファイルを削除する場合(対象となる資源がグループオーバレイの場合)、グループオーバレイを構成するメンバのオーバレイについては単独のオーバレイとしても使用されている可能性があるため、削除されません。

    • *.txtに含まれる資源ファイルを削除する場合(対象となる資源がグループオーバレイのメンバの場合)削除するとグループオーバレイが正しく表示できなくなります。

    資源種別が[PATTERN]の場合

    LVUSER

    資源種別が[FCB][KOL4][KOL6][GRPH][LCM1][XTB1]の場合

    資源ファイル名

    例:資源名ABCDを削除する場合は、ファイル名ABCDを削除します