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Cloud Services Management V1.1.1 導入ガイド
FUJITSU Software

C.4 連携アダプターの設定変更

以下のコマンドで、連携アダプターのデータベース内容と、APP用ドメインに登録されているサービスコントローラーに対して、指定されたパラメーターの値を変更します。

記述形式
パラメーター

指定できるパラメーターは以下のとおりです。

表C.2 設定変更コマンドパラメーター

No.

パラメーター名

連携アダプター

説明

ROR

AWS

Azure

FJCS
for OSS

VMware

1

IAAS_ROR_LOCALE

-

-

-

-

ROR APIへのアクセスに使用するロケールです。利用するROR製品(言語)に合わせて設定する必要があります。

RORのロケール("ja"(日本語)、"en"(英語)、または"zh"(中国語))を指定します。

デフォルト:ja

2

IAAS_ROR_USER_ID

-

-

-

-

RORテナント管理者のユーザーIDです。

3

IAAS_ROR_PWD

-

-

-

-

RORテナント管理者のパスワードです。

4

IAAS_ROR_TENANT

-

-

-

-

RORテナント名です。

5

IAAS_ROR_HOST_PORT

-

-

-

-

RORのL-Platform APIのURLのホスト名とポート番号です。RORの管理機能APIが動作しているホスト名とポート番号を以下の形式で指定します。

<ホスト名またはIPアドレス>:<ポート番号>

ホスト名はRORのサーバ証明書を確認し、指定してください。

セットアップ時に、以下のようにRORのL-Platform APIのURLが設定されます。

https://<IAAS_ROR_HOST_PORT>/cfmgapi/endpoint

6

IAAS_K5_AUTH_URL

-

-

-

-

FJCS for OSSに接続するためのエンドポイントです。

以下の形式で指定します。

https://identity.<リージョン識別子>.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens

メニューで指定した固有パラメーターにリージョンのエンドポイント(REGION_URL)が指定されていない場合、本値が有効になります。

7

IAAS_K5_DOMAIN

-

-

-

-

APIアクセスで使用するFJCS for OSSドメイン名です。

メニューで指定した固有パラメーターにドメイン(DOMAIN)が指定されていない場合、本値が有効になります。

8

IAAS_K5_USER

-

-

-

-

FJCS for OSSに接続するためのユーザー名です。

メニューで指定した固有パラメーターにユーザー名(REGION_USER)が指定されていない場合、本値が有効になります。

9

IAAS_K5_PWD

-

-

-

-

FJCS for OSSに接続するためのユーザーのパスワードです。

パスワードは、以下の2種類を登録できます。

  • Cloud Services Management共通のパスワード

  • ベンダー定義ファイルに指定したドメイン(DOMAIN)とユーザー名(REGION_USER)に対するパスワード。
    本パスワードが指定されていない場合、Cloud Services Management共通のパスワードが有効になります。

10

IAAS_K5_SSL_PROTOCOL

-

-

-

-

FJCS for OSSに接続するための暗号プロトコルです。

1種類のみ指定可能です。指定を省略するとデフォルト値が設定されます。

デフォルト:TLSv1.2

※FJCS for OSSは、TLSv1.2のみサポートしています。

11

IAAS_VMWARE_URL

-

-

-

-

VMware APIの接続先URLです。

https://<VMware vCenter Serverのホスト名>/sdk/vimService?wsdl

12

IAAS_VMWARE_USER_ID

-

-

-

-

VMware vCenter Serverに接続するためのユーザーIDです。

13

IAAS_VMWARE_PWD

-

-

-

-

VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードです。

○: 指定必須

△: 省略可

-: 指定不可

注意

  • パラメーター変更後は、Cloud Services Managementの管理サーバを再起動してください。

  • 各パラメーターの値には、ダブルクォーテーション( " )を使用しないでください。

  • 記述形式のとおり、ダブルクォーテーション( " )でパラメーター名と値を囲んでください。

  • パラメーターを複数指定する場合は、半角空白(" ")で区切って指定してください。指定順に制限はありません。

  • IAAS_K5_PWDについて

    ベンダー定義ファイルに指定したドメイン(DOMAIN)とユーザー名(REGION_USER)に対するパスワードを指定する場合、以下のオプションを指定してください。

    • -domain: APIアクセスで使用するFJCS for OSSドメイン名です。

    • -user: FJCS for OSSに接続するためのユーザー名です。

    -domain, -userの順序で指定してください。

    上記のオプションを指定する場合、IAAS_K5_PWD以外のパラメーターを指定しないでください。

    -domainと-userの組み合わせは、複数登録できます。

    特定の-domainと-userに対するパスワードを削除する場合、同一の-domainと-userを指定して変更してください。また、パラメーター名は、"IAAS_K5_PWD="と指定してください。

    登録、変更する場合

    %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeK5Integ "IAAS_K5_PWD=aaaaaaa" -domain=DOMAINZ2 -user=user123

    削除する場合

    %FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeK5Integ "IAAS_K5_PWD=" -domain=DOMAINZ2 -user=user123
  • 運用開始後にIAAS_K5_USERを変更する場合、以下の手順で変更する必要があります。

    1. [業務システム提供部門]メニューを利用している業務システムのキーペアを再作成

    2. [クラウドサービス統合運用部門]本パラメーターを変更

    3. [クラウドサービス統合運用部門]Cloud Services Managementの管理サーバを再起動

  • 運用開始後に以下のパラメーターは変更しないでください。

    • IAAS_K5_AUTH_URL

    • IAAS_K5_DOMAIN

    配備済のリソースを異なるリージョン/ドメインに移行する場合、以下の手順で変更する必要があります。

    1. [業務システム提供部門]メニューを利用している業務システム配下のリソースをすべて削除

    2. [業務システム提供部門]メニューを利用している業務システムをすべて削除

    3. [クラウドサービス統合運用部門]本パラメーターを変更

    4. [クラウドサービス統合運用部門]Cloud Services Managementの管理サーバを再起動

復帰値

復帰値

意味

0

正常終了

1

エラー

出力

設定変更に失敗した場合、失敗した操作名を出力します。

また、実行結果はログファイルに出力します。

実行に必要な権限/実行環境

管理者権限が必要です。