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Cloud Services Management V1.1.1 導入ガイド
FUJITSU Software

2.4.2 セットアップ手順

連携アダプターのセットアップ手順について説明します。連携を行わないアダプターについては、セットアップは不要です。

なお、連携が必要になった時点で、あとから行うこともできます。

  1. コマンド実行

    連携アダプターのセットアップコマンドは、以下のとおりです。管理者権限を保持するユーザーで、それぞれの連携先のセットアップコマンドを実行してください。

    コマンド実行後は、設定を反映するために、Cloud Services Managementの管理サーバを再起動します。

    Cloud Services Managementの停止、起動の詳細については、"FUJITSU Software Cloud Services Management 運用ガイド"の"起動/停止"を参照してください。

    1. ROR連携アダプターのセットアップコマンド

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupRORInteg <各パラメーター>
    2. AWS連携アダプターのセットアップコマンド

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupAWSInteg <各パラメーター>
    3. Azure連携アダプターのセットアップコマンド

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupAzureInteg <各パラメーター>
    4. FJCS for OSS連携アダプターのセットアップコマンド

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupK5Integ <各パラメーター>
    5. VMware連携アダプターのセットアップコマンド

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupVMwareInteg <各パラメーター>

    連携アダプターのセットアップコマンドでは、以下のパラメーターを指定する必要があります。セットアップする連携先の列に○がついているパラメーターを、No順に半角スペースで区切って指定してください。

    表2.5 連携アダプターセットアップパラメーター一覧

    No.

    パラメーター名

    連携アダプター

    説明

    ROR

    AWS

    Azure

    FJCS for OSS

    VMware

    1

    AS_APP_ADMIN_USER

    APP用ドメインのJavaEE実行環境管理者のユーザー名です。

    "表2.1 セットアップパラメーター一覧"のAS_ADMIN_USERに指定した値を指定してください。

    2

    AS_APP_ADMIN_PASSWORD

    APP用ドメインのJavaEE実行環境管理者のパスワードです。

    "表2.1 セットアップパラメーター一覧"のAS_ADMIN_PASSWORDに指定した値を指定してください。

    3

    AS_APP_BASE_PORT

    APP用ドメインのベースポートです。

    "表2.1 セットアップパラメーター一覧"のAS_APP_BASE_PORTに指定した値を指定してください。

    4

    IAAS_ROR_USER_ID

    -

    -

    -

    -

    RORテナント管理者のユーザーIDです。

    5

    IAAS_ROR_PWD

    -

    -

    -

    -

    RORテナント管理者のパスワードです。

    6

    IAAS_ROR_TENANT

    -

    -

    -

    -

    RORテナント名です。

    7

    IAAS_ROR_HOST_PORT

    -

    -

    -

    -

    RORのL-Platform APIのURLのホスト名とポート番号です。RORの管理機能APIが動作しているホスト名とポート番号を以下の形式で指定します。

    <ホスト名またはIPアドレス>:<ポート番号>

    ホスト名はRORのサーバ証明書を確認し、指定してください。

    セットアップ時に、以下のようにRORのL-Platform APIのURLが設定されます。

    https://<IAAS_ROR_HOST_PORT>/cfmgapi/endpoint

    8

    IAAS_K5_USER

    -

    -

    -

    -

    FJCS for OSSに接続するためのユーザー名です。

    メニューで指定した固有パラメーターにユーザー名(REGION_USER)が指定されていない場合、本値が有効になります。

    9

    IAAS_K5_PWD

    -

    -

    -

    -

    FJCS for OSSに接続するためのユーザーのパスワードです。

    このパスワードは、Cloud Services Management共通のパスワードです。

    ベンダー定義ファイルに指定したドメイン(DOMAIN)とユーザー名(REGION_USER)に対するパスワードを設定することもできます。詳細は"C.4 連携アダプターの設定変更"を参照してください。

    10

    IAAS_K5_DOMAIN

    -

    -

    -

    -

    APIアクセスで使用するFJCS for OSSドメイン名です。

    メニューで指定した固有パラメーターにドメイン(DOMAIN)が指定されていない場合、本値が有効になります。

    11

    IAAS_K5_AUTH_URL

    -

    -

    -

    -

    FJCS for OSSに接続するためのリージョナル利用者管理のエンドポイントです。

    以下の形式で指定します。

    https://identity.< リージョン識別子>.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens

    メニューで指定した固有パラメーターにリージョンのエンドポイント(REGION_URL)が指定されていない場合、本値が有効になります。

    12

    IAAS_VMWARE_URL

    -

    -

    -

    -

    VMware APIの接続先URLです。

    https://<VMware vCenter Serverのホスト名>/sdk/vimService?wsdl

    13

    IAAS_VMWARE_USER_ID

    -

    -

    -

    -

    VMware vCenter Serverに接続するためのユーザーIDです。

    14

    IAAS_VMWARE_PWD

    -

    -

    -

    -

    VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードです。

    ○:指定必須

    -:指定不可

    注意

    半角空白を含む場合は、<値>を""(ダブルクォーテーション)で囲んでください。

    以下はパスワード(IAAS_K5_PWD)の例です。

    fscsm_setupK5Integ Administrator User1234 3900 k5user@example.com "csm password" RDUVQRR2 https://identity.jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens

    以下は連携アダプターのセットアップコマンド指定例です。

    1. RORの場合

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupRORInteg Administrator User1234 3900 roruserid rorpassword rortenant rorhost.example.com:8014
    2. AWSの場合

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupAWSInteg Administrator User1234 3900
    3. Azureの場合

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupAzureInteg Administrator User1234 3900
    4. FJCS for OSSの場合

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupK5Integ Administrator User1234 3900 k5user@example.com k5password K5DOMAIN https://identity.jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens
    5. VMwareの場合

      %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_setupVMwareInteg Administrator User1234 3900 https://vmhost.example.com/sdk/vimService?wsdl vmuser@example.com vmpassword
  2. 実行の確認

    セットアップ実行確認メッセージが表示されます。以下のメッセージはAWS連携アダプターの例です。

    実行する場合は[y]を、停止する場合は[n]を指定し、エンターキーを押してください。

    Are you sure you want to start setup of FUJITSU Software Cloud Services Management AWS Integration? (y/n)[n]

  3. セットアップの開始

    セットアップが開始されると、開始メッセージが表示されます。以下のメッセージはAWS連携アダプターの例です。

    FUJITSU Software Cloud Services Management AWS Integration setup start.

  4. 完了の確認

    セットアップが完了すると、完了メッセージが表示されます。以下のメッセージはAWS連携アダプターの例です。

    FUJITSU Software Cloud Services Management AWS Integration setup end.

注意

エラーが発生した場合には、出力されたメッセージを確認してエラー原因を取り除き、セットアップを再度実行してください。

また、セットアップコマンドの実行の確認後にエラーが発生した場合には、セットアップコマンドを再度実行する前に、必ずアンセットアップコマンドを実行してください。

参照

連携アダプターのセットアップ時に出力されるメッセージについては、"FUJITSU Software Cloud Services Managementメッセージ集"を参照してください。