ISIサーバを利用するために、運用に応じて以下の環境設定ファイルを編集します。
環境設定ファイルの文字コードはBOM無しのUTF-8としてください。
<INSDIR>\etc\def\properties\ESISystemConfig.properties
環境設定ファイルの項目と設定値
ISIシステムのホスト名を指定します。設定されている内容は変更しないでください。
ISIのシステムの名前を半角英数字で指定します。
このシステム名は、Interstage BPM Analytics連携で使用されます。
初期設定値は、ISIをインストールしたマシン名です。
この項目は省略できません。
トレースログの出力レベルを指定します。
ERROR
エラー情報を出力します。
WARN
エラー情報、ワーニング情報を出力します。
INFO
エラー情報、ワーニング情報、インフォメーション情報を出力します。
DEBUG
すべての情報を出力します。
省略時は、「ERROR」です。
トレースログの切り替えサイズ(MB)を指定します。
1~1000の範囲の整数を指定してください。
省略時は、「10」です。
注意
ISI運用管理コンソールの[エラー詳細]画面で、エラー詳細を表示できるのは、バックアップを含めたトレースログファイルの総量とトランスレーションログの総量をあわせた合計が500MBまでです。
トレースログをバックアップするファイル数を指定します。
0~10の範囲の整数を指定してください。「0」を指定した場合は、バックアップされません。
省略時は、「3」です。
注意
ISI運用管理コンソールの[エラー詳細]画面で、エラー詳細を表示できるのは、バックアップを含めたトレースログファイルの総量とトランスレーションログの総量をあわせた合計が500MBまでです。
システムログの出力レベルを指定します。
ERROR
エラー情報を出力します。
WARN
エラー情報、ワーニング情報を出力します。
INFO
エラー情報、ワーニング情報、インフォメーション情報を出力します。
省略時は、「ERROR」です。
同梱しているInterstage Application Serverのバージョン・レベルを指定します。以下の形式で設定されています。設定されている内容は変更しないでください。
V<数字>.<数字>.<数字>
<数字>には1けた以上の数字が設定されます。
Interstage BPM Analytics連携を行うかどうかを指定します。
true
Interstage BPM Analytics連携を行います。
false
Interstage BPM Analytics連携を行いません。
省略時は、「false」です。
Interstage BPM Analytics連携で使用するJMSキューの名前を指定します。
システム内で一意な名前を指定してください。
以下の半角文字列を指定できます。
英小文字
数字
省略時は、「ESIMonitoringQueue」です。
Systemwalker SQC連携を行うかどうかを指定します。
true
Systemwalker SQC連携を行います。
false
Systemwalker SQC連携を行いません。
省略時は、「false」です。
メッセージ蓄積機能を利用する場合、メッセージ蓄積データベースのJDBCデータソース名を指定します。
ISI導入時に自動作成されたデータソース名(esimsgdb)が設定されています。通常は設定された内容を変更する必要はありません。
メッセージ蓄積機能を利用する場合、ネーミングサービスが存在するホスト名を指定します。
ISI導入時に指定したホスト名が設定されています。通常は設定された内容を変更する必要はありません。
メッセージ蓄積機能を利用する場合、ネーミングサービスのポート番号を指定します。
ISI導入時に指定したポート番号が設定されています。通常は設定された内容を変更する必要はありません。
メッセージ蓄積機能を利用する場合、ISI運用管理コンソールのメッセージ詳細画面などで、画面上に表示するメッセージのバイト数を指定します。
表示するバイト数を指定する場合は、0以上の整数を指定してください。メッセージ全体を表示する場合は、「-1」を指定してください。
省略時は、「-1」(メッセージ全体を表示)です。
メッセージ蓄積機能を利用する場合、ISI運用管理コンソールの再送実行確認画面で、再送対象メッセージ一覧を表示するかどうかを指定します。
true
再送対象メッセージ一覧を表示します。
false
再送対象メッセージ一覧を表示しません。
省略時は、「false」です。
JMS-Rのメッセージキューのデータソース名を指定します。
ISI導入時に自動作成されたデータソース名(esimsgdb)が設定されています。通常は設定された内容を変更する必要はありません。
CORBAアダプタを利用する場合、メッセージのルーティングに使用するルーティング定義名を指定します。
ISI Studioで作成したルーティング定義名を指定してください。
追加したCORBAアダプタを利用する場合、メッセージのルーティングに使用するルーティング定義名を指定します。
ISI Studioで作成したルーティング定義名を指定してください。
CORBAアダプタを使用してシーケンスを実行し、シーケンスエラーが発生した場合のCORBAアダプタからCORBAクライアントアプリケーションへの復帰方法を指定します。
true
正常復帰します。
false
ユーザ例外をスローします。
省略時は、「true」です。
SOAPのメッセージング機能を利用する場合、メッセージのルーティングに使用するルーティング定義名を指定します。
ISI Studioで作成したルーティング定義名を指定してください。
追加したSOAPアダプタでSOAPのメッセージング機能を利用する場合、メッセージのルーティングに使用するルーティング定義名を指定します。
ISI Studioで作成したルーティング定義名を指定してください。
順番保証機能を利用する場合、エラーが発生した状態で、エラーメッセージの対処(再送など)をしなくても、次のメッセージを受信するかどうかを指定します。
true
次のメッセージを受信し、先に処理することを許します。
ISI運用管理コンソールの[順番保証状態表示]画面に表示される[受信再開]の[実行]ボタンをクリックしてください。
false
エラーを対処しない限り、次のメッセージを受信しません。(エラーメッセージも含めて順番を保証します。)
エラーの対処後に、ISI運用管理コンソールの[順番保証状態表示]画面に表示される[受信再開]の[実行]ボタンをクリックしてください。エラー対処前に[実行]ボタンをクリックした場合は、エラーになります。
省略時は、「true」です。
順番保証機能を利用する場合、ISIが停止時に、受信したが未送信(アウトバウンドのキューに入る前まで)のメッセージが存在する場合でも、ISIの再起動時に次のメッセージを受信するかどうかを指定します。
true
受信します。
false
受信しません。(未送信のメッセージを処理したあとに、受信できるようになります。)
未送信のメッセージを処理したあとに、ISI運用管理コンソールの[順番保証状態表示]画面に表示される[受信再開]の[実行]ボタンをクリックしてください。
また、インバウンド側だけメッセージ蓄積を行うと、未送信の蓄積メッセージが存在するとみなされ、メッセージを受信できません。
省略時は、「true」です。
ISIのエディションを指定します。以下のどちらかの値が設定されています。設定されている内容は変更しないでください。
standard
ISI Standard Editionの場合に設定されます。
enterprise
ISI Enterprise Editionの場合に設定されます。
OSを指定します。「windows」が設定されています。設定されている内容は変更しないでください。
ISIのバージョン・レベルを指定します。以下の形式で設定されています。設定されている内容は変更しないでください。
V<数字>.<数字>.<数字>
<数字>には1けた以上の数字が設定されます。
メッセージング機能(SOAP)で添付ファイルの送受信を行う場合、またはファイルベースでシーケンス処理を行う場合の作業ディレクトリです。
この作業ディレクトリ配下に、シーケンス処理実行時にファイルが生成されます。
初期値は、以下のとおりです。
<INSDIR>\var\filebase
パスの長さは、92バイト以内で指定してください。
クラスタ環境においてメッセージング機能(SOAP)で添付ファイルの送受信を行う場合、またはファイルベースでシーケンス処理を行う場合は共用ディスク上のディレクトリを指定してください。
ファイルベースでシーケンス処理を行う場合の作業ディレクトリです。
この作業ディレクトリ配下に、シーケンス処理実行時にファイルが生成されます。
初期値は、以下のとおりです。
<INSDIR>\var\work\payload
パスの長さは、92バイト以内で指定してください。
クラスタ環境においてファイルベースでシーケンス処理を行う場合、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。
ファイルベースでFTP処理を行う場合の作業ディレクトリです。
この作業ディレクトリ配下に、FTP送信時にファイルが生成されます。
初期値は、以下のとおりです。
<INSDIR>\var\work\ftp
パスの長さは、92バイト以内で指定してください。
クラスタ環境においてファイルベースでFTP処理を行う場合、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。
ISI 9.0以前のXPath指定を行うかどうかを指定します。
true
ISI 9.0以前のXPath指定を行う
false
ISI 9.0以前のXPath指定を行わない
省略時は、「false」です。
ISIの各サーバ起動時にISIの初期化を行わない場合に指定します。
true
ISIの各サーバ起動時にISIの初期化を行わない。
クラスタ構成の場合にはtrueに設定する必要があります。
false
各ISIのサーバ起動時にISIの初期化を行う。
省略時は、「false」です。
データベースアダプタの入出力に使用するCSV形式データの区切り文字を変更する場合に指定します。1バイトの文字を指定してください。省略時は“,”(カンマ)です。
データベースアダプタの入出力に使用するCSV形式データの括り文字を変更する場合に指定します。1バイトの文字を指定してください。省略時は“"”(ダブルクォーテーション)です。
データベースアダプタでパラメタ復帰のストアドプロシージャを実行する時に、復帰するパラメタの型がNUMERIC型またはDECIMAL型の場合に取得する小数点桁数を指定します。省略時は0です。
デフォルトのCORBAアダプタ(ESICORBARcv)のログの出力先を変更します。
true
以下のディレクトリにESICORBARcvのログを出力します。ISI運用管理コンソールを使って、トレースログをダウンロードするには、[ログダウンロード・削除]画面の[対象]で、「ESICORBARcv」を選択してください。また、ログ出力内容には、ISIのコマンドのログも含まれています。
<INSDIR>\var\log\trace\trace.log
false
以下のディレクトリにESICORBARcvのログを出力します。
<INSDIR>\var\log\trace\ESICORBARcv\trace.log
省略時は、「false」です。
wu
ISI構成ごとにISI定義を分けます。省略時は、システムでISI定義を共有します。
トランスレーションログファイルの最大サイズ(MB)を指定します。
MQMDの値を持ちまわるかどうかを指定します。
全てのMQアダプタで指定値が有効になります。MQアダプタ毎に個別に設定したい場合は、MQアダプタ設定ファイルに設定してください。
設定の詳細については、“9.3.7 MQアダプタ利用時の設定 ”を参照してください。
true
MQMD値は持ちまわりません。
false
MQMD値を持ちまわります。
省略時は、「false」です。
MQMDのバイナリ型(byte[])データをString型に相互変換する際の動作を指定します。
HEX
16進表記の文字列で相互に変換します。
文字コード
指定された文字コードの文字列として相互に変換します。
詳細については、“ISI アプリケーション開発ガイド”の“MQ連携時のメッセージマッピング”を参照してください。
省略時は、「HEX」です。
シーケンスログのインバウンドサービスエンドポイント名が設定されていない場合に、インバウンドサービスエンドポイント名の出力文字列を変更します。
true
“null”を出力します。
false
“###”を出力します。
省略時は、「false」です。また、上記以外の値を設定した場合も、省略時と同じ値となります。
省略する場合は、指定行を削除するか、行の先頭に“#”を挿入してコメントとしてください。
注意
環境設定ファイル「ESISystemConfig.properties」に記述されている上記以外のプロパティ名および値は変更しないでください。
環境設定ファイル「ESISystemConfig.properties」を編集した場合、編集内容を反映するには以下の作業が必要です。
コマンドは、次回コマンド実行時から有効になります。
ワークユニット(ESIServer)の再起動
ワークユニット(ESIAdminServer)の再起動
ワークユニット(ESISOAPServer)の再起動
ファイル監視の再起動
ホスト名にはIPアドレスを設定しないでください。IPアドレスが変更になった場合は、再セットアップが必要です。
com.fujitsu.esi.systemName
com.fujitsu.esi.msgdb.hostname