利用者は、以下のオブジェクト名を自由に命名することができます。
クラス名
ディスク名 (シャドウディスクのディスク名は除く)
グループ名
ボリューム名
オブジェクト名に使用できる文字は、英数字、- (ハイフン)、_ (アンダスコア) です。ただし、- (ハイフン) と _ (アンダスコア) で始まる名前は指定できません。先頭は必ず英数字としてください。
オブジェクト名の文字数は 32 文字までです。ただし、シングルディスクのディスク名の文字数は、28 文字までです。
クラス名は、システム全体 (クラスタの場合はクラスタシステム全体) で一意となるように管理されていて、同じ名前を持つクラスを 2 つ以上作成しようとするとエラーになります。
その他のオブジェクト名は、クラス内で一意となるように管理されていて、同じクラスに同じ名前のオブジェクトを作成しようとするとエラーになります。
スライス名は、GDS が、スライスが属しているディスク、グループおよびボリュームの名前を組み合わせて命名します。命名規則は、以下のとおりです。
ミラースライスのうち、最上位ミラーグループに直接接続されているディスク内に存在するスライスの場合
ディスク名.ボリューム名
ミラースライスのうち、最上位ミラーグループに直接接続されている下位グループ内に存在するスライスの場合
下位グループ名.ボリューム名
ストライプボリュームのスライスの場合
最上位ストライプグループ名.ボリューム名
最上位コンカチネーショングループに作成されたボリュームのスライスの場合
最上位コンカチネーショングループ名.ボリューム名
スイッチボリュームのスライスの場合
運用ディスク名.ボリューム名
シングルスライスの場合
シングルディスク名.ボリューム名
したがって、すべてのオブジェクトは、クラス名とオブジェクト名との組合せによって、システム全体で一意に特定することができます。
注意
クラス名の重複
同じ名前のクラスが存在する複数のシングルノードにクラスタ制御をインストールしてクラスタシステムに移行することは可能です。詳細については、「A.2.34 シングルノードからクラスタシステムへの移行」を参照してください。
注意
シャドウディスクのディスク名
シャドウディスクのディスク名は、以下の規則に従って命名する必要があります。
他のドメインでクラスに登録されて SDX ディスクとして管理されている場合は、他のドメインの SDX ディスクと同じ名前を付ける必要があります。
SDX ディスクからディスク装置のコピー機能によってデータがコピーされている場合は、コピー元の SDX ディスクと同じ名前を付ける必要があります。