ハードウェアライブラリでは、以下のクラスを提供します。
項番 クラス名称 |
クラス名
Swrba_Hardware
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
String server_start(String ipmiipaddress, | IPMIを利用して、指定したサーバの起動依頼を行います。 起動に成功した場合、"Success"を返します。 起動に失敗した場合、例外を返します。 |
String server_shutdown(String ipmiipaddress, | IPMIを利用して、指定したサーバの停止依頼を行います。 停止に成功した場合、"Success"を返します。 停止に失敗した場合、例外を返します。 |
String server_check(String ipmiipaddress, | IPMIを利用して、指定したサーバの電源状態を確認します。 状態確認に成功した場合、サーバの状態を文字列で返します。 状態確認に失敗した場合、例外を返します。 |
入力情報
ipmiipaddress 起動・停止するサーバのIPMIに設定されているIPアドレスを指定します。
ipmiusername 起動・停止するサーバのIPMIに設定されているユーザー名を指定します。
ipmipassword 起動・停止するサーバのIPMIに設定されているユーザーパスワードを指定します。
注意事項
本ライブラリを利用してサーバに起動・停止操作を指示する場合には、業務サーバに以下のソフトウェアが必要です。
IPMI V2.0
IPMIが設定されていない環境では、IPMIの設定を行ってください。
本ライブラリの使用にあたり、業務サーバで通信の許可が必要になる通信ポートはUDPの623番です。
格納場所
Windows | <インストールパス>\SWRBAM\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_hardware.rb |
Linux | /opt/FJSVswrbam/rbaope/bin/parts/lib/standard/swrba_hardware.rb |
クラス名
Swrba_Hardware
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
String loadbalancer_remove(String lbhostname, Integer removetime, String hostname, String username, String password, String execpassword) | 指定したサーバを負荷分散対象から切り離します。 切り離しに成功した場合、"Success"を返します。 切り離しに失敗した場合、例外を返します。 |
String loadbalancer_embed(String lbhostname, String hostname, String username, String password, String execpassword) | 指定したサーバを負荷分散対象へ組み込みます。 組み込みに成功した場合、"Success"を返します。 組み込みに失敗した場合、例外を返します。 |
入力情報
lbhostname IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すサーバまたは負荷分散の対象へ組み込むサーバのホスト名 またはIPアドレスを指定します。
removetime IPCOMが管理する負荷分散の対象から切り離すまでの移行時間を指定します。
hostname IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
username IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザー名 を指定します。 接続ユーザー名は、ユーザーロールがAdministratorとなっている必要があります。
password IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレスへSSHを利用して接続するユーザーの パスワードを指定します。
execpassword 管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワードを指定します。
注意事項
本ライブラリは、SSHを利用して動作を実現しています。SSHの注意事項については、“3.17 各通信方法の注意事項”を参照してください。
本運用操作部品は、以下のIPCOMのバージョンを対象としています。
IPCOM EX1000LB :EX LBシリーズエントリーモデル
IPCOM EX1200LB :EX LBシリーズミッドレンジモデル
IPCOM EX2000LB :EX LBシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2200LB :EX LBシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2000IN :EX INシリーズハイエンドモデル
IPCOM EX2200IN :EX INシリーズハイエンドモデル
本運用操作部品では、username、password、execpasswordの入力を省略した場合、CMDBに格納された値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。そのため、CMDBに格納された値を利用する場合、必要となる情報を事前にCMDBへswrba_uaimportコマンドを利用して格納する必要があります。CMDBへ情報を格納する場合、パスワードは省略しないでください。swrba_uaimportコマンドの詳細については、“1.4.2 swrba_uaimport(ユーザー情報のインポートコマンド)”を参照してください。
swrba_uaimportコマンドで指定する入力ファイル(CSV形式)の例
"IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレス","OS","SSHを利用して接続するユーザー名(ユーザーロール:Administrator)","SSHを利用して接続するユーザーのパスワード","false","true",,"コメント"
"IPCOMに設定されている運用管理用ネットワーク接続用のIPアドレス","OS","上記の接続ユーザー名と異なるユーザー名","管理者EXECモードへの移行コマンド(adminコマンド)のパスワード","true","false",,"コメント"
本運用操作部品は、IPCOMを利用しています。IPCOMの設定については、対象となるIPCOMのマニュアルを参照してください。
各入力情報には、半角カナ文字および以下の記号は使用しないでください。半角カナ文字および以下の記号を使用すると、メソッドの実行に失敗する場合があります。
“~”、“£”、“―”、“∥”、“¢”、“¬”、“ ̄”、“¥”、“〃”
格納場所
Windows | <インストールパス>\SWRBAM\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_hardware.rb |
Linux | /opt/FJSVswrbam/rbaope//bin/parts/lib/standard/swrba_hardware.rb |