翻訳前ソース変換機能において、予約語をカスタマイズする方法について説明します。
予約語ファイル
製品のインストールフォルダに、以下のファイルがあります。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
F4AFCVM.TXT | 他社COBOL予約語ファイル |
ファイルはテキストファイルです。
カスタマイズ方法
製品のインストールフォルダから、“2.1.3.5 他社COBOL予約語ファイル”を任意のフォルダにコピーします。ファイル名は任意の名前に変名してもかまいません。
“ファイルの編集方法”に従い、任意のフォルダにコピーした予約語ファイルを編集します。
編集したファイルのパス名を変換情報ファイルの“REMOVE-RSW”に指定します。
製品のインストールフォルダの予約語ファイルは、直接編集しないでください。
ファイルの編集方法
予約語ファイルの編集方法を以下に示します。
最初に、予約語から外す語を特定しておきます。
予約語ファイルはエディタ等を使用して編集します。
ファイルは以下のような形式をしています。
レコードは54バイト固定
注意
予約語ファイルへの追加はできません。
予約語ファイルの内容【初期状態】
# # # ※説明のためのコメント行が存在します # # # カラム位置 ↓ 1----+----10---+----20---+----30---+----40---+----50-- 001 ABSENT : X 00 002 ABSTRACT : 11 003 ACCEPT :V XXXXXX X01 XXXX 004 ACCESS : XXXXXX X01 XXXX 005 ACQUIRE : 07 006 ACTIVE-CLASS : X 12 X 【中略】 686 ZEROES :F XXXXXX X01 XXXX 687 ZEROS ←最後の予約語 :F XXXXXX X01 XXXX # #
【カラムの説明】
カラム | 意味 | 説明 |
---|---|---|
1 | 編集可能領域 | この位置に「*」を指定することにより、その語を予約語から外すことができます。 |
2~4 | 通番領域 | 予約語の通番を示します。 翻訳前ソース変換機能が予約語の順序等をチェックするための番号です。 |
6~35 | 予約語の名前 | ASCIIコードで昇順に並んでいます。 |
36 | 区切り記号 | 翻訳前ソース変換機能がカラム位置をチェックするための区切りです。 |
37~54 | 予約語種別 | 翻訳前ソース変換機能が内部的に参照するための予約語の種別を示します。 |
予約語を外すため、カラム1に「*」を指定します。このとき、カラムがずれないように注意してください。
なお、カラム2~54の内容は変更しないでください。
編集に失敗した場合は、必ずオリジナルファイルからコピーし、最初からやり直してください。
編集(カスタマイズ)後の予約語ファイルの例を以下に示します。
予約語ファイルの内容【編集後】
# # # ※説明のためのコメント行が存在します # # # カラム位置 ↓ 1----+----10---+----20---+----30---+----40---+----50-- 001 ABSENT : X 00 002 ABSTRACT : 11 003 ACCEPT :V XXXXXX X01 XXXX *004 ACCESS : XXXXXX X01 XXXX 005 ACQUIRE : 07 006 ACTIVE-CLASS : X 12 X *007 ACTUAL : XX 00 X 【中略】 686 ZEROES :F XXXXXX X01 XXXX 687 ZEROS ←最後の予約語 :F XXXXXX X01 XXXX # #
この例は、「ACCESS」と「ACTUAL」を予約語から外した場合を示しています。