以下のコマンドで、連携アダプターのデータベース内容と、APP用ドメインに登録されているサービスコントローラーに対して、指定されたパラメーターの値を変更します。
ROR連携アダプターの場合
%FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeRORInteg "<各パラメーター名>=<変更後の値>" ["<パラメーター名>=<変更後の値>" ...]
FJCS for OSS連携アダプターの場合
%FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeK5Integ "<各パラメーター名>=<変更後の値>" ["<パラメーター名>=<変更後の値>" ...]
VMware連携アダプターの場合
%FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeVMwareInteg "<各パラメーター名>=<変更後の値>" ["<パラメーター名>=<変更後の値>" ...]
注意
パラメーターを複数指定する場合は、"<パラメーター名>=<変更後の値>"の間に、半角空白を入力してください。
指定できるパラメーターは以下のとおりです。
No. | パラメーター名 | 連携アダプター | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ROR | AWS | Azure | FJCS | VMware | |||
1 | IAAS_ROR_LOCALE | △ | - | - | - | - | ROR APIへのアクセスに使用するロケールです。利用するROR製品(言語)に合わせて設定する必要があります。 RORのロケール("ja"(日本語)、"en"(英語)、または"zh"(中国語))を指定します。 デフォルト:ja |
2 | IAAS_ROR_USER_ID | △ | - | - | - | - | RORテナント管理者のユーザーIDです。 |
3 | IAAS_ROR_PWD | △ | - | - | - | - | RORテナント管理者のパスワードです。 |
4 | IAAS_ROR_TENANT | △ | - | - | - | - | RORテナント名です。 |
5 | IAAS_ROR_HOST_PORT | △ | - | - | - | - | RORのL-Platform APIのURLのホスト名とポート番号です。RORの管理機能APIが動作しているホスト名とポート番号を以下の形式で指定します。 <ホスト名またはIPアドレス>:<ポート番号> ホスト名はRORのサーバ証明書を確認し、指定してください。 セットアップ時に、以下のようにRORのL-Platform APIのURLが設定されます。 https://<IAAS_ROR_HOST_PORT>/cfmgapi/endpoint |
6 | IAAS_K5_AUTH_URL | - | - | - | △ | - | FJCS for OSSに接続するためのエンドポイントです。 以下の形式で指定します。 https://identity.<リージョン識別子>.cloud.global.fujitsu.com/v3/auth/tokens メニューで指定した固有パラメーターにリージョンのエンドポイント(REGION_URL)が指定されていない場合、本値が有効になります。 |
7 | IAAS_K5_DOMAIN | - | - | - | △ | - | APIアクセスで使用するFJCS for OSSドメイン名です。 メニューで指定した固有パラメーターにドメイン(DOMAIN)が指定されていない場合、本値が有効になります。 |
8 | IAAS_K5_USER | - | - | - | △ | - | FJCS for OSSに接続するためのユーザー名です。 メニューで指定した固有パラメーターにユーザー名(REGION_USER)が指定されていない場合、本値が有効になります。 |
9 | IAAS_K5_PWD | - | - | - | △ | - | FJCS for OSSに接続するためのユーザーのパスワードです。 パスワードは、以下の2種類を登録できます。
|
10 | IAAS_K5_SSL_PROTOCOL | - | - | - | △ | - | FJCS for OSSに接続するための暗号プロトコルです。 1種類のみ指定可能です。指定を省略するとデフォルト値が設定されます。 デフォルト:TLSv1.2 ※FJCS for OSSは、TLSv1.2のみサポートしています。 |
11 | IAAS_VMWARE_URL | - | - | - | - | △ | VMware APIの接続先URLです。 https://<VMware vCenter Serverのホスト名>/sdk/vimService?wsdl |
12 | IAAS_VMWARE_USER_ID | - | - | - | - | ○ | VMware vCenter Serverに接続するためのユーザーIDです。 |
13 | IAAS_VMWARE_PWD | - | - | - | - | ○ | VMware vCenter Serverに接続するためのパスワードです。 |
○: 指定必須
△: 省略可
-: 指定不可
注意
パラメーター変更後は、Cloud Services Managementの管理サーバを再起動してください。
各パラメーターの値には、ダブルクォーテーション( " )を使用しないでください。
記述形式のとおり、ダブルクォーテーション( " )でパラメーター名と値を囲んでください。
パラメーターを複数指定する場合は、半角空白(" ")で区切って指定してください。指定順に制限はありません。
IAAS_K5_PWDについて
ベンダー定義ファイルに指定したドメイン(DOMAIN)とユーザー名(REGION_USER)に対するパスワードを指定する場合、以下のオプションを指定してください。
-domain: APIアクセスで使用するFJCS for OSSドメイン名です。
-user: FJCS for OSSに接続するためのユーザー名です。
-domain, -userの順序で指定してください。
上記のオプションを指定する場合、IAAS_K5_PWD以外のパラメーターを指定しないでください。
-domainと-userの組み合わせは、複数登録できます。
特定の-domainと-userに対するパスワードを削除する場合、同一の-domainと-userを指定して変更してください。また、パラメーター名は、"IAAS_K5_PWD="と指定してください。
例
登録、変更する場合
%FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeK5Integ "IAAS_K5_PWD=aaaaaaa" -domain=DOMAINZ2 -user=user123
削除する場合
%FSCSM_HOME%\setup\fscsm_changeK5Integ "IAAS_K5_PWD=" -domain=DOMAINZ2 -user=user123
運用開始後にIAAS_K5_USERを変更する場合、以下の手順で変更する必要があります。
[業務システム提供部門]メニューを利用している業務システムのキーペアを再作成
[クラウドサービス統合運用部門]本パラメーターを変更
[クラウドサービス統合運用部門]Cloud Services Managementの管理サーバを再起動
運用開始後に以下のパラメーターは変更しないでください。
IAAS_K5_AUTH_URL
IAAS_K5_DOMAIN
配備済のリソースを異なるリージョン/ドメインに移行する場合、以下の手順で変更する必要があります。
[業務システム提供部門]メニューを利用している業務システム配下のリソースをすべて削除
[業務システム提供部門]メニューを利用している業務システムをすべて削除
[クラウドサービス統合運用部門]本パラメーターを変更
[クラウドサービス統合運用部門]Cloud Services Managementの管理サーバを再起動
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | エラー |
設定変更に失敗した場合、失敗した操作名を出力します。
また、実行結果はログファイルに出力します。
管理者権限が必要です。