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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

14.3.3 保守系コマンド

レプリケーション管理の保守系コマンドについて説明します。

14.3.3.1 swsrprecoverres(資源整合コマンド)

名前

swsrprecoverres - 管理情報の復旧

形式

管理対象サーバで実行するとき
プログラムディレクトリ\bin\swsrprecoverres [-r] [-p]
運用管理サーバで実行するとき
プログラムディレクトリ\bin\swsrprecoverres [-h serverName] [-r] [-p]

機能説明

システムダウンなどでレプリケーション管理情報の整合性が不完全となってしまった場合、整合性がとれるように復旧します。

WSFC運用の場合、本コマンドは、前後処理でボリュームが属する物理ディスクリソースのメンテナンスモードの自動設定を行います。詳細は「15.1.7.1 WSFCでクラスタ運用している場合」を参照してください。

オプション

-h serverName

運用管理サーバ(または運用管理サーバ兼管理対象サーバ)で実行する場合、処理対象となる管理対象サーバのサーバ名を指定します。
管理対象サーバで実行するときは、本オプションの指定は不要です。
運用管理サーバ兼管理対象サーバで自サーバに対して実行するときは、自サーバのサーバ名を本オプションで指定するか、本オプションを省略します。
サーバ名は、stgxfwcmdispsrvコマンドで表示されるサーバ名と同じ文字を、大文字・小文字まで正確に指定してください。

-r

レプリケーション管理簿を更新するswsrpsetvolコマンドswsrpdelvolコマンドが強制終了やシステムダウンなどで不意に終了した場合や、レプリケーション管理簿が誤って削除された場合のように、レプリケーション管理簿の不正状態が発生した場合に指定します。
本オプションが指定された場合、以下のようなレプリケーション管理簿の再作成処理が実施されます。
運用管理サーバのリポジトリ内にあるレプリケーション管理情報が管理対象サーバにダウンロードされ、複製ボリューム情報が復元されます。ETERNUS ディスクアレイに問い合わせることで、同期処理の実行情報が復元されます。

-p

未実施の後処理を実行しないことを指定します。swsrpmakeコマンドのプロセスが強制終了、システムダウンなどにより不意に終了した場合に使用できます。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項