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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.6 運用ガイド Copy Control Module編
FUJITSU Storage

3.4.3 Partition to LU

AdvancedCopy Manager CCMにおいて、LU to Partitionでバックアップしたデータをリストアするときに、コピー元ボリュームのエクステント開始位置・エクステントサイズ、およびコピー先ボリュームのエクステント開始位置を指定することで、パーティションの内容をボリュームにリストアできます。本マニュアルでは、この機能を“Partition to LU”と呼びます。

Partition to LUは、「3.4.2 テープへのバックアップ」でテープに保存したバックアップデータを、テープのバックアップソフトウェアでバックアップボリュームと異なる一時ボリューム(ここでは、“新規ボリューム”と呼びます)のパーティションにリストアしたあと、そのパーティションから業務ボリュームにリストアする場合に利用します。
新規ボリュームは、テープのバックアップソフトウェアが参照できる必要があります。

図3.14 パーティションをボリュームにコピー

コピーペアの形式

注: "0x"で始まる16進数を指定してください。(例: 0x1、0x0001)

ポイント

Partition to LUのコピーペアの形式は、LU to Partitionのコピーペアと同じ形式です。しかし、指定する内容が以下のように異なります。

指定項目

LU to Partitionで指定する内容

Partition to LUで指定する内容

コピー元ボリュームのエクステント開始位置

ボリュームの開始位置(0x0)

パーティションの開始位置

コピー元ボリュームのエクステントサイズ

ボリュームのサイズ

パーティションのサイズ

コピー先ボリュームのエクステント開始位置

パーティションの開始位置

ボリュームの開始位置(0x0)

コピーペアの追加

コピーペアの追加方法は「3.4.1 LU to Partition」の「コピーペアの追加」を参照してください。ただし、LU to Partitionでのコピー元およびコピー先を、Partition to LUではコピー先およびコピー元と読み替えて、サイズの確認、パーティションの作成を実施してください。