複製先のシステムで、以下の手順を実行します。
システムをシングルユーザモードで起動します。
ローカルクラスの設定情報の削除
すべてのノードで以下の手順を実行します。
ここでは、クラス名が Class1 である場合を例として説明します。
/etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d/class.db ファイルからクラス名の設定を削除します。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d # vi class.db Class1 ←クラス名の行をすべて削除 ... # Disk Class List |
/etc/opt/FJSVsdx/sysdb.d ディレクトリ配下のクラス名のファイルをすべて削除します。
# rm Class1 |
/etc/opt/FJSVsdx/dev/devname.db ファイルを削除します。
# cd /etc/opt/FJSVsdx/dev # rm -f devname.db |
sfdsk.conf ファイルの修正
カーネルゾーン以外の環境からカーネルゾーンにクローニングした場合、/kernel/drv/sfdsk.conf ファイルに SDX_KZONE_SUPPORT=on という行を追加します。
カーネルゾーンからカーネルゾーン以外の環境にクローニングした場合、/kernel/drv/sfdsk.conf ファイルから SDX_KZONE_SUPPORT=on という行を削除します。
除外リストの修正
除外リスト(/etc/opt/FJSVsdx/lib/exdevtab ファイル)を設定していて、複製元と複製先のシステムで物理ディスク名が異なる場合、除外リストに記述されている、GDS が管理対象外とするディスクの物理ディスク名を、複製先のシステムの物理ディスク名に修正します。
除外リストの詳細は、「A.2.25 除外リスト」を参照してください。
システムを再起動します。
以降では、クラス名が Class1、構成ファイルのパスが /var/tmp/Class1.conf の場合を例として説明します。
構成ファイル内の物理ディスク名の変更
ローカルクラスに登録するディスクの物理ディスク名が、複製元と複製先のシステムで異なる場合、構成ファイル内の物理ディスク名を複製先のシステムの物理ディスク名に変更します。
ここでは、複製元および複製先の物理ディスク名がそれぞれ c2t1d0 および c2t1d1 である場合の例を説明します。
# sdxconfig Convert -e replace -c Class1 -p c2t1d0=c2t1d1 -i /var/tmp/Class1.conf \ -o /var/tmp/Class1.conf -e update |
ローカルクラスのオブジェクト構成情報のリストア
占有スライスのデータを複製した場合
# sdxconfig Restore -c Class1 -i /var/tmp/Class1.conf -e chkps |
占有スライスのデータを複製しなかった場合
# sdxconfig Restore -c Class1 -i /var/tmp/Class1.conf |
システムを再起動します。
システムディスクミラーリングの設定
システムディスクミラーリングの設定を行います。
設定方法は、「第7章 コマンドによるシステムディスクミラーリングの設定と解除」または「5.1.1 システムディスク設定」を参照してください。
プロキシの設定
GDS Snapshot を使用する場合は、マスタとプロキシの結合または関連付けを行います。
設定方法については、「5.2.4 プロキシ構成」または「D.14 sdxproxy - プロキシオブジェクトの操作」を参照してください。