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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.5
FUJITSU Software

16.3.5 グローバルゾーン上のクラスタアプリケーション再設定

グローバルゾーン上に各ノングローバルゾーンに対応するクラスタアプリケーションを構築します。本節の作業は各ノングローバルゾーンに対して実施してください。

16.3.5.1 作業用クラスタアプリケーションの削除

16.3.2 グローバルゾーン上のクラスタアプリケーションの作成”で作業用アプリケーションを作成した場合はRMSを停止し、作成した作業用クラスタアプリケーションを削除します。クラスタアプリケーションのみ削除し、リソースの削除は実施しないでください。

16.3.5.2 ノングローバルゾーン制御用Cmdlineリソースの作成

ノングローバルゾーン、およびノングローバルゾーンに構成したクラスタアプリケーションをグローバルゾーンから制御するためのCmdlineリソースを作成します。

16.3.5.3 共有IP制御用Cmdlineリソースの作成

共有IPゾーンのノングローバルゾーンを使用し、かつ、サーバ間でノングローバルゾーンのイメージを共有しない場合、グローバルゾーンで引継ぎIPアドレスのためのリソースを作成します。手順については、“13.2.5 グローバルゾーン上のクラスタアプリケーション再設定”の“16.2.5.3 共有IP制御用Cmdlineリソースの作成”を参照してください。

注意

Solaris 8コンテナ環境、および Solaris 9コンテナ環境では、引継ぎIPアドレスにIPv6アドレスを使用することはできません。

16.3.5.4 クラスタアプリケーションの作成

あらかじめグローバルゾーンに登録していたGdsリソース、Glsリソース、Fsystemリソースに加えて「3.5.2 ノングローバルゾーン制御用Cmdlineリソースの作成」で作成したCmdlineリソースを加えて、対象のノングローバルゾーンに対応するクラスタアプリケーションを作成してください。

クラスタアプリケーションを作成するには、ノングローバルゾーンが停止している必要があります。
ノングローバルゾーンが動作中の場合は、以下の手順でクラスタアプリケーションの制御対象となるノングローバルゾーンを、全てのクラスタノードで停止してから、クラスタアプリケーションを作成してください。

# zlogin zone-a shutdown -i0 -g0 -y

クラスタアプリケーションの作成手順は“6.7.2.1 スタンバイ運用のクラスタアプリケーション作成”に従いますが、以下の点が異なります。