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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL ユーザーズガイド(他社COBOL資産移行支援編)
FUJITSU Software

A.4 変換情報ファイルの指定情報

変換オプション

指定値

変換ID

説明

CONSTANT

定数名(数字)

または

定数名"文字列"

m0101

[形式1]または[形式2]の条件付き翻訳の定数を指定します。

値を数字として指定する場合は括弧、英数字として指定する場合は引用符で囲んでください。

複数指定する場合、カンマに続けて指定します。

例:CONSTANT=A(1),B"123"

【定数名の規則】

定数名は、NetCOBOLの利用者語として許可している文字列および文字数でなければなりません。ただし、日本語文字を含んではいけません。

【値の規則】

  • 数字は、1~31桁でなければなりません。また、全桁が数字でなければなりません。

  • 英数字は、NetCOBOLの文字定数として許可している文字列および文字数でなければなりません。

[注意]

  • 定数名は、英小文字と英大文字が等価に扱われます。

  • 本指定は、条件付き翻訳の判定条件にだけ有効です。ソース中で78定数として参照している場合、別途手修正が必要となります。

  • 括弧、引用符、およびカンマの前後に空白等は入れないでください。

DIRECTIVE

文字列

m0101

[形式3]の条件付き翻訳の文字列を指定します。

複数指定する場合、カンマに続けて指定します。

例:DIRECTIVE=P64,MF"10"

【規則】

  • 文字列は、1~30文字でなければなりません。

  • 文字列は、ASCII文字でなければなりません。

[注意]

  • 本指定は、条件付き翻訳の判定条件にだけ有効です。翻訳時の解釈には影響しません。コンパイラ指令の互換については、“A.3 他社COBOLのコンパイラ指令”を参照してください。

  • 文字列は、ソースプログラム中の記述と一致させてください。

  • 文字列は、英小文字と英大文字が等価に扱われます。

  • カンマの前後に空白等は入れないでください。

WORKDIR

フォルダ名

-

翻訳前ソース変換機能が使用する作業ファイルのフォルダ名を指定します。

[翻訳コマンド]中間ファイルとして作成する変換後ソースファイルも、同フォルダに出力します。

省略時の指定は以下のとおりです。

[翻訳コマンド]変換元ソースプログラムと同じフォルダに.preconvフォルダを自動作成し、出力します。

[変換コマンド]-oオプションで指定した出力フォルダに出力します。

GENERATE-DATA-NAME

文字列

m0509

m0510

指定した文字列の語尾に「nnnn(nnnn:0001~9999)」の通番を付加したデータ名を生成します。省略した場合のデータ名は
「GEN--DATA--nnnn」となります。

【規則】

  • 文字列は半角でなければなりません。

  • 文字列は1~26文字でなければなりません(通番4桁を付加するため)。

  • 文字列はNetCOBOLの利用者語として許可している文字列でなければなりません。ただし、日本語文字を含んではいけません。

EXPAND-COPY

[変換コマンド]

YES

または

NO

m0601

COPY文を記述している場合、取り込んだ登録集原文を変換後ソースプログラム中に展開する(YES)か、変換後登録集原文としてファイル作成する(NO)かを指定します。

省略値はNOです。

REMOVE-RSW

カスタマイズした予約語ファイルのファイル名

m0107

他社COBOLで特定の語を予約語から削除していた場合、カスタマイズした予約語ファイルのファイル名を指定します。

カスタマイズ方法は、“付録C 予約語のカスタマイズ方法”を参照してください。

変換情報ファイルの定量制限

変換情報ファイルの定量制限を超えた場合、これに収まる範囲を有効とし、変換処理を続行します。

  1. 変換情報ファイルの指定値

    1つの変換オプションに対する指定値の最大バイト数は、UTF-8表現で1,024バイトです。

  2. CONSTANT指定の定数名の個数およびDIRECTIVE指定の文字列の個数

    CONSTANT指定の定数名の個数と、DIRECTIVE指定の文字列の個数の総和は、最大100個です。

    この値は、変換元ソースプログラム単位で有効となる値です。

注意

指定値ごとの規則に従わない値を指定した場合、オプション指定は無効となります。