スーパーユーザー
/opt/FJSVclora/sbin/clorapass
本コマンドは PRIMECLUSTER Wizard for Oracle が使用する Oracleデータベースの SYSTEM ユーザーのパスワードを登録します。ディテクタは Oracle インスタンスの監視のために SYSTEM ユーザーを使って接続をします。このためディテクタは SYSTEM ユーザーのパスワードを必要とします。
パスワードが設定されていなければ、ディテクタは SYSTEM ユーザーのパスワードとして“manager” を使用します。
本コマンドは、任意の1ノードで実行してください。
なし
0 : 正常終了
0 以外 : 異常終了
# /opt/FJSVclora/sbin/clorapass Enter OracleSID > ora (ORACLE_SID を入力 例:“ora”) Enter Password > ****** (SYSTEMユーザーのパスワードを入力 例:“oracle”) Re-enter Password > ****** (SYSTEMユーザーのパスワードを再入力 例:“oracle”) finished
参考
クラスタ運用中に Oracle SYSTEM ユーザーパスワードを変更する場合は、「3.3 クラスタ運用中の Oracle SYSTEM ユーザーパスワード変更手順」を参照してください。
clorapass コマンドが取り扱うパスワード文字列については、以下を参考にしてください。
使用できる文字は、ASCII文字コードの16進値21, 23-3f, 41-7e(10進値の33, 35-63, 65-126)です。
すべての非引用識別子:英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)、シャープ記号(#)
abcdefghijklmnopqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789_$#
引用識別子のうち、以下のもの
!%&'()*+,-./:;<=>?[\]^`{|}~
空白、タブ、アットマーク(@)、マルチバイト文字は使用できません。
引用識別子を含む場合、および英字以外で開始する場合、全体を二重引用符(")で括る必要はありません。
最大63文字まで指定可能です。(Oracleデータベースの仕様は最大30文字です)
マルチテナント機能を使用したデータベースを作成した場合は、CDBのSYSTEM ユーザーのパスワードを登録してください。PDBのローカルユーザーのパスワードを登録する必要はありません。