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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.5 運用ガイド
FUJITSU Storage

14.4.3 swsrpvssbackup_exchange(Exchange VSSバックアップ実行コマンド)

名前

swsrpvssbackup_exchange - ストレージグループまたはデータベースのバックアップ

形式

Exchange Server 2007の場合
プログラムディレクトリ\bin\swsrpvssbackup_exchange [-evs virtualServerName] [-skipchk] -sgname storageGroupName
Exchange Server 2010以降の場合
プログラムディレクトリ¥bin¥swsrpvssbackup_exchange [-skipchk] -dbname databaseName

機能説明

VSSと連携してストレージグループまたはデータベースのオンラインバックアップを行います。
本コマンドでは、以下の処理を行っています。

  1. VSSと連携してアドバンスト・コピーを使用することで、ストレージグループまたはデータベースのバックアップデータをバックアップサーバ上に作成します。

    • OPC/QuickOPCを起動してシャドウコピーを作成します。

  2. ドライブ文字マップファイルに従ってドライブ文字をバックアップボリュームに割り当てます。バックアップボリュームは、読取り専用ボリュームとしてアクセスできます。

  3. バックアップデータに対してESEUTILを実行し、データ整合性を検証します。データ整合性に問題がない場合は、Exchangeにより不要ログが削除されます。

  4. リストア時に必要となるメタデータドキュメントをバックアップサーバの以下の場所に保存します。

ファイル

出力先

ライタメタデータ
ドキュメント

<環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\exchange\<業務サーバのストレージサーバ名>\metadoc\<コピーグループ名またはデータベース名>.wmd.xml

バックアップ
コンポーネント
ドキュメント

<環境設定ディレクトリ>\etc\repl\data\exchange\<業務サーバのストレージサーバ名>\metadoc\<コピーグループ名またはデータベース名>.bcd.xml

オプション

-sgname storageGroupName

ストレージグループ名を指定します。
スペースを含むストレージグループ名は、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

-dbname databaseName

データベース名を指定します。
スペースを含むデータベース名は、ダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。

-evs virtualServerName

クラスタ運用を行っている場合、クラスタ化メールボックスサーバの名前を指定します。
クラスタ運用を行っていない場合は、指定の必要はありません。

-skipchk

ESEUTILによるデータ整合性検証を行わない場合に指定します。

終了ステータス

=0 : 正常終了
>0 : 異常終了

使用例

注意事項

複数コピーセット構成のストレージグループまたはデータベースを処理している間にエラーが発生した場合は、本コマンドはその時点で処理を中断します。