連携アダプター基盤(APP)がクラウド側へ処理を要求し、クラウド側が応答するまでの待ち時間を設定・変更します。
応答待ち時間の設定は、Java EE実行環境の管理コマンド(asadminコマンド)を使用して行います。
コマンドの実行には、設定・変更対象のドメインのJava EE実行環境について、以下の情報が必要です。
管理用ポート番号
コマンドオプションとして指定します。
管理者のユーザー名
コマンドオプションとして指定します。
管理者のパスワード
コマンドプロンプト上に表示される指示に従い、パスワードを入力します。
"2.2 管理サーバと連携アダプター基盤(APP)のセットアップ"で指定した値を使用してください。
応答待ち時間の設定コマンド
応答待ち時間を設定するためには、<応答待ち時間>に値を設定し、以下のコマンドを実行してください。
"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p <管理用ポート番号> -u <管理者のユーザー名> create-jvm-options -Diaas.timeOut=<応答待ち時間>
コマンド実行例:
C:\Fujitsu\FSCSM>"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p 3948 -u Administrator create-jvm-options -Diaas.timeOut=18000 ユーザー"Administrator"の管理パスワードを入力してください> 1オプションを作成しました コマンドcreate-jvm-optionsは正常に実行されました。
応答待ち時間の変更コマンド
応答待ち時間を変更するためには、以下の手順を実施してください。
設定済の応答待ち時間を削除
設定済の-Diaas.timeOut値を「-Diaas.timeOut=値」の形式で、<削除するjvm-optionsオペランド>に設定し、以下のコマンドを実行します。
"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p <管理用ポート番号> -u <管理者のユーザー名> delete-jvm-options <削除するjvm-optionsオペランド>
応答待ち時間の設定
<応答待ち時間>に値を設定し、以下のコマンドを実行します。
"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p <管理用ポート番号> -u <管理者のユーザー名> create-jvm-options -Diaas.timeOut=<応答待ち時間>
コマンド実行例:
C:\Fujitsu\FSCSM>"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p 3948 -u Administrator delete-jvm-options -Diaas.timeOut=10800 ユーザー"Administrator"の管理パスワードを入力してください> 1オプションを削除しました コマンドdelete-jvm-optionsは正常に実行されました。 C:\Fujitsu\FSCSM>"%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\bin\asadmin" -p 3948 -u Administrator create-jvm-options -Diaas.timeOut=18000 ユーザー"Administrator"の管理パスワードを入力してください> 1オプションを作成しました コマンドcreate-jvm-optionsは正常に実行されました。
注意
応答待ち時間のデフォルト値は、10800です。
応答待ち時間は、300から86400までの半角数字を入力してください。
単位は秒です。