必ず行う設定
Interstage Information Integrator(以降、IIIと略します)と連携する場合、III連携定義ファイルの配置や、III連携用のリソースアダプタの配備などが必要になります。また、IIIのサーバ環境と運用管理環境(サーブレットを利用した接続形態)がセットアップされている必要があります。IIIのセットアップ方法については、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”を参照してください。
注意
IIIの運用管理環境のWebアプリケーションは、必ずESIAdminServerのワークユニットに対して配備してください。その際、IIIの運用管理環境の動作に必要な環境設定をESIAdminServerのワークユニットに実施してください。
ISIのセットアップの手順は以下のとおりです。
III連携定義ファイルの配置
IIIに同梱されているIII連携定義ファイルを、ISIのインストール先にコピーします。
<IIIサーバのインストールディレクトリ>\sample\iii-cooperations.xml
<INSDIR>\etc\def\gui
リソースアダプタの配備
Interstage管理コンソールを使用して、[Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [Connector]にIII連携用のリソースアダプタを配備します。
esiiiiadapter
<IIIサーバのインストールディレクトリ>\adpt\isi\esiiiiadapter.rar
ISIサーバ、SOAPアダプタのワークユニットに対するパスの追加
ISIサーバ、SOAPアダプタのワークユニットに対して、III連携に必要なパスを追加します。
Interstage管理コンソールを使用して[Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIServer(※)] の[環境設定] > [ワークユニット設定]で以下のパスをそれぞれ追加してください。
(※)ISIサーバ名、およびSOAPアダプタ名
<IIIサーバのインストールディレクトリ>\lib\f3jniapisires.jar
<IIIサーバのインストールディレクトリ>\bin <IIIサーバのインストールディレクトリ>\lib
注意
作成されているISIサーバ、SOAPアダプタのすべてのワークユニットに対してパスの追加を行ってください。
コンテキスト共有の設定
ISI運用管理コンソール、およびIIIの運用管理環境のWebアプリケーションに対して、コンテキスト共有の設定を行います。
Interstage管理コンソールを使用して[Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIAdminServer] > [esiadmin.war] の [環境設定] > [コンテキスト設定]で、[コンテキストの共有]を“する”に設定してください。
[Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIAdminServer] > [IIIWEB.war]についても同様の設定を行ってください。
ORB環境設定ファイルの作成
使用するORB(Object Request Broker)を記述した環境設定ファイルを作成し、以下の場所に格納します。
<Interstageインストールディレクトリ>\JDK6\jre\lib\orb.properties
環境設定ファイルには以下の内容を記述してください。
org.omg.CORBA.ORBClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.SingletonORB javax.rmi.CORBA.StubClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.StubDelegateImpl javax.rmi.CORBA.UtilClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.UtilDelegateImpl javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectDelegateImpl
Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合の設定
Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合、IIIのセットアップ後に、環境設定ファイルの編集などが必要となります。
設定の手順は以下のとおりです。
環境設定ファイルの編集
環境設定ファイルを以下に示します。
<INSDIR>\etc\def\properties\ESISystemConfig.properties
環境設定ファイルには、以下の内容を定義します。
定義名 | 意味 |
---|---|
com.fujitsu.esi.formatmanager.compatibility | ISI運用管理コンソールにFormatmanagerサーバの起動・停止メニューを表示するかどうかを設定します。
|
環境設定ファイルの編集後、ISI運用管理コンソールを再起動してください。ISI運用管理コンソールの起動・停止方法は、“ISI 運用ガイド”を参照してください。
ファイルの削除
以下のファイルを削除します。
<INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\etc\.useformatmanagerserver