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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.5 導入運用手引書
FUJITSU Software

E.2 Oracle ASMを使用する場合

  1. PRIMECLUSTERのインストール・設定
    PRIMECLUSTERのソフトウェア説明書およびPRIMECLUSTERのマニュアルに従って、PRIMECLUSTERのインストール、クラスタの設定をしてください。

  2. PRIMECLUSTER Wizard for Oracleのインストール
    PRIMECLUSTER Wizard for Oracleをインストールします。PRIMECLUSTER Wizard for Oracleのソフトウェア説明書に従って、インストールをしてください。

  3. カーネルパラメータの設定
    付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMインスタンス、データベースの作成」の手順 1 を参照して、カーネルパラメータの設定をしてください。

  4. Gridユーザー、Oracleユーザーの作成・設定
    付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMインスタンス、データベースの作成」の手順 2 を参照して、Gridユーザー、Oracleユーザーの作成・設定をしてください。

  5. ディスク装置の設定
    Oracle ASMで管理するディスク装置の設定をしてください。作成したディスクのデバイスファイルの所有者には Gridユーザーを設定してください。

  6. Oracleリソースを含まないuserApplicationの作成
    以下の章を参照して、Oracleリソースを含まないuserApplicationの作成、動作確認をしてください。

    シングルノードクラスタ運用におけるuserApplicationの属性は以下の設定をしてください。下記以外の属性については、PRIMECLUSTERのマニュアルを確認してください。

    属性

    説明

    AutoSwitchOver

    値を設定しないでください。

    PersistentFault

    1

    HaltFlag

    no

    ShutdownPriority

    値を設定しないでください。

    OnlinePriority

    値を設定しないでください。

  7. userApplicationの起動
    userApplicationを起動し、ディスク装置および引継ぎIPアドレスが活性化されたことを確認してください。

  8. Oracle Grid Infrastructureのインストール
    Oracle Grid InfrastructureとOracle Databaseソフトウェアをインストールする必要があります。「付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMインスタンス、データベースの作成」の手順 6 を参照してOracle Grid Infrastructureのインストールをしてください。

  9. Oracle Databaseソフトウェアのインストール
    付録C Oracle Grid InfrastructureのインストールとOracle ASMインスタンス、データベースの作成」の手順 7 を参照してOracle Databaseソフトウェアのインストールをしてください。

  10. データベースの作成・設定

    • シングルノードクラスタ運用におけるデータベースの作成と設定
      Oracle Databaseのマニュアルに従って、データベースとリスナーの作成をしてください。

    • SYSTEMユーザーのパスワード
      4.3 clorapass - 監視用パスワードの登録」を参照して、SYSTEMユーザーのパスワードを登録してください。

    • ログファイルのフルパス定義
      4.5 clgetoralog - Oracleデータベース調査資料採取」を参照して、PRIMECLUSTER Wizard for Oracleの調査資料採取コマンドで採取するログファイルのフルパスを定義してください。

    • Oracleデータベースの動作確認
      Oracleインスタンス、Oracleリスナーを手動で起動・停止し、正しく動作することを確認してください。

  11. userApplicationの編集
    手順 3 で作成したuserApplicationにOracleデータベース関連のリソースを登録します。
    2.3.2.1 環境構築時の注意」を参照して、Oracle Restartの設定を変更し、userApplicationにOracleインスタンスリソース、Oracle ASMインスタンスリソース、Oracleリスナーリソースを登録してください。
    Oracleインスタンスリソース、Oracleリスナーリソースのフラグ設定値ではAutoRecover属性を有効にすることを推奨します。AutoRecover属性を有効にしたリソースで故障が発生した場合、自動的に再起動して復旧を試みることで、可用性を向上させることができます。

    設定項目

    説明

    フラグ設定値
    (Flags)

    AutoRecover(A)

  12. userApplicationの動作確認
    2.2.8 userApplication の動作確認」を参照して、Oracleリソースを含むuserApplicationの動作確認をしてください。