複製元のシステムのディスクデータを、複製先のシステムのディスクに複製します。
システムディスクの複製には、OSの以下の機能を使用します。
Solaris 10の場合:フラッシュアーカイブ
Solaris 11以降の場合:Unified Archives
データの複製は、クローニング機能を提供するソフトウェアや、ストレージのコピー機能など、ディスクデータを複製する機能を利用して行います。
詳細は、使用する機能のマニュアルを参照してください。
注意
Unified Archives
archiveadm create コマンドでアーカイブを作成するときに --root-onlyオプションを指定して、ZFS ルートプール以外のストレージプールをアーカイブから除外してください。
システムディスクをミラーリングする場合、複製先のシステムディスクのディスクラベルを VTOC 形式にする必要があります。アーカイブの復元時に使用する自動インストーラのマニフェストファイル (AI マニフェスト) の target 要素 (<target ~> から </target> までの箇所) に、以下のパラメタを記述しておくことで、複製先のシステムディスクのディスクラベルを VTOC 形式にすることができます。
<disk whole_disk="true"> <disk_name name="ディスク名" name_type="ctd"/> <slice name="0" in_zpool="rpool"> <size val="スライスのサイズ"/> </slice> <slice name="2"> </slice> </disk>
例) アーカイブ復元先のディスク名が c0t50000393CC8833B8d0 で、ZFS ルートプール用のスライス s0 のサイズを 195284992 セクタにする場合
<target name="desired"> <disk whole_disk="true">
<disk_name name="c0t50000393CC8833B8d0" name_type="ctd"/>
<slice name="0" in_zpool="rpool">
<size val="195284992s"/>
</slice>
<slice name="2">
</slice>
</disk> <logical> ~ </target>
AI マニフェストの詳細については、ai_manifest(4) など OS のマニュアルを参照してください。