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PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

5.2.4 プロキシ構成

GDS Snapshot がインストールされているシステムにおいて、マスタオブジェクト (ボリュームまたはグループ) に、プロキシオブジェクト (プロキシボリュームまたはプロキシグループ) を関連付ける手順を説明します。

以下の 2 つの方法があります。

5.2.4.1 プロキシ結合

GDS Snapshot がインストールされているシステムにおいて、ボリュームまたはグループに、プロキシボリュームまたはプロキシグループを結合する手順を説明します。

  1. マスタボリュームまたはマスタグループの選択

    メイン画面において、プロキシを結合するミラーボリューム、シングルボリューム、またはミラーグループのアイコンをクリックします。

    参考

    グループ内のボリューム数が400個より多い場合、グループを選択してプロキシグループを結合することはできません。

  2. [結合] メニューの選択

    メイン画面の [操作]:[プロキシ操作]:[結合] を選択します。

    図5.36 プロキシ結合

  3. 結合するプロキシの選択

    プロキシ選択画面が表示されます。

    参考

    下の画面は、グループを結合する場合の画面です。ボリュームを結合する場合は、<次へ> ボタンの代わりに <完了> ボタンが表示されます。

    図5.37 プロキシ選択

    [プロキシ候補グループ/ボリューム一覧] から、マスタボリュームまたはマスタグループに結合する、ボリュームまたはグループを選択します。

    以下のすべての条件を満たすボリュームまたはグループが選択できます。

    結合対象

    ボリューム

    グループ

    条件

    • 結合するボリュームとマスタボリュームは、同一クラスに属している。

    • 結合するボリュームとマスタボリュームは、同一サイズである。

    • 結合するボリュームは、ミラーボリュームまたは、シングルボリュームである。
      (階層化されているミラーグループに作成されたボリュームも可。ミラーの多重度は任意。)

    • 結合するボリュームは、マスタボリュームと同一グループまたは、同一シングルディスクに属していない。

    • 他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。

    • 結合するグループとマスタグループは、同一クラスに属している。

    • 結合するグループは、ミラーグループである。(階層化されているミラーグループも可。ミラーの多重度は任意。)

    • 結合するグループ内にボリュームが存在しない。

    • 結合するグループは、他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。

    注意

    結合可能なプロキシボリュームの状態

    "active" 状態のプロキシボリュームは結合できません。結合するプロキシボリュームが "active" 状態の場合は、プロキシボリュームを停止してください。

    ボリュームを結合する場合は、マスタボリュームに結合するボリュームを選択し、<完了> をクリックします。

    グループを結合する場合は、マスタグループに結合するグループを選択し、<次へ> をクリックします。

    <中止> をクリックすると、プロキシ結合処理を中止します。

  4. プロキシグループに作成されるプロキシボリュームの属性定義

    グループを結合する場合、ボリューム属性定義画面が表示されます。

    図5.38 プロキシボリューム属性定義

    プロキシグループを結合すると、プロキシグループ内にプロキシボリュームが作成され、マスタグループ内の各マスタボリュームと結合されます。ボリューム属性定義画面では、プロキシグループ内に作成される各プロキシボリュームのボリューム属性を設定します。

    1. プロキシボリューム名

      プロキシボリュームのボリューム名を設定します。[プロキシボリューム名] に、自動で生成したボリューム名が初期値として表示されます。初期値を変更する場合は、ボリューム名をクリックし、編集します。

      参照

      ボリューム名の命名規約については、「A.1.1 オブジェクト名」を参照してください。

      参考

      自動生成されるプロキシボリューム名

      自動で生成されるプロキシボリューム名は、マスタボリューム名+"_"(アンダーバー)+プロキシグループ名 (例:volume0001_group0002) となります。

    2. JRM

      ボリューム用の JRM (高速等価性回復機構) を設定します。初期値は「あり」です。「なし」に変更する場合は、[JRM] のチェックボックスをクリックしてチェックをはずします。

      参考

      ボリューム用の JRM

      プロキシボリューム属性定義画面で設定する JRM は、プロキシボリュームの "ボリューム用の JRM" です。"プロキシ用の JRM" ではありません。詳しくは、「A.2.21 高速等価性回復機構 (JRM)」を参照してください。

    設定が完了したら、<完了> をクリックします。
    <リセット> ボタンをクリックすると、プロキシボリュームの属性の設定が初期値に戻ります。
    <中止> をクリックすると、プロキシ結合処理を中止します。

  5. プロキシ結合確認

    プロキシ結合確認画面が表示されます。

    図5.39 プロキシ結合確認画面 (ボリュームを結合する場合)

    処理を続ける場合は、<はい> をクリックします。<いいえ> をクリックすると、手順 3. のプロキシ選択画面に戻ります。

    図5.40 プロキシ結合確認画面 (グループを結合する場合)

    処理を続ける場合は、<はい> をクリックします。<いいえ> をクリックすると、手順 4. のボリューム属性設定画面に戻ります。

  6. プロキシ結合完了通知

    プロキシ結合完了通知画面が表示されます。

    図5.41 プロキシ結合完了通知画面

    <確認> をクリックして、プロキシ結合完了通知画面を閉じます。

GDS Snapshot がインストールされているシステムにおいて、ボリュームまたはグループに、プロキシボリュームまたはプロキシグループを関連付ける手順を説明します。

参考

関連付けるマスタとプロキシのデータ

関連付けを行っても、マスタオブジェクトとプロキシオブジェクトのデータは変更されません。

  1. マスタボリュームまたはマスタグループの選択

    メイン画面において、プロキシを関連付けるボリュームまたはグループのアイコンをクリックします。

  2. [関連付け] メニューの選択

    メイン画面の [操作]:[プロキシ操作]:[関連付け] を選択します。

    図5.42 プロキシ関連付け

  3. 関連付けるプロキシの選択

    プロキシ選択画面が表示されます。

    図5.43 プロキシ選択

    [プロキシ候補グループ/ボリューム一覧] から、マスタボリュームまたはマスタグループに関連付ける、ボリュームまたはグループを選択します。

    以下のすべての条件を満たすボリュームまたはグループが選択できます。

    関連付け対象

    ボリューム

    グループ

    条件

    • 関連付けるボリュームとマスタボリュームは、同一クラスに属している。

    • 関連付けるボリュームとマスタボリュームは、同一サイズである。

    • 関連付けるボリュームは、マスタボリュームと同一グループまたは、同一シングルディスクに属していない。

    • 関連付けるボリュームは、他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。

    • マスタボリュームのタイプがミラーまたはシングルの場合、関連付けるボリュームは、ミラーボリュームまたはシングルボリュームである。(階層化されているミラーグループに作成されたボリュームも可。ミラーの多重度は任意。)

    • マスタボリュームのタイプがストライプまたはコンカチネーションの場合、以下の条件を満たすこと。

      • 関連付けるボリュームは、マスタボリュームと同じタイプである。

      • 関連付けるボリュームには、下位グループが接続されていない。

      • 関連付けるボリュームのグループ内オフセットは、マスタボリュームのグループ内オフセットと等しい。

      • 関連付けるボリュームと、マスタボリュームとの間で、OPC が使用できる。

    • マスタボリュームがストライプタイプの場合、以下の条件を満たすこと。

      • 関連付けるボリュームとマスタボリュームは、ストライプ幅が等しい。

      • 関連付けるボリュームとマスタボリュームは、ストライプ列数が等しい。

    • 関連付けるグループとマスタグループは、同一クラスに属している。

    • 関連付けるグループは、ミラーグループである。(階層化されているミラーグループも可。ミラーの多重度は任意。)

    • 関連付けるグループとマスタグループは、ボリュームの配置 (オフセットとサイズ) が一致している。

    • 関連付けるグループは、他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。

    注意

    コンカチネーションタイプのボリュームの関連付け

    マスタボリュームが属しているコンカチネーショングループと同じディスク構成 (サイズと接続順序) のコンカチネーショングループに属しているボリュームを、プロキシボリュームとして選択してください。ディスクの構成が異なっている場合、関連付けはできません。

    マスタボリュームまたはマスタグループに関連付ける、ボリュームまたはグループを選択し、<完了> をクリックします。<中止> をクリックすると、プロキシ関連付け処理を中止します。

  4. プロキシ関連付け確認

    プロキシ関連付け確認画面が表示されます。

    図5.44 プロキシ関連付け確認画面

    処理を続ける場合は、<はい> をクリックします。<いいえ> をクリックすると、手順 3. のプロキシ選択画面に戻ります。

  5. プロキシ関連付け完了通知

    プロキシ関連付け完了通知画面が表示されます。

    図5.45 プロキシ関連付け完了通知画面

    <確認> をクリックして、プロキシ関連付け完了通知画面を閉じます。