ページの先頭行へ戻る
Interstage Service Integrator V9.6.1 導入ガイド
FUJITSU Software

9.3.8 III連携利用時の設定

必ず行う設定

Interstage Information Integrator(以降、IIIと略します)と連携する場合、III連携定義ファイルの配置や、III連携用のリソースアダプタの配備などが必要になります。また、IIIのサーバ環境と運用管理環境(サーブレットを利用した接続形態)がセットアップされている必要があります。IIIのセットアップ方法については、“Interstage Information Integrator セットアップガイド”を参照してください。

注意

IIIの運用管理環境のWebアプリケーションは、必ずESIAdminServerのワークユニットに対して配備してください。その際、IIIの運用管理環境の動作に必要な環境設定をESIAdminServerのワークユニットに実施してください。

ISIのセットアップの手順は以下のとおりです。

  1. III連携定義ファイルの配置

    IIIに同梱されているIII連携定義ファイルを、ISIのインストール先にコピーします。

    コピー元ファイルパス
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\sample\iii-cooperations.xml
    コピー先ディレクトリ
    <INSDIR>\etc\def\gui
  2. リソースアダプタの配備

    Interstage管理コンソールを使用して、[Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [Connector]にIII連携用のリソースアダプタを配備します。

    リソースアダプタの定義名
    esiiiiadapter
    リソースアダプタのファイルパス
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\adpt\isi\esiiiiadapter.rar
  3. ISIサーバ、SOAPアダプタのワークユニットに対するパスの追加

    ISIサーバ、SOAPアダプタのワークユニットに対して、III連携に必要なパスを追加します。

    Interstage管理コンソールを使用して[Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIServer(※)] の[環境設定] > [ワークユニット設定]で以下のパスをそれぞれ追加してください。

    (※)ISIサーバ名、およびSOAPアダプタ名

    [クラスパス]に追加するパス
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\lib\f3jniapisires.jar
    [パス]に追加するパス
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\bin
    <IIIサーバのインストールディレクトリ>\lib

    注意

    作成されているISIサーバ、SOAPアダプタのすべてのワークユニットに対してパスの追加を行ってください。

  4. コンテキスト共有の設定

    ISI運用管理コンソール、およびIIIの運用管理環境のWebアプリケーションに対して、コンテキスト共有の設定を行います。

    Interstage管理コンソールを使用して[Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIAdminServer] > [esiadmin.war] の [環境設定] > [コンテキスト設定]で、[コンテキストの共有]を“する”に設定してください。

    [Interstage Application Server] > [ワークユニット] > [ESIAdminServer] > [IIIWEB.war]についても同様の設定を行ってください。

  5. ORB環境設定ファイルの作成

    使用するORB(Object Request Broker)を記述した環境設定ファイルを作成し、以下の場所に格納します。

    <Interstageインストールディレクトリ>\JDK6\jre\lib\orb.properties

    環境設定ファイルには以下の内容を記述してください。

    org.omg.CORBA.ORBClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.ORB
    org.omg.CORBA.ORBSingletonClass=com.fujitsu.ObjectDirector.CORBA.SingletonORB
    javax.rmi.CORBA.StubClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.StubDelegateImpl
    javax.rmi.CORBA.UtilClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.UtilDelegateImpl
    javax.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectClass=com.fujitsu.ObjectDirector.rmi.CORBA.PortableRemoteObjectDelegateImpl

Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合設定

Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用しない場合、IIIのセットアップ後に、環境設定ファイルの編集などが必要となります。

設定の手順は以下のとおりです。

  1. 環境設定ファイルの編集

    環境設定ファイル

    環境設定ファイルを以下に示します。

    <INSDIR>\etc\def\properties\ESISystemConfig.properties

    環境設定ファイルには、以下の内容を定義します。

    表9.21 環境設定ファイルの内容

    定義名

    意味

    com.fujitsu.esi.formatmanager.compatibility

    ISI運用管理コンソールにFormatmanagerサーバの起動・停止メニューを表示するかどうかを設定します。

    • false:Formatmanagerサーバの起動・停止メニューを表示しません。

    環境設定ファイルの編集後、ISI運用管理コンソールを再起動してください。ISI運用管理コンソールの起動・停止方法は、“ISI 運用ガイド”を参照してください。

  2. ファイルの削除

    以下のファイルを削除します。

    <INSDIR>\FM\F3JJSfmsv\etc\.useformatmanagerserver